特に、相手エースの#7 AT Pat Spencer (Freshman/1年)には早めのスライドのダブル/トリプルで確実に潰しきり、パスミス誘発
Canadaのラクロスエリート養成学校The Hill Academy出身で、インドアラクロス(Box Lacrosse)出身のLefty #45 AT Chris Cloutier (2年/Sophomore)が存分にその能力を発揮。9得点のSemi Final史上最多得点(90年代の同じくCanadianの「ラクロスの神様」SyracuseのGary Gaitとタイ)。
IL Podcastでも、記憶に残っているNCAA Men's Lacrosse Division 1のFinalとしては、史上最も素晴らしい試合だったとコメントされていた。昔VHS等で見た事のある90年代の試合から思い出してみても、確かに個人的にも覚えている全てのFinalの中で間違いなく最高の試合だと言い切れる。それだけ素晴らしい試合だった。リクルーティングで新入生に見せる、家族や友人や彼女に見せてラクロスの素晴らしさ/格好良さを見せるなら、まさにこの試合で決定かなと思った。
1. Background
Marylandはレギュラーシーズン14勝2敗、トーナメント2回戦で強敵Syracuseを13-7で粉砕、同じく優勝候補だったBrownをOTの末15-14で破り、破竹の16連勝中。最も完成されており、穴がなく、誰もが認める優勝候補。ここ5-6年は誰もが認める強豪校だが、実は1975年以来優勝しておらず、今回は待望の41年振りの優勝を目指す。2011年以降新コーチJohn Tillman氏の元更に躍進し、2011、2012、2015年と過去6年で3度Finalに進むも、全て負けており、あと一歩の所で優勝に手が届いて来なかった。今年は上級生が多く、戦力も充実しており、本人達は勿論、メディアやファンからも「今年こそは待ちに待ったMaryland優勝の年(This is THE year.)」と言われて来た。
Q4終了間際に13-11でMarylandがリードし、勝負あったかに思えたが、EMOと1-on-1からのシュートでUNCが追いつき、最後はOT開始のMan Downでの最大のピンチをセーブでしのいだUNCが逆にEMOを得てトーナメント合計19得点で史上最高得点のCanadian #45 AT Chris Cloutier (Sophomore/2年)がこれ以上無いPlacementでロングレンジのシュートをたたき込んで劇的幕切れでUNCが優勝。
Marylandには今年から、Face Off Academyの主催者の一人、MLL Florida LaunchのFOGO Chris Mattes氏がFace Off専門のVolunteer Assistant Coachとして参加しており、ゴリゴリにFace Offerたちを鍛えており、試合中も相手Face Offerの癖や状況に応じて的確なアドバイスを与えていた。
UNCはこれまで#24 FO Stephen Kelly (Jr./3年)が6割以上の安定の勝率を誇っており、重要な勝利の方程式になっていたが、彼が完全にやられてしまった。最初はClamp (被せ/挟み)で真っ向勝負したが全く勝てず、続いてRake (掻き出し)に切り替え、それでも勝てず、最後はもはや相手に取らせてGround Ballでチェックして奪う事に専念したが、それでも勝てず。
OFの得点源3枚による得点力
セットオフェンス、EMO、Unsettled Situationで、シュートの素晴らしさが光った。
#1 AT Matt Rambo (Jr./3年)、#2 AT Colin Heacock (Jr./3年)、#40 OFMF Connor Kelly (Sophomore/2年)の3枚のシューターが力を見せつけ、それぞれ3得点、2得点、4得点。
特にUNCの1st setの3枚#21 MF Michael Tagliaferri (Jr./3年)、元ATの#2 MF Patrick Kelly (Sr./4年) 、#22 MF Shane Simpson (Jr./3年)の3人、2nd setでも元ATの#15 Timmy Kelly (Freshman/1年)辺りは、明らかにMarylandのDFMF陣に純粋な「走力」で勝っており、1-on-1でかなり確実に抜いてスライドを発生させられていた&得点に結び付けられていた。
2年生Canadian AT #45 Chris Cloutierの大活躍と、怒涛のゴール。トーナメント合計19得点、Semi Final 9得点、Semi Final/Final合計14得点は、全てNCAA Men's Lacrosse Division 1史上最高得点数。
本当に、今年のUNCのトーナメント準々決勝以降の3試合は、何か突然変異が起きたかの様に全てが噛み合って一気に強豪チームへと変貌した。インタビューで、#2 MF Pat Kelly (Sr./4年)が、「4年間掛けて学んだ事は、シーズン中、4月にピーキングしちゃったらダメで、明確に5月にピーキングしなくちゃいけないという事」と言っていた。完全にそれを体現したチームだった。