2010年8月16日月曜日

Rusty Gate Check

今月号のInside LacrosseでのSkill講座は、Chesapeake BayhawksのDF Kyle HartzellによるLong stickの超かっけえチェック、Rusty Gate Check。総合格闘技(もしくは立ち技系でも)で言うところのスピニングバックブロー。OFの技術だけじゃなく、こういうDFの技術もフィーチャーしてるところが素晴らしい。そしてこの技術はDFでもハイライトを狙える派手な技。

Youtubeの動画リンク。カッコよすぎて鼻血出そうになった。Team USAのRyan Boyleを一撃で仕留めている。やられたBoyleはMLLのハイライトにカモられた映像が繰り返し流れることをその場で理解し激しく凹んでいる。相手のスティックとボールがスパーンと弾かれ、クルクルと中を舞う様がまた何とも残酷でいい。

LSMFとDFに分けてのHow toが記事に載ってたのでご紹介。なるほどなーと思うのが、決してただの派手な、目立つための技ではなく、純粋に勝つための試合での一つの純粋な技術として見ている点。反復練習とDisciplineでのみ可能になると語っている。そして、一発やって終わりではなく、ちゃんと当たらなかった場合も継続してDFするために足を動かしてポジショニングを維持しながらやること、やる場所を限定する事(ゴール付近ではやらない)など、非常に実践的なことを語っている。(記事のリンク)技そのものは「大技」で相手の意表を付くものだが、同時にリスク/ダウンサイドを最小化する考え方。

脚力、トップスピードを維持しながら体軸を安定させて上半身とスティックを鋭く回転させる体幹の強さ、スナップを効かせながら、スピードと遠心力でかなりの重さになるスティックをボトムで支えるリストの強さなどを考えると、この技を出せる人は限られるか?東大でも身体能力高くてある程度熟練したDFの選手なら練習次第で現実的に試合で出せるレベルはなるはず。特に日本の大学の選手相手であればなかなかこういうプレーには慣れてない/準備出来てないケースも多いはずなので、逆に成功できる可能性は高いかも。しっかり足を動かし、体軸を安定させた上で、コンパクトに、スナッピーにパチッ!と。Running shootと同じように右足でキックして、左手を逆に振り抜く。上半身と顔はほぼ真逆を向くところまで回転。

ちなみに、Rusty gate = 錆びた門。転じて大振りのこと。

3 件のコメント:

  1. いたるさん
    こっそり見てます。
    DVDも、NCAAのやつ、現役から頂きました。学校で見てます。

    rusty gate check!!
    高田さんが4年の頃にやっていたのが納会ビデオにあったのを覚えています。
    rusty gate というか、hell's gateって感じでした。
    チェック直後に相手が「くの字」に折れ曲がり、黄色いハンカチが空を舞いました。

    ショートでもやってますね。今度ユナイテッドでやってみます。
    反復練習は2学期始まったら学校でやっておきます。

    ロック

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  2. あはは!相変わらず最高だなロック!
    高田カズは筋金入りの超ハードSだからね。
    そういや、最近MMAの帯谷選手とは会ってる?兄貴の五味選手はUFC 2試合目で(Tyson Griffinという典型的Boxer type相手での相性の良さもあり)素晴らしい勝利を見せたよ!

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  3. いたるさん
    ちわす
    帯谷は去年の正月以来、飲んでないっす。
    去年末にケージマッチで復帰戦を飾ったようですが、それも観れず、、、
    一応、社会人になって、怪しい警備会社の部長(笑)らしいです。

    五味さん、頑張ってるんすね。
    帯谷もMMAで張り切ってほしいっす。

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