2011年6月20日月曜日

MLL 2011 vol.06 Chesapeake Bayhawks @Long Island Lizards (6/16 @ESPN3)

シーズンも3分の1を折り返し、少しずつプレーオフに向けての筋書きが見えて来た。
  • Boston Cannonsが現時点では頭一つ抜けてる感じ。誰もPaul Rabilを止められてない。
  • 次にChesapeakeって感じか。引き続きMF王国。超層が厚い。経験値もある。DFが若干不安ありか?
  • 続いてDenver Outlaws。こちらはMundorf, Westervelt, BitterのAT主導。DFもいい上GのSchwartzmanが強い。
  • Long Island Lizardsはちょっと模索感がある。
  • Hamilton Nationalsは強い新人がたくさん入って、再建中と言う感じ。Canadian Lacrosseが健在
  • Rochester Rattlersは引き続き迷走中。Dがなー...AT/MFも一歩薄い。#2 AT Ned Crottyが一人でけなげにMVP級の活躍で引っ張り続ける。が、まあ、キツいでしょうな...
なので、ここまでをまとめると、恐らく、Boston, Denver, Chesapeakeは手堅くプレーオフ進出。4つ目の椅子を巡っての争いだが、まあ、LIが一歩抜けてるかな、Rochesterは無いかな、と言う感じ。

今週、この試合の直前に電撃移籍が。Hamiltonのベテランで元MVP、皆さんご存知Canadaの大エース、John Grant Jr.が放出トレードで、Long Islandに。何人かの選手と来年のドラフト指名権との交換で。さて、これに関しては結構いろんな意見が出ている。
  • 昔のGrantのイメージが強いHamilton Nationalsファンからすると、「バカか!?あのJr.を手放すんかい!?」と。先週の試合でも結構活躍して相変わらずゴリゴリ1-on-1からトリッキーなシュートやゴール前での技術で点を取っていた。Rochesterにshorty-DFを着ける作戦を取られた直後にバチッと決め「てめ舐めてんじゃねえぞコラ。つか俺誰だかわかってんの?」と言わんばかりに。
  • でも、一歩冷静になると、いやいや、そう簡単でもないよと。既に36。ピークを明らかに越えている。加えて、08年の膝の感染症→再建手術で、機動力が明確に落ち、明らかに全盛期の輝きを失っている。特に、ボールをガッツリ持って余りパスせず、ゴリゴリ1 on 1を掛けて、決めるか、ターンオーバーかというスタイルは、ある意味ハイリスクハイリターン。
  • 現にNLLでも長年主力だったRochester Knighthawksから放出トレードでColoradoに。でもColoradoもあんまし強くならず複雑な心境。
  • Hamiltonも、今年のドラフトで恐らく最もいいメンバーを揃え、そろそろ新しい世代へとバトンを渡すべく、試合に出られるスポットを確保したい。(どうせ今年優勝出来なそうだし。とっとと次の世代への投資に切り替えようと。)
  • 見方によっては、先週のRochester Rattlers戦で活躍したばかりで、高値で売り抜けたような感じだろうか...
  • が、一方のLIとしても、「これって意味あんのかね?」という意見も。DanowskiやらPeyserやらBergerやら、明らかにon-ballで点を取るタイプの選手が堆積している。Jrのボールをがっつり持ってゴリゴリ攻めるスタイルが更に加わる事で、ボール一個じゃ足りねえよという状況になってしまう。フィーダー系/司令塔系がいない。
てな状況での今回の試合。

結果から言うと、予想を裏切り、14-11でLong Islandが勝利。ちょっと意外。(Scoreboard

印象に残ってたのは、

Long Island Lizards (Roster)
  • DFがどんどん良くなって来ている。#91 Brian Spallina (Hofstra 00), #41 Nicky Polanco (Hofstra 02)らのItalianカテナチオDFのファウルも減り、いい感じでアグレッシブさが出て、結構攻めにくくなって来ている。
  • あと、Rookie #25 Brian Karalunas (Villanova 11)が引き続き効果的。サイズもさほど無いし、線が細い、が、機動力が異様にあって、多彩なチェックを繰り出しまくって相手にボールを拾わせず、バシバシGBを拾っている。ただひたすら便利。
  • #40 AT Matt Danowski (Duke 08)、#18 Stephen Peyser (Hopkins 08)が引き続き主力としてバシッと活躍。加えて#13 Stephen Berger (Washington College 04)もファンタスティックなゴールで段々らしさが出て来た。
  • #58 John Grant Jr.は急遽出場で、ユニフォームは番号だけで名前無し。防具の色も緑が無かったので、意味不明な黄色と紫。でも、今回の試合に関しては、手堅く2得点。そんなにOFを機能不全にさせるでも無く、ポイントポイントで1 on 1という感じだったので、悪い感じはしない。
Chesapeake Bayhawks (Roster)
  • うーん、引き続きMFは超強力。特にここ数試合の#18 Ben Hunt (North Carolina 09)がマジでやばい。バッファロー的フィジカル(196cm/86kg)&身体能力でゴール脅かしまくり。
  • ATも#9 Danny Glading (Virginia 09)が渋く手堅く活躍。
  • 膝の靭帯をやっちった守護神Chris Garrityを失った事がボディブローの様に効いてるのか?DFが若干引き続き不安。
IL Highlight

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