3年前に、NCAA最高のリクルーティングクラス(学年)と騒がれた、今年の4年生。その中でもShamel/Rhamel Bratton兄弟は入学前から全米の注目を集めて来た。1年目からチームを優勝に導き、4連覇も夢じゃないとも言われながら、ここまで優勝を果たせず。今年こそはと言われた去年も、プレーオフ直前に起きたMFの選手による女子ラクロス部の選手の殺人事件という衝撃の影響もあってか、結局準決勝で姿を消した。
今年優勝すれば、過去数年の苦労、特に去年の苦悩と準決勝でのDukeとの大接戦の末の惜敗もドラマの筋書きの一つということになる。Syracuse、Virginia、どちらが優勝したとしてもStory endingとしては出来過ぎなものになるだろう。
チーム名はCavaliers(騎士)。Quintの解説でもよく出て来るが、(昔の応援のかけ声から取った)Wahoosというニックネームも。(Wiki)
MLLドラフト指名選手(リンク)
Quintによる解説も非常に深くて詳しい。この解説自体がある意味ラクロスを学ぶ素晴らしい教材になっている。是非聴いてみて下さい。
HC Dom Starsiaインタビュー(リンク)
(オマケとしての)個人的な予想
僕自身は今年は3/12のFace Off Classic(BaltimoreでのIL主催の集客イベント)で会場にて観戦予定。非常に楽しみ。
が、Syracuseとの3/4の勝敗次第で、トーナメントでどっちの山に入るかがある程度見えて来ると思うが、直感的にMarylandと準決勝で当たる山になる気がする。そうすると、ちょっと準決勝で「きな臭い」感じがしなくもない。
MLLドラフト指名選手(リンク)
意外にも、実は指名は3人のみ。既に去年のDFの大黒柱Kevin KlausenやMFでキャプテンのBrian Carrolが卒業してMLLにドラフトされてしまったこと、及び主力の多く(特にAT)が3年生以下というのもあり。NCAAトーナメントの最後の競った局面では、やはり精神的支柱となる4年生が厚く強いチームが強いという印象が強い。その辺がどう働くか。(まあ、でもSteele Stanwichの異様な落ち着きを考えると心配無いか。)
チームのロースター(リンク)
Quintによる分析(リンク)
- 4. Boston Cannons: Shamel Bratton, M
- 17. Long Island Lizards: Rhamel Bratton, M
- 45. Denver Outlaws: Adam Ghitelman, G
今月に入って、ESPNのBlack History MonthのCMでBratton brothersがフィーチャーされている。Shamelは特に、既に、プロフェッショナルアスリートとしての太々しさというか、風格というか、オーラが漂う。
チームのロースター(リンク)
Quintによる分析(リンク)
Quintによる解説も非常に深くて詳しい。この解説自体がある意味ラクロスを学ぶ素晴らしい教材になっている。是非聴いてみて下さい。
- 去年は16勝。負けはDukeとの2敗のみ。
- Shamel/Rhamel Bratton兄弟を擁する4年生はNCAA高い期待値と共に入学したが、未だチャンピオンリング無し。
- 何と言ってもその爆発的オフェンス力はVirginiaの代名詞。去年の平均得点は13点。今年は15点は行くと予測。理由は3つ。①AT/MFのタレントのレベルの高さ、②加えて層の厚さ、③スタイル。身体能力を生かした速いラクロス。
- Question markがあるとしたら、short stick DFMFとDF。結構失点を許すはず。ただまあ、死ぬ程点取るだろうから大丈夫だろうし、見てて単純に楽しいよね。
- 昨年のシーズンが始まる時点ではいくつか不安要素があったが、全て昨シーズンを通して解決されている。一つはATの若さ。Steele Stanwickは点も取れてfacilitater/QBとしてオフェンスをコントロール。リスタートで常に他よりも一歩早い(逆に、DVDを見ると解る通り、身体能力は決して高くなく、爆発的なスピードがある訳でもない)。29 goal/32 assist。
- Chris Bockletも53 goalsと去年2年生として爆発。GBでの本能的強さ、オフボールの巧さ。
- Matt WhiteとConor Englishも全然点取れる。
- MFはひたすらスピード。Bratton兄弟と、2年 #44 Chris LaPierre。Rhamelはちょっとnorth-southで直線的に抜くのではなく、east-westでちょこちょこ動いて抜けないという悪い癖があったが修正されてきた。Bratton兄弟は常に相手DFにとっては頭痛の種。いくつかのチームはLong pole 2枚をBratton兄弟に付け、AT 1枚を捨ててShortyに着かせるという作戦を取ったが、Shamelはpole相手でも問題無く抜いて来るし、Shorty ATからも抜かれて止められなかった。
- 脇役MFも強いくて層が厚い。
- 昨年2枚卒業したShorty DFMDをどうするか。下級生を使うか、Bratton兄弟とLaPierreをDでも使って、Transition goalも狙わせるか。
- Close defenseはそこそこの選手達が残っている。
- Gの#8 Ghitelman(ギトルマン...ってカタカナ表記すると相当発音とギャップが出ちゃうが...ギにstressでtの音はほとんどlとくっ付いてて控えめでマに繋げるイメージ。ギルマンって感じ)はセーブも強く、クリアパスはSyracuseのGallowayと並んで鬼。
- シーズンの大事な試合が比較的前半に来る。3/4のSyracuse、3/12のFace Off ClasicでのCornell。そこでのパフォーマンスである程度見えて来るだろう。
HC Dom Starsiaインタビュー(リンク)
(オマケとしての)個人的な予想
僕自身は今年は3/12のFace Off Classic(BaltimoreでのIL主催の集客イベント)で会場にて観戦予定。非常に楽しみ。
個人的な予想では、間違い無く、レギュラーシーズンもプレーオフも勝ちまくるはず。オフェンスがどう考えても神過ぎる。層も厚く、主力が一人くらい怪我で倒れても大勢に影響は無い。若干Dがどうなのか読みきれてない部分があるが、まあ、15点20点取るからあんまし関係無いって言う。順等に行けば決勝でSyracuseというのが一番筋書きとしてしっくり来る。
が、Syracuseとの3/4の勝敗次第で、トーナメントでどっちの山に入るかがある程度見えて来ると思うが、直感的にMarylandと準決勝で当たる山になる気がする。そうすると、ちょっと準決勝で「きな臭い」感じがしなくもない。
仮に決勝でCuseとになった場合、どうだ?すげえ点の取り合いになる気もするが、穴の無さ、4年生のリーダーシップや気合いという意味ではCuseの方が上な気がする。Syracuseの4年生は既に1、2年生の時に2回優勝を経験してる上、去年1回戦でNavyにupsetを喰らった反省から、謙虚に優勝に向かって準備してくるはず。決勝の舞台で相見えた時に、メンタルの「揺らぎ」の度合いで比べたらどうだろ?「本来持っている実力」×「どれだけそれを発揮出来るか(セルフイメージ)」に因数分解すると、想像するに、やはりSyracuseの方が後者に分がある気がする。
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