両チームのシーズンプレビュー
Hopkinsが相当いいチームとして立ち上がりつつある。
- 引き続きDFがタイト
- 2年生Gの #33 Pierce BassetがもはやNCAA最強クラスにまで成長。ガチで強い。これは来年再来年NCAA最強の守護神になってくると思われる。Composure(落ち着き)、ポジショニング、ボールやシューターの見え方、力の抜け方、反応、全ての点で素晴らしいものを持っている。元JHUで4-time All-AmericanのQuintもスローモーションで見て「完璧」と言っていた。
- 何よりもMFの1-2年生軍団が相当強力になってきた。
- 特に、#31John Ranagan、#9 John Greeleyの2年生ビーストコンビが正にRabil-Peyser化して来ている。スライドでUNC #24のMLL指名4年生DF、もう一人のビーストRyan Flanaganが着いても止められていなかった。RanaganはもうLong poleに着かれようが何しようが全く関係無い域に達しつつある。
- 加えて、1年の#27 Guida、2年 #16 CoppersmithもNCAAではトップクラスの才能を開花。MFでガンガンに崩して点を取る、本格派MFのチームになってきている。1st setに本来ならLong stick着けたいMFが4枚いるって...
- あと、MLL指名から漏れた4年生AT #42 Kyle Whartonが得意のTime and Room(スタンディングのロングシュート)、Broken situationのrunning shot等で存在感を見せた。機動力はトップレベルとは言えないが、シュートが鬼。そういうタイプの選手は参考になるはず。
- あと、FOGO (Face-off specialist)の#4 Matt Dolente (Sr.)がいい仕事をして、相手の1年生FOGO RG Keenanを抑えていた。現時点では恐らくDolenteがNCAA Div 1最強という感じか。試合前のアップでのドリルでの緻密さ/速さ/徹底度が印象的だった。身長は5-7なので170cmジャスト。NCAA Div 1上位校の中では小人の域。スピードで勝負して効率的に勝っているので技術的に参考になるはず。
QuintのBitterに関するコメントでもう一つ印象に残っているのが、今シーズンのこれまでの試合では、2年前と違い、ちょっとロールに固執しすぎ、ねちょねちょロールするだけで結局抜けない、east-west(横)の方向に動くだけで、north-south(縦)に動いていないので怖くない、という症状が顕著だったが、この試合ではrollだけでなくsplit dodge、横だけじゃなく縦に抜く動きを混ぜてきているのが効果的だったと。「Rob Pannellを見て学んだんじゃないの?」とも言っていた。(逆に言うと、Pannellは純粋にスピードだけ取ればBitterよりも劣るのに、より効果的/効率的に相手を抜けているのにはその辺の違いがあるんだろう。)
ただ、ILのレポーターもPodcastで指摘していたが、やはり諸刃の剣。Bitterのプレースタイルだと、派手に抜いて点を取るか、潰される/落とされる/crease violationでturn-overになるか、というハイリスク=ハイリターンの賭けになってしまっている。且つ、Bitterを軸にするとAll American候補の1年生AT #34 Nicky Galassoのゲームコントロールやフィード力といった良さがいまいち出なくなってしまう。どっちを軸にゲームを組み立てるのか、コーチとしては悩ましい所だろう。(裏を返すと、恐らくGalassoを軸にするという戦略でこれまで統一してきていて、Bitterもそれを解って敢えて無理して攻めて来なかった、が、今回はスカウティングを通してmatch-up上明らかに分がある事が解っていたので、敢えて積極的に攻めた、という事なんだろう。)
ちなみに、来年Billy Bitterが卒業して、弟のJimmy Bitterが入ってくれば、Galassoを軸にした上でexplosive dodgerをどう使うか、という明確な軸が定まるため、それはそれでどうなるのか見てみたい。
ESPNのハイライト(リンク)
ILのハイライト
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