2010年12月7日火曜日

IMLCA: コーチによるカンファレンス

毎年12月の上旬に、全米の大学の男子ラクロスのコーチが集まっていろんな勉強会や情報交換、ネットワーキング(人脈作り)を行う、Intercollegiate Men’s Lacrosse Coaches Association Convention (IMLCA)なるコンベンション/カンファレンスが行われている。

有名どころのコーチが集まり、彼らの実体験を下に戦術やチーム作りについて議論したりプレゼンしたりしているらしい。

参加費用自体は$75とかなりリーズナブルなこともあり、例えばラクロス大好きな選手なりコーチなりを一人サクッと派遣してみるってのも一つのオプションかな?とも思った。Michigan以外の学校のコーチ達から広く情報を集められ、(参加する人の英語力次第では)人脈も多少広がると思われるし。

チーム作りをする側としての最新のラクロスの話題や知識や空気にどっぷり短期間で触れられることの価値は計り知れないと思うので。

直感的に、「形式上アメリカの大学のコーチに限る」などと規定がある気もしなくもないが、男子ラクロスコミュニティのflexibilityとopenさを考えると、ちょっと事情を話せば「いいよいいよ、おいでよ」となるような気もしなくもないので。

ILの記事

ウェブサイト

スケジュールとアジェンダ

前半は結構事務的な会議が多そうだけど、後半はそこそこtips寄りの話っぽいし。すいません。あくまでただの思いつきっす。

2010年12月4日土曜日

2011 Division I Preseason All-Americans

さて、前回に引き続き、Year Bookからの抜粋。Pre-Season All American。60チームあるDivision 1のチームから選抜される、Best Teamの1軍、2軍、3軍。

顔ぶれを見ると、やはり今年の本命チームであるVirginia、Syracuse、UNCの名前が多い。

そして、過去の記事でも再三述べてきた通り、タレント大豊作イヤーと言われるClass of 2011、4年生に如何に優秀な選手が多いかが分かる。ここに出ているメンバーの多くがMLLにドラフトされるだろうし、結構な割合の選手たちがそこで主力になり、更にそこから何人かが2014年、18年のWLCの主力になっていくと思われる。

1st teamはM、LSM、D、GがSyracuse、Notre Dameで占められてるのが印象的。

毎年強い強いと言われながらもなぜか優勝に絡めないMaryland。ATは華々しく、今回もCatallinoとYoungの二人が名を連ねるが、MとD/Gではほとんど名前が挙がらない。この辺のバランスの悪さが、爆発力の割に最後の最後で勝ち残れない原因でもあるんだろう。

Tewaaraton (MVP)は誰が取るんだろうか?Canada代表でWLCを経験し、IndoorからFieldへのアジャストを完了した大本命Kevin Crowley (Stony Brook)か、もしくはFinal 4には確実に絡んでくるであろうUVAのBratton兄、怪我が無ければ華のあるUNCのSweet and fantastic AT Billy Bitter?過去の例から見ても、まあ、DやGは残念ながらないだろな…(DやGの選手からするとなんともアンフェアだが…)

MVPというキャラでは無いが、去年の活躍を見て以来個人的にファンになって応援してるのが、Syracuseのいぶし銀MF、IroquoisのJeremy Thompson。三つ編みの後ろ髪をなびかせながら、全てを淡々と、しかしパワフルに正確にそして狡猾にこなすマルチプレーヤー。見てるだけで痺れさせる何かを持ってます。

ちなみに、「Best 10」という定義の仕方をしておらず、A, M, Dから4人ずつ+G、F/O、LSMの15人を「1st team」と定義しているところが面白い。確かに、これだけ専門化/分業化が進んでおり、試合中もアライブで選手が入れ替わる中、単純にフィールドに同時に立ってるのが10人だからという理由で10人にする方がむしろ気持ち悪い/アンフェアな気もするし。単純にそっちの方がより多くの選手たちに「All American」のチャンスを与えられることになってみんなハッピーだし。

リンク

First Team

A Rob Pannell Jr. Cornell
A Billy Bitter Sr. North Carolina
A Steele Stanwick Jr. Virginia
A Grant Catalino Sr. Maryland
M Kevin Crowley Sr. Stony Brook
M Shamel Bratton Sr. Virginia
M Jeremy Thompson Sr. Syracuse
M Zach Brenneman Sr. Notre Dame
F/O Adam Rand Sr. Stony Brook
LSM Joel White Sr. Syracuse
D Kevin Ridgway Sr. Notre Dame
D Chad Wiedmaier Jr. Princeton
D John Lade Sr. Syracuse
D Ryan Flanagan Sr. North Carolina
G John Galloway Sr. Syracuse

Second Team

A Stephen Keogh Sr. Syracuse
A Jack McBride Sr. Princeton
A Jay Card Sr. Hofstra
A Jamie Lincoln Sr. Hofstra
M Jimmy Dunster Jr. North Carolina
M Jovan Miller Sr. Syracuse
M Mike Chanenchuk* So. Princeton
M Justin Turri Jr. Duke
F/O Tim Fallon Sr. Hartford
LSM Brian Karalunas Sr. Villanova
D Sam Barnes Sr. Notre Dame
D Brett Schmidt Sr. Maryland
D Max Feely Sr. Cornell
D Bill Henderson Sr. Army
G Tyler Fiorito Jr. Princeton

Third Team

A Chris Bocklet Jr. Virginia
A Jeremy Boltus Sr. Army
A Ryan Young Sr. Maryland
A Tom Compitello Sr. Stony Brook
M Charlie Streep Jr. Bucknell
M Steve Serling Sr. Hofstra
M Rhamel Bratton Sr. Virginia
M David Earl Sr. Notre Dame
F/O Jake Clarke Sr. Bucknell
LSM John Cunningham Jr. Princeton
D Peter Fallon Sr. Brown
D Charlie McComas Jr. North Carolina
D Tucker Durkin So. Johns Hopkins
D Michael Hirsch Sr. Navy
G Mark Manos Jr. Drexel

2010年12月1日水曜日

NCAA 2011 Div 1 Pre-Season Ranking

ILのウェブサイトに、Year Bookに先攻する形で2011年のDiv 1のPre season rankingが出ていたので紹介。早速ファン達が「ざっけんな!なんで○○が入ってねえんだよ!」やら「Syracuseは大した事無いよ」などの熱い議論を交わしている。

Pre season rankingは、去年のチームの実績から、卒業した4年生の戦力を差し引き、残ったメンバーをベースに、新しく入った新入生の戦力を加味し、秋学期に行われた練習や試合、トーナメントでのパフォーマンスを視察した上で作られている予想ランキング。細かい順位の入り繰りはあるものの、大体例年これにかなり近い形でシーズンを終えるケースが多い。(実際に去年のプレシーズンの1位はDuke)

記事のリンク。

実際の予想順位は以下。
1. Syracuse
2. Virginia
3. North Carolina
4. Cornell
5. Duke
6. Maryland
7. Notre Dame
8. Stony Brook
9. Hofstra
10. Princeton
11. Johns Hopkins
12. Denver
13. Army
14. Loyola
15. UMass
16. Yale
17. Brown
18. Georgetown
19. Drexel
20. Bucknell

ぱっと見た感じ、極めて的を得た予測。僕個人としても大きな違和感は感じない。

あるとしたら、Dukeの5位?去年17人もの4-5年生が抜けており、抜本的な世代交代が行われている。何人か穴を生める有力な1年生が加入しているが、果たしてここまで高い結果を残せるだろうか?

主力選手たちが丸残りのSyracuse, Virginia, UNCは納得。Cornellは4位なんて高い順位に留まれるだろうか?コーチのTambroniが抜けた新コーチの下、エースATのPanell以外は結構メンバーが入れ替わるはず。あ、でもDとGは去年ほとんど1年生が出てたからそこの伸びしろが凄く大きいか。(そう考えるとそれでFinal 4まで残ったのはやっぱり凄い。)

Marylandは強い4年生の塊がいるが、コーチが変わってチーム作りをやり直さねばならず、若干苦しむと見るのが妥当か?一方で、もし新コーチのチーム作りと戦略がはまり、リーグ戦を通して完成されて行けば、プレーオフで本領発揮で上位進出というのは十分ありえるかも。

曲者なのがNotre DameとStony Brookという、去年のプレーオフを思いっきりかき回してくれた2校。

NDは主力の何人かが抜けるが、MFのBrennemanやDFのRidgeway(だっけ?調べる気力が...)ら、柱の何人かが残り、伝統的に層が厚く堅いDとGは引き続き健在のはず。

SBは、昨年裏MVP(優勝したNed Crottyのように目立った/チームを引っ張った/最終学年で有終の美を飾った、というスポットライト要素を抜きにした純粋な一選手としての実力/活躍見合いで)とも言われたCanadian、Grant Jr.以来の大型スター、Crowleyが4年生で帰ってくる。

昨年若手主体で歴史上まれに見るボロボロシーズンを送ったJHUも、若手の成長で徐々に復活か?と思いきや、それでも11位止まり。

カリスマHC Tierney率いるDenverが就任2年目で着実に名実共に強豪の仲間入り。Denver, Coloradoという街自体にラクロスを大きくバックアップするエネルギーがある。

(個人的に、全く当てにならない予測を掲げるなら、決勝は共に昨年のプレーオフで悔しい思いをしたUVAとSyracuseの頂上対決、そしてDとGに勝るSyracuseが善戦しながらも、最後はやっぱり総合力と選手層の厚さ/爆発力に勝るUVAの勝利じゃないかな?と。Syracuseはやっぱり凸凹がより強くてパフォーマンスがvolatileなのと、Big East Conferenceに入ってしまい、リーグ戦中に強い相手にあまり揉まれないままプレーオフに突入してしまうという環境要因的な弱みを抱えている。(一方のUVAは死のリーグACCでUNC, Duke, Marylandという失禁必至の恐ろしいメンツとプレーオフまで合わせると最悪3回ずつ戦わなくちゃいけない...))

年末から年明けに掛けて、NCAA開幕に向けて少しずつ情報の露出が増えてくるはず。暇を見つけてちょくちょくレポートして行きます。去年何度か書いたが、Class of 2011のNCAA Mens Lacrosseは、10年に一度とも言われるタレント大豊作の年。将来のUS, Canada代表、そしてMLLを背負って立つメンバーがゴロゴロいる。どういう戦いが繰り広げられるのかを想像するだけで今からワクワクしてきた!

いたる@13期