Inside LacrosseにWLCでのIroquois NationalsのRosterが発表されていたので、サクッと転載しときます。
● 記事のリンク。
● IroquoisのHPのリンク。
そもそも、Iroquoisって…何?
ちなみに、Iroquoisについてご存知無い方もいらっしゃるかと思うので、Wikipediaのリンク。ざっくり言うと、北米の北東部(CanadaのQuebecやOntario、USのNY州の北部辺り)に住んでいるNative Americanの血を引く人々のコミュニティ。人口約13万人。6つの部族から成るので、Six Nationsとも呼ばれる。Lacrosseを国技的に受け継いでおり、子供の頃から家族ぐるみ、地域ぐるみでラクロス漬け。多くのNLL選手を輩出しており、また毎年何人かNCAAのスターオフェンス選手を出している。去年か一昨年youtubeでSix NationsのLacrosseリーグの映像を見たことがあるが、Jrのころから比較的乱闘に寛容。この辺はIce Hockeyにも共通。Indoorならでは…
WLCには98年から参加し、ここまで3大会連続で不動の4位…回を重ねるごとにレベルが上がっていると言われている。(Japanが4位を目指す上では絶対に負けたくない相手。)
Michigan以外の新留学先候補?
どさくさに紛れて一瞬余談だが…完全に個人的な&勝手な想像/妄想としては、東大から誰か若くて尖ったやんちゃな子、元気で鼻っ柱が強くて行動力のある猛者が、春休みや夏休みを利用してこの辺の地域に数ヶ月Home stayして地元のクラブチームで一緒にプレーしたりしたら、ワクワク出来るような、素敵な化学反応/Breakthroughが起きるんじゃないかなー、なんて思ったりもしている…(誰か行きたい選手がいたら喜んで英語サポートも含めて相談乗るので気軽にご連絡下さいませ。こんなこと言ったら怒られるかもだが、下手に東京でいつもの練習をして短期的でMarginalな成長を追うより、間違いなく長期的で本質的な変質を生んでくれるので。遥かに実りの有る、人生を変えかねないような経験が得られると信じるので。1年生でも2年生でも構わないし。というよりむしろ1年生や2年生で行くからこそ大きな意味があるとすら思うし。最初はハードル高く感じるかも知れないけど、思い切って飛び込んでみたらびっくりするくらい簡単に出来るものなので!そして何よりも最高にExcitingで楽しい体験が出来るので!「与えられた出来合いの留学じゃ面白くねえ」、「俺が自ら獣道を切り開く」、「単身海外武者修行で『真の本場』で腕試ししてえ」、「まだ誰もやってない新しいことを始めたい」と思ってる様な下克上な下級生がいたら、喜んでサポートさせて頂きまっす。)
と、長くなってしまった余談はさておき、注目選手紹介。
注目選手
今回のWLCのメンバーも恐らくNLLの選手が中心。正直僕もあまり詳しくないが、最近のNCAAで大活躍だった選手が二人いるのでご紹介。
①#88 AT Cody Jamieson
Six Nationsのジュニアリーグ以降エリート選手として活躍し、既にSyracuseに入る前にIndoorでプロとして活躍。Syracuseでは去年3年生で地元のOnondaga Community Collegeから編入、今年は4年でエース#22を背負っていた。去年の決勝でCornell相手に後半の追い上げ、そしてOver timeでの逆転ゴールを決めたのが彼。(動画)
背は低くてStodgy(ずどっとした感じ)な体格。脚は正直さほど速くない。左利きの典型的Canadian Finisher。Crease付近での動きとStick Skillは芸術的(今年最も印象に残ってるシュートの一つ)。今年はエースとして期待され、Inside Lacrosseの表紙にもなったが、逆にプレッシャーになったのか、敵チームにScoutingされきったのか、それほど爆発的な成績を残した訳ではなかった。(スピードのあるDodgeで自らガンガン抜くというよりは、DodgerのそばにいてFinish+司令塔としてFeed、という役割分担だったこともあるかも。)
今年のドラフトでは2順目にMLLのToronto Nationalsに指名され、先週から試合に出ている。WLCでもFantasticなプレーで魅せて欲しい。
Inside Lacrosseのインタビューを読んだ限り、ご機嫌な近所の兄ちゃんといった感じ。3歳から一日中Stickと戯れる生活だったとのこと。
Youtubeで彼のTrick Shots講座があって非常にためになったので転載。ここまでちゃんと一つ一つのTrickyなプレーを分解して解説してくれてるビデオはそうそうないので新鮮。彼は上手い選手の中でも比較的形式知として左脳で技術を語れる、従って他人にTrainableな形で教えられる稀有な選手だなと思った。Between the legsも先ほど紹介したHopkins戦でのゴールを見たときは「ぬはっっ!!」と思ったが、こうやってきちんと体系化された技術として認識し、意識的に練習した上でやってるんだなと(逆に言うと咄嗟に試合で思いつきで突然やってるわけじゃないのねと)。この辺のプレー、僕も現役の頃は詳しい先輩(11期の中丸さん)から伝え聞いて見よう見真似でやってたが、こうやってちゃんと一流の選手が自分の口で語り、自ら手本を示す映像には出会えなかった。当時の自分だったら涎だらっだらじゃないかと…東大の現役の皆も是非試合でバシバシ決めてみては!?観客も大爆発するはず。(もちろん、基本ありきの前提で御座います。ハイ。)
● 2. Behind hte back(なるほど、上の手で引くだけじゃなく、Bottom handをPushする、体幹をコイルする/捻るのがコツだったのね…)
● 3. Between the legs
● 4. Around the world
● 5. No look shot(Backhandの手でキャッチして、Stickを下に一回転させる動きに注目。これはもしかしたら一番使えるかも。今年のPrinceton戦でHC John Deskoの息子でA/MのTim Deskoが応用編で股下から決めてた映像。クリースが得意な選手は特に貰ってすぐ振り返らずに打てるので普通にシュートの引き出しに入れておきたい。)
② #4 MF Jeremy Thompson
同じくSyracuseの4年、今年から同じくOnondaga Community Collegeからの転校でチームに加わった。(インタビュー映像。今年印象的だったRutgers戦でのScreenを使ったStanding shot。)
Face offも強く、Dも硬い。機動力もあって速攻の起点にもなり、Set offenseでDodgeとRunning/standing shootで点も取れる。プレーの節々に高いラクロスIQを感じさせる。正にAll rounder。なぜかわからんが、立ち振る舞い、走る姿やプレーからカッコいいオーラがほとばしる。髪型も恐らくOnondagaの伝統的スタイルだろうか?後ろ髪を伸ばして三つ編みにし、Pro 7のメットの後ろから尻尾のように垂らしてるのがこれまた味があってクソカッコいい。(70年代生まれにはぴんと来る、闘え!ラーメ○マン。)
いたる@13期
2010年6月24日木曜日
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japan ATの関根と申します。
返信削除突然失礼致します。
自分も、自称MLL,NCAA,イラコイマニアだと自負しておりますが、このブログは最高に面白いです!!
マニアックでいいですね。
日本の学生のプレーヤーももっと興味を持って模倣すれば上手くなるとおもうんですけどね。
みきすけくん、ありがとー!心から応援してるよ!
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