2010年12月
あーなるほどー、というtips、from Stick Dr.
凄い調子のいいスティックを編めて、数ヶ月後に同じ感触のものを作るべく挑戦してみたものの、なんか感じが違う...ちと引っかかるな...、ちとクレイドルしたときの安定感が違うな、という経験があった。少しでもポケットのvolatirityを減らし、再生率を上げて安定させるための工夫。
作るたびに毎回重要な箇所(サイドウォールやボトム、シュートストリング等)や全体のシェイプのアップの写真を取って保存するべし、というもの。確かに、今ならケータイでもiPhoneでもデジカメでも、いくらでも簡単に保存できるので、利用しない手は無い。なんとも簡単だし当たり前の話だが、言われてみると、ああ確かに!
長い目で見て、ビジュアルフィードバックはスキーマ形成/上達への近道だし、チームの中で上手い編み師の写真を共有する事で暗黙値の共有化/apprenticeship(徒弟制)的な技術伝承にも繋がるし。組織としての幅広い意味での強さを上げる意味で。
ま、そもそも個人としても毎回「あーなんか違うんだよなー」とイライラする必要なくなるし。現役の頃は、数ヶ月とか間を開けると上手く行かないので、一度に二つ編んだりしていた。(でも結局一つがだめになった時点で片方だけ編むので、2回目以降は意味無かった...)
リンク
2012年6月1日金曜日
2012年5月31日木曜日
Stick Dr. vol. 2
2010年12月
Stick Doctorのその2。
リンク
サイドウォールを編む際のテク。先端から数センチをちょっと(溶けない程度に)焼くことで、ふにゃふにゃの紐をちょっと固くして、細い棒のようにすることで穴に通し易くするという技。これは確かに賢い。先端だけ溶かして固めると、先っぽがバラけないというメリットがある一方で、ちょっと膨張しちゃって穴に通しにくくなったりするという問題があった。が、これなら確かにサクサク行けそう。
ポイントは、ハサミで切ってからあぶるんじゃなくて、先に火であぶって硬くしてからハサミで切るという点。
家庭科で習った針の穴に糸を通す糸通し的な、というか、ショートパンツやスウェットの腰紐が洗濯で抜けちゃった時に通し直す時の紐通しの棒みたいなイメージ?
これも広い意味での「ラクロスリテラシー」の一つ。この辺のTips/知恵を多く持っている選手/チームがIncrementalに強さを積み重ねていくと言う事だろう。
Stick Doctorのその2。
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サイドウォールを編む際のテク。先端から数センチをちょっと(溶けない程度に)焼くことで、ふにゃふにゃの紐をちょっと固くして、細い棒のようにすることで穴に通し易くするという技。これは確かに賢い。先端だけ溶かして固めると、先っぽがバラけないというメリットがある一方で、ちょっと膨張しちゃって穴に通しにくくなったりするという問題があった。が、これなら確かにサクサク行けそう。
ポイントは、ハサミで切ってからあぶるんじゃなくて、先に火であぶって硬くしてからハサミで切るという点。
家庭科で習った針の穴に糸を通す糸通し的な、というか、ショートパンツやスウェットの腰紐が洗濯で抜けちゃった時に通し直す時の紐通しの棒みたいなイメージ?
これも広い意味での「ラクロスリテラシー」の一つ。この辺のTips/知恵を多く持っている選手/チームがIncrementalに強さを積み重ねていくと言う事だろう。
2012年5月30日水曜日
Stick Doctor Forum
2010年10月
IL主催のStick Doctor Forumというコーナーがあり、いろんなStick作り/メッシュ編みの技術やメカニズムに関する情報や議論が載っている。Websiteにそこから選ばれた最も面白い技が紹介されていた。
ちなみにポケットの作り方や位置、ヘッドのトップのプラスチックにボールが当たるのがいいか/好きか、Shooting stringsはどの種類のを何本どういうシェイプと固さで付けるか、などなど、王道な内容は既に過去に散々議論されてきていることもあり、敢えてトリッキーなものが選出されている。
記事のリンク
あーなるほどねーと思ったのが、ボトムキャップの中にQuarter(25-cent coin)を入れることで、キャップがシャフトの角によって破れるという問題を解消してくれるというもの。日本だと5円玉とかのサイズかな?ハードメッシュを敢えて洗濯機にぶち込んで洗うことでBreakする手間を省き、安定させるなどという豪腕テクも。
IL主催のStick Doctor Forumというコーナーがあり、いろんなStick作り/メッシュ編みの技術やメカニズムに関する情報や議論が載っている。Websiteにそこから選ばれた最も面白い技が紹介されていた。
ちなみにポケットの作り方や位置、ヘッドのトップのプラスチックにボールが当たるのがいいか/好きか、Shooting stringsはどの種類のを何本どういうシェイプと固さで付けるか、などなど、王道な内容は既に過去に散々議論されてきていることもあり、敢えてトリッキーなものが選出されている。
記事のリンク
あーなるほどねーと思ったのが、ボトムキャップの中にQuarter(25-cent coin)を入れることで、キャップがシャフトの角によって破れるという問題を解消してくれるというもの。日本だと5円玉とかのサイズかな?ハードメッシュを敢えて洗濯機にぶち込んで洗うことでBreakする手間を省き、安定させるなどという豪腕テクも。
2012年5月29日火曜日
Stick Dr. vol.04 合法的にスティックを短くする裏技
2010年12月19日
ここに来てILがえらくStick Drづいて来ている。当時職人(否、オタク)モード全開でスティックやポケットへの投下時間/労力量が半端無かった僕からするとこれ以上無いくらいオモロい読み物。
これまた、ほえー!なるほど!と思った技。ATで現役だった時代に、stick workを限界まで上げるための手段として、stickを短く出来ないかとよく考えた。規定ギリギリまでシャフトを切ってしまい、新しいヘッドに変えたら数ミリ規定オーバーでシャフトが使用不能に、なんてことも。90年代に流行った伸縮可能な特殊警棒みたいに、プレー中に「シャキシャキシャキーン!」と自在に長さを変えられないかなんて妄想してみたり。
こちらのテク、これまたコロンブスの卵な話だが、ボトムキャップ(butt end)を無視して、テープを巻き、エンドから数センチ上の部分に1センチ程の太さのテープをドーナッツ状に厚く巻き、ボトムの手前に「仮想エンド」を作っちゃうという技。実際にはこのテープで出来たハンドル部分をエンド的に引っ掛けて使うことになるので、実際の感覚としては数センチ短くなるという技。
リンク
厳密に言うとシャフトそのものは短くなってないし、ボトムへのLong stickによるチェックの回避率は別に上がらないが、まあ、そんなにピンポイントでボトムにチェックが入る事もそうそう無いし(リフトもスティックのボトムというよりもボトムハンドへの攻撃)、単純に扱うスティックが短くなることになるので、扱い易くなるはず。「キャッチ出来る範囲が若干狭まるじゃないか」なんて声も聞こえそうだが、いやいや、そんな片手でエンドを持って取れるか取れないかのパスを取るシチュエーションなんてシーズンに何回かあるか無いかだろうし、得られるリターンから比べればnegligibleじゃないかと。
ロングシュートというよりも、クリースやGLE/Xでの細かい動きと正確なスティックスキルを売りにしてるようなATの選手にとっては相当有効な技なんじゃないだろうか?
コメントで、「でもうちの地区ではエンドにキャップ(butt end)を付けないとイリーガルになっちゃう」という発言も。確か日本のリーグ戦もエンドキャップは無いとだめっすよね?とは言え、結局薄いエンドキャップを付けて、上からテープを巻いて、数センチ上に仮想ボトムハンドルを作っちゃえばリーガルな上、効果としては結局同じのはず。どうでしょね。試してみては。写真なんかなかなか上手く巻けてる。そこそこの幅で結構固く巻かないとズレちゃうと思うので注意が必要か。
実際にやってる選手
と、ここまで書いて、ふと思っていろいろ写真を見て気づいたが、よくよく見ると結構NCAAの有名な選手たちもやってるっぽいってことに気づいた。
●CornellのエースAT Rob Pannellもソフトにやってる。
●UNCのBilly Bitterも、あからさまじゃないがちょこっとやっている。
●おりょっ。DukeのNed Crottyもやってたんだ。気づかなかった。
●相方のQuinzaniもやってますな。これまたそんなに派手にはやってないが。
ってことは...ほぼ全員やってるじゃねえか!!ってことですな。逆にちらっと見た感じ、UVAのSteele Stanwick、去年のSyracuseのCody Jamieson、Stony BrookのKevin Crowley辺りはやってなかった。インドア出身の選手たちはがっつりエンドとスロートを持つスタイルなのであんまりやらないのかな?まあ、要は好みってことか。
さらにもう一歩いろいろ考えてみると...
アメリカ人の平均的な骨格(身長、wing span[リーチ])は日本人よりも一回り大きく、加えてNCAAのDiv 1クラスで活躍する選手になると、コンタクトスポーツで子供の頃から実績を残して淘汰されて来たエリート選手の集まりなので、アメリカ人の中でも更に一段大きい選手が多い(恐らくATの平均は180-185cmくらいじゃないだろうか。MLLだと185-190くらい?ちなみに小柄で細く見えるNed Crottyは188。Billy bitterでも183。USのDrew WesterveltやMike Leveilleに至っては193。)。
また、アメリカで球技をしたり、アメフト/総合格闘技を見ていると如実に感じられるが、日本人を始めとしたアジア人の骨格と比べると、一般的に彼らのwing spanは、身長に比して長い(要は手足が長い)。
従って、そもそも同じ標準の40 inchのスティックを持っても、日本人の感覚からすると1割くらい小さいスティックを扱っている状況。
それに加えて更に数%分スティックを短くしているということ。実質的には日本の平均的な選手とスティックの比率から単純比較すると、極端な話8掛けくらいの長さ「感」になってるということじゃないだろうか。ある意味おもちゃみたいなミニスティックを扱っているようなもの。圧倒的にプロテクションも持ち替えもキャッチもスローもやり易いはず。より「神経の通った自分の手」に近い感覚じゃないだろうか。
もし、今自分が使ってるスティックが10%分短くなったら...と想像してみると。結構プレーそのものが大きく変わってくるんじゃないだろうか。
ここに来てILがえらくStick Drづいて来ている。当時職人(否、オタク)モード全開でスティックやポケットへの投下時間/労力量が半端無かった僕からするとこれ以上無いくらいオモロい読み物。
これまた、ほえー!なるほど!と思った技。ATで現役だった時代に、stick workを限界まで上げるための手段として、stickを短く出来ないかとよく考えた。規定ギリギリまでシャフトを切ってしまい、新しいヘッドに変えたら数ミリ規定オーバーでシャフトが使用不能に、なんてことも。90年代に流行った伸縮可能な特殊警棒みたいに、プレー中に「シャキシャキシャキーン!」と自在に長さを変えられないかなんて妄想してみたり。
こちらのテク、これまたコロンブスの卵な話だが、ボトムキャップ(butt end)を無視して、テープを巻き、エンドから数センチ上の部分に1センチ程の太さのテープをドーナッツ状に厚く巻き、ボトムの手前に「仮想エンド」を作っちゃうという技。実際にはこのテープで出来たハンドル部分をエンド的に引っ掛けて使うことになるので、実際の感覚としては数センチ短くなるという技。
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厳密に言うとシャフトそのものは短くなってないし、ボトムへのLong stickによるチェックの回避率は別に上がらないが、まあ、そんなにピンポイントでボトムにチェックが入る事もそうそう無いし(リフトもスティックのボトムというよりもボトムハンドへの攻撃)、単純に扱うスティックが短くなることになるので、扱い易くなるはず。「キャッチ出来る範囲が若干狭まるじゃないか」なんて声も聞こえそうだが、いやいや、そんな片手でエンドを持って取れるか取れないかのパスを取るシチュエーションなんてシーズンに何回かあるか無いかだろうし、得られるリターンから比べればnegligibleじゃないかと。
ロングシュートというよりも、クリースやGLE/Xでの細かい動きと正確なスティックスキルを売りにしてるようなATの選手にとっては相当有効な技なんじゃないだろうか?
コメントで、「でもうちの地区ではエンドにキャップ(butt end)を付けないとイリーガルになっちゃう」という発言も。確か日本のリーグ戦もエンドキャップは無いとだめっすよね?とは言え、結局薄いエンドキャップを付けて、上からテープを巻いて、数センチ上に仮想ボトムハンドルを作っちゃえばリーガルな上、効果としては結局同じのはず。どうでしょね。試してみては。写真なんかなかなか上手く巻けてる。そこそこの幅で結構固く巻かないとズレちゃうと思うので注意が必要か。
実際にやってる選手
と、ここまで書いて、ふと思っていろいろ写真を見て気づいたが、よくよく見ると結構NCAAの有名な選手たちもやってるっぽいってことに気づいた。
●CornellのエースAT Rob Pannellもソフトにやってる。
●UNCのBilly Bitterも、あからさまじゃないがちょこっとやっている。
●おりょっ。DukeのNed Crottyもやってたんだ。気づかなかった。
●相方のQuinzaniもやってますな。これまたそんなに派手にはやってないが。
ってことは...ほぼ全員やってるじゃねえか!!ってことですな。逆にちらっと見た感じ、UVAのSteele Stanwick、去年のSyracuseのCody Jamieson、Stony BrookのKevin Crowley辺りはやってなかった。インドア出身の選手たちはがっつりエンドとスロートを持つスタイルなのであんまりやらないのかな?まあ、要は好みってことか。
さらにもう一歩いろいろ考えてみると...
アメリカ人の平均的な骨格(身長、wing span[リーチ])は日本人よりも一回り大きく、加えてNCAAのDiv 1クラスで活躍する選手になると、コンタクトスポーツで子供の頃から実績を残して淘汰されて来たエリート選手の集まりなので、アメリカ人の中でも更に一段大きい選手が多い(恐らくATの平均は180-185cmくらいじゃないだろうか。MLLだと185-190くらい?ちなみに小柄で細く見えるNed Crottyは188。Billy bitterでも183。USのDrew WesterveltやMike Leveilleに至っては193。)。
また、アメリカで球技をしたり、アメフト/総合格闘技を見ていると如実に感じられるが、日本人を始めとしたアジア人の骨格と比べると、一般的に彼らのwing spanは、身長に比して長い(要は手足が長い)。
従って、そもそも同じ標準の40 inchのスティックを持っても、日本人の感覚からすると1割くらい小さいスティックを扱っている状況。
それに加えて更に数%分スティックを短くしているということ。実質的には日本の平均的な選手とスティックの比率から単純比較すると、極端な話8掛けくらいの長さ「感」になってるということじゃないだろうか。ある意味おもちゃみたいなミニスティックを扱っているようなもの。圧倒的にプロテクションも持ち替えもキャッチもスローもやり易いはず。より「神経の通った自分の手」に近い感覚じゃないだろうか。
もし、今自分が使ってるスティックが10%分短くなったら...と想像してみると。結構プレーそのものが大きく変わってくるんじゃないだろうか。
2011年3月18日金曜日
Fiddlestick vol.02
以前紹介した、STXのFiddlestick。先日近所のモールのDick's Sporting Goodsに買い物に行った際に見つけたので早速買ってみた。(STXの商品ページのリンク)
色で選んでUNCモデルの水色(UNCの今後の健闘を願いつつ...)。20ドルなので、日本円にすると1,600円。お手軽価格。
ボール一個が付いて来るが、念のため予備のボールも購入。
実際に手に取ってみて納得。全然オモチャじゃない。完全に通常のスティックの相似形の縮小版。ストリンギングの穴も同じ。シュートストリングもVで入っている。家の中で振り回すには正に丁度いいサイズ。早速家のマンションの駐車場でwall ballしてみたが、全く違和感無し。サイズ的には3/4という感じだが、感覚的には半分くらいのコンパクトさに感じる。
ボールも一回り小さく、軽くて柔らかい素材。
壁打ちの時の感覚も、リアルボールのように「ドカッ!」という音じゃなく、「ポコッ」という感じ。軽過ぎる感じも無く、丁度良い。
子供の練習や、引退したOBが何となくラクロスをしたくなった時に手軽にやるには正に持ってこい。別に試合をしなくても、ちょっと壁打ちしてボールを投げるだけで自然と笑顔になれる。家で鏡の前で振り回すだけでも、ソファーにボスボスぶつけるだけでも十分楽しめる。スティックトリックで遊ぶのにも持ってこい。ボールを落としても響かないので迷惑が掛からない。一発でファンになった。
子供の練習や、引退したOBが何となくラクロスをしたくなった時に手軽にやるには正に持ってこい。別に試合をしなくても、ちょっと壁打ちしてボールを投げるだけで自然と笑顔になれる。家で鏡の前で振り回すだけでも、ソファーにボスボスぶつけるだけでも十分楽しめる。スティックトリックで遊ぶのにも持ってこい。ボールを落としても響かないので迷惑が掛からない。一発でファンになった。
2011年2月4日金曜日
Stick innovation
これまた完全にちょいネタだが…先週年一回のラクロス展示会、US Lacrosse Convention (通称Lax Con)がBaltimoreで開かれ、そこでいろんな講演会や各メーカーからの新製品の発表が行われた。(要は東京モーターショーやゲームショーのラクロス版。)
Tribe 7
その紹介記事がいくつもILに載っていたのだが、その中で一番個人的に面白いと思ったのが、Tribe 7なるメーカーのOptimus 7というヘッド。
既存の常識/先入観を完全にぶち壊して、投げ捨てて、プロのエンジニアが、ゼロからの発想、「理想解から逆算したらどうなる?」で最適のヘッドの形を考えるアプローチを取り、その一つの答えがこれとのこと。
ヘッドの写真と動画が見られるILの記事のリンク。
既存の常識にチャレンジ
「そもそも地面って平らなのに、何でヘッドの先端を丸くする必要あるんだっけ?」で作られたヘッドの先端のライン。ほぼ垂直にスティックを立てた状態でもヘッド全体を使って拾える。線ではなく面/帯でボールを拾うため、スクープの失敗を防げるという発想。直感的にグラウンドボールからトランジッションを誘発したいロングスティックに向いている気がする。
また、「そもそも先端が鋭角に尖ってるのって、意味あるんだっけ?だってボールは丸くて、ボールの下を掬う訳でしょ?ピンポン球やパチンコ玉大のサイズのボールならまだしも、今のラクロスボールのサイズを考えると、先っぽを薄く尖らせる意味なんてある?尖ってても地面の突き刺さるだけだよね。丸みを帯びさせた方がいいんじゃない?地面を滑らせた方がいいんじゃない?」ということで先端のフレーム部分も円筒状に。
更にメッシュも、ヨット競技に使われる特殊繊維を使い、耐久性に優れ、完全にwater proofで一切縮まないメッシュ。
ストリンギングの発想も合理的で新しい。縦にガイドレール的にストリングを通す考え方はtraditionalにも近い。
いずれも、理屈の上では確かにごもっとも。
このページの真ん中辺りで、スクープのし易さを数字で紹介している(リンク)。
もちろん、ブレークスルーは簡単ではない
もちろん、Tribe 7は決してメジャーなメーカーではなく、現時点では「色物」としての見られ方が大半。実際には多くのプレーヤーに使われて、レビューにさらされて初めてsurvive出来るかどうかが決まるだろうから、今の時点でこれが大ヒットに繋がるか、メインストリームになるかは分からない。また、実際には人気選手がCMをやってるかどうかというマーケティング部分が大きく効くので、有名選手を引き入れない限り爆発的には流行らない気もする。(それこそ数年したら廃業してるかも知れない。)
今後のスティック開発への影響?
が、一方で、これが世に出たことで、ユーザーやメーカーのデザイナーに、既存の枠組みを壊す発想が少なからず植えつけられたのは間違いない。もしかしたら今後のBrineやWarriorのヘッドも少しずつこの形に近づいて行くのかも知れない。
コメント欄では早速、「キモい」、「こんなのインチキのまがいもんだ」、「女子のスティックみたいだ」、「胡散臭い」など手厳しい意見もある一方で、「ま、少なくとも試してはみたい」や、「でも、確かに理屈の上ではmake senseなことをしている」という好意的なものも。
いずれにせよ、こういうイノベーションがどんどん出てきて更にギアとスポーツを進化させていけばもっともっと面白くなるはず。いいっすね。既存の枠組みを破壊する新しい発想。
プロモーションの発想も面白い。Statistically有意なサンプル数を確保した上で、既存のスティックと比べてスピードが6-7%上がり、正確さも向上したと(本人は主張する)。もし、それが本当なら、間違い無く金でパフォーマンスを買いたい選手達は興味を持つはず。
Tribe 7のウェブサイトにいろんなデモンストレーションが載っている。突っ込み所満載過ぎる変なおじちゃんだが、確かにスティックとしての性能は「おっ」と思わせる物がある。要はポケットの位置が高く、かなりホールド力があるため、相当振り回してもボールが落ちない(リンク)。こういう変ちくりんな新しい発明に寛容なのも、またアメリカらしい。Bill Gatesも、Steve Jobsも、批判や常識を恐れない変ちくりんな発明家から全てが始まった訳だし。
いたる@13期
Tribe 7
その紹介記事がいくつもILに載っていたのだが、その中で一番個人的に面白いと思ったのが、Tribe 7なるメーカーのOptimus 7というヘッド。
既存の常識/先入観を完全にぶち壊して、投げ捨てて、プロのエンジニアが、ゼロからの発想、「理想解から逆算したらどうなる?」で最適のヘッドの形を考えるアプローチを取り、その一つの答えがこれとのこと。
ヘッドの写真と動画が見られるILの記事のリンク。
既存の常識にチャレンジ
「そもそも地面って平らなのに、何でヘッドの先端を丸くする必要あるんだっけ?」で作られたヘッドの先端のライン。ほぼ垂直にスティックを立てた状態でもヘッド全体を使って拾える。線ではなく面/帯でボールを拾うため、スクープの失敗を防げるという発想。直感的にグラウンドボールからトランジッションを誘発したいロングスティックに向いている気がする。
また、「そもそも先端が鋭角に尖ってるのって、意味あるんだっけ?だってボールは丸くて、ボールの下を掬う訳でしょ?ピンポン球やパチンコ玉大のサイズのボールならまだしも、今のラクロスボールのサイズを考えると、先っぽを薄く尖らせる意味なんてある?尖ってても地面の突き刺さるだけだよね。丸みを帯びさせた方がいいんじゃない?地面を滑らせた方がいいんじゃない?」ということで先端のフレーム部分も円筒状に。
更にメッシュも、ヨット競技に使われる特殊繊維を使い、耐久性に優れ、完全にwater proofで一切縮まないメッシュ。
ストリンギングの発想も合理的で新しい。縦にガイドレール的にストリングを通す考え方はtraditionalにも近い。
いずれも、理屈の上では確かにごもっとも。
このページの真ん中辺りで、スクープのし易さを数字で紹介している(リンク)。
もちろん、ブレークスルーは簡単ではない
もちろん、Tribe 7は決してメジャーなメーカーではなく、現時点では「色物」としての見られ方が大半。実際には多くのプレーヤーに使われて、レビューにさらされて初めてsurvive出来るかどうかが決まるだろうから、今の時点でこれが大ヒットに繋がるか、メインストリームになるかは分からない。また、実際には人気選手がCMをやってるかどうかというマーケティング部分が大きく効くので、有名選手を引き入れない限り爆発的には流行らない気もする。(それこそ数年したら廃業してるかも知れない。)
今後のスティック開発への影響?
が、一方で、これが世に出たことで、ユーザーやメーカーのデザイナーに、既存の枠組みを壊す発想が少なからず植えつけられたのは間違いない。もしかしたら今後のBrineやWarriorのヘッドも少しずつこの形に近づいて行くのかも知れない。
コメント欄では早速、「キモい」、「こんなのインチキのまがいもんだ」、「女子のスティックみたいだ」、「胡散臭い」など手厳しい意見もある一方で、「ま、少なくとも試してはみたい」や、「でも、確かに理屈の上ではmake senseなことをしている」という好意的なものも。
いずれにせよ、こういうイノベーションがどんどん出てきて更にギアとスポーツを進化させていけばもっともっと面白くなるはず。いいっすね。既存の枠組みを破壊する新しい発想。
プロモーションの発想も面白い。Statistically有意なサンプル数を確保した上で、既存のスティックと比べてスピードが6-7%上がり、正確さも向上したと(本人は主張する)。もし、それが本当なら、間違い無く金でパフォーマンスを買いたい選手達は興味を持つはず。
Tribe 7のウェブサイトにいろんなデモンストレーションが載っている。突っ込み所満載過ぎる変なおじちゃんだが、確かにスティックとしての性能は「おっ」と思わせる物がある。要はポケットの位置が高く、かなりホールド力があるため、相当振り回してもボールが落ちない(リンク)。こういう変ちくりんな新しい発明に寛容なのも、またアメリカらしい。Bill Gatesも、Steve Jobsも、批判や常識を恐れない変ちくりんな発明家から全てが始まった訳だし。
いたる@13期
2011年1月9日日曜日
Fiddlestick/mini-stick
クリスマス前にILにpostされた記事で、アメリカのラクロスの新しい流れを表していて面白いなと思った記事があったので紹介。(動画、記事のリンク)
来年North Carolinaに入学する予定の高校生、Patrick KellyがBaltimoreの自宅の地下のバスケコートで開催した、"fiddlestick tournament"。同級生や先輩の上手い選手たちに加え、Hopkins-Toronto Nationalsで現Canada代表のKevin Huntleyも参加。
"Fiddlestick(フィドルスティック)"はイコール"mini-stick"。「チビスティック」とか「なんちゃってスティック」とか「オモチャスティック」みたいな感じだろうか。(最近は日本でも結構出回ってるんじゃないかな?と想像するが)アメリカではこれを目にする機会が多い。近所のSports AuthorityやDick's sporting goodsといった大型スポーツ用品店に行くと、どっさり置かれたラクロスギアの中に、必ずこのミニスティックが置いてある。試合会場に試合を見に行くと、ほぼ必ず駐車場で子供達が小さいゴールを置いてこのミニスティックを使ってストリートバスケ的なpick-up gameをやっている。ちゃんとゴーリー用にも小さいスティックがある。
何と言っても持ち運びも楽だし、プレーするのもボールを投げるのも手軽なのがいい。家の庭でギアも身につけずに気軽に出来ちゃう。ボールも小さくて軽くて柔らかいし、スティックも小さいので、人に優しい。メットやグラブも不要。ゴーリーも丸腰。コンタクト無しルール。誰かにガツッとぶつかって流血、とか、ボールが逸れて通行人に直撃、みたいな心配も無い。空気を読んであんましボール持ち過ぎてぶつかったりとかやらない。細かいパスをサクサク繋いで、ゴール前でcreativity満載のフェイクをしまくって遊ぶ。ラクロスというスポーツの持つ最大のボトルネックだった、「気軽にどこでも出来るわけじゃない」という難点を取り去ってくれる、大きな可能性を秘めたツール。
そして何よりも、stick skillのいい練習になる。
最初見た時は子供の練習用なのかな?と思ったが、全然それだけじゃない。大人がめちゃくちゃ使ってる。
日本で2006年くらいかな?当時の箕輪(弟)主将と一緒に地元駒場小学校のクラブ活動でボランティアで小学生にラクロスを教えるのを手伝った記憶があるが、その時はプラスティックのスティックだったと記憶している。グラウンドボールの際に地面に打ち付けることで結構ヘッドが割れるという問題が起こっていたし、ラクロス本来のメッシュを使ったスローやキャッチの感覚とはほど遠い物だった。(速いパスは投げられないし、クレードルもしにくいし、正直難易度が上がる気すらした。)
今のfiddlestickの違いは、本当にラクロススティックな点。ちゃんとメッシュがあり、編んである。Evolutionなどの実際のフレームを純粋に相似形で小さくしたイメージ。シャフトもちゃんと八角形シェイプ。ゴーリースティックもちゃんと小ちゃいバージョンがある。ゴールも同じく小型のものがある。
どうでしょ。オフにちょっと遊んだり、寒い冬も体育館でこれでやったり。OBになって20年経って、さすがにガチのラクロスは毎週は出来ねえな、という人でも、これなら楽勝。息子や娘と楽しむにも持ってこい。彼女ともこれなら気軽に公園で出来ちゃう。こないだうちのマンションの近所のおじさんはこれでボールを投げて飼ってるラブラドールレトリーバーに取りに行かせていた。賢い。
ぱっとGoogle shopping検索した感じ、山ほど引っかかる。STXがfiddle stickとしてゴールも含めて力を入れて売ってるっぽい。(それだけニーズと市場があって売れるってことだろう。)
- STXのページのaccessaryの下の方にわんさか載っている。
- Google shoppingのリンク。海外から買える店もあるんじゃないだろうか?か、日本でラクロスグッズ扱ってる代理店をつついて入れてもらうとか?
- Warriorの呼び方だと"mini"
もう少し時間が経てば、幼少期からfiddlestickを使って遊んでいた世代がNCAAに入ってくる。本物のスティックからいきなり入るのに比べ、stick skillが早く成熟しているはず。このスポーツがまた一段高いレベルに到達する予感がする。
いたる@13期
2010年11月16日火曜日
Stick Stringing
Warm upも兼ねて、ちょいネタもガンガン載っけて行きます。
Inside Lacrosseにて、Warriorの看板選手たちによるStick Stringing(スティックのメッシュ編み)の動画が載ってたので紹介。記事などでメッシュの設定について、deep pocketがいいとか、pocketの位置は上の方が好み、とか、shotting stringは2本でVは敢えて入れないのがスタイルだ、とかいう議論は散々インタビューに載っているが、なかなかこうやって実際にトッププレーヤーが編んでる映像は無いので。
Dino (LI)とWesterbelt (Denver)というラクロス界最高峰のAT二人。プレーに強く影響を与える、最もデリケートな部分であるポケットシェイプやシュートストリングなど、相当な熟練と拘りを感じさせる。
リンク。
Inside Lacrosseにて、Warriorの看板選手たちによるStick Stringing(スティックのメッシュ編み)の動画が載ってたので紹介。記事などでメッシュの設定について、deep pocketがいいとか、pocketの位置は上の方が好み、とか、shotting stringは2本でVは敢えて入れないのがスタイルだ、とかいう議論は散々インタビューに載っているが、なかなかこうやって実際にトッププレーヤーが編んでる映像は無いので。
Dino (LI)とWesterbelt (Denver)というラクロス界最高峰のAT二人。プレーに強く影響を与える、最もデリケートな部分であるポケットシェイプやシュートストリングなど、相当な熟練と拘りを感じさせる。
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