2013年2月10日日曜日

NCAA 2013 注目選手

先週開幕したNCAAラクロス。Inside LacrosseにESPNU解説者で元Johns Hopkins / MLLゴーリーのQuint Kessenich氏らによる今年の注目選手、MVP候補選手が紹介されてたので転載。



まず、明らかに突出して注目度が高い2人が、

1. Peter Baum(ピーター=バーム) - Colgate #15 4年 AT

昨年67得点、30アシスト。(67得点て...)

昨年のTewaaraton Trophy受賞者(MVP)。ハイライトを見ると解るが、「爆発的」という言葉が相応しいダッジ力と広いレンジのシュート力で得点を量産。2000年代にMLLで一時代を築いたMark Millon氏を彷彿させる。今年のMLLドラフトで一位指名。正に、観る者をあっと言わせられる華のある選手。

ズバッと抜いて、ドカッと決める。シンプルだけど止められない。フェードアウェイでゴールから離れる方向に走りながら、中距離でかなり強力なシュートを決められる希有な存在。

悲しいかなColgateはTop Tierの学校ではないため、レギュラーシーズンの試合の放映がほとんど無く、一般のファンが彼のプレーを目にするのは5月のトーナメントか。

2. Rob Pannell - Cornell #3 5年 AT

2011年は42得点、47アシスト。

2009年に1年生にしてチームの司令塔として当時4年のMax SeibaldらとCornellを準優勝に導いたPannell。その後「今年こそは悲願の優勝」と言われながらも、それを成し遂げる事無く、勝負の年だった最高学年の去年、開幕戦でまさかの足首骨折。

MLLで全体一位指名されながらも、「大学でのラクロスに悔いを残したくない」と言う事で、留年を決意し、今年5年目の参戦。

正直、これ以上上手い選手はNCAAのラクロスでは観た事が無い。特にクリース周りでの抜く力、シュートのバリエーションと決定力、相手を引き続けて確実に決めさせるフィード力は、現役のATの選手にとって動画で何度も見直して勉強したい最高レベルのお手本。

苦しいのは、今年はチーム自体が優勝候補と呼べる程強くない(と目されている)所か。

3. Mike Sawyer(マイク=ソーヤー) - Loyola #4 4年 AT

52得点、10アシスト。

昨年のTewaaraton選出で最後まで残った、優勝校Loyolaのエース。こちらもダッジ力、シュート力鬼。

Quintをして、「体全体をしなるムチの様に使っている」とも形容されるシュートは素晴らしいお手本。

4. Marcus Holman - North Carolina #1 4年 AT

39得点、35アシスト。

去年一年間、地元North Carolinaで生で見続けた中で、最も印象的な選手。「ラクロスIQが高い」とは正に彼の事。コーチの息子として「賢いラクロス」を体現。

インタビュー等を聴く感じ、かなり考えながら、工夫しながら、常に足を動かし、相手の裏を掻く事、チームとしてより確率の高いシュートを常に考え続けている。

シュートも上手い。敢えて目線をズラしたり、タイミングをズラす事で、「あれ?何でゴーリー取れないの?」と言うシュートを頻繁に決めて来る。

5. Tom Schreiber(トム=シュライバー) - Princeton #22 3年 MF

MFとしては別格。一年生の時から強烈な印象を残し続けている。強力なダッジと広いシュートレンジ。加えて去年は(MLLのPaul Rabilと同じで)一歩抜いて引き付けてフィードというパターンが増え、一気にフィーダーとして成長している。

MLLレベルでもエース級になれるレベル。

ラクロスエリート一家出身。

6. Jesse Bernhardt(ジェシー=バーンハート) - Maryland #36 4年 LSM

MLL一巡目指名。でかい。機動力鬼。オフェンス力鬼。観てて超楽しい。DFも足でゴリゴリに着いて行って鋭いチェックでターンオーバー発生させまくり。

てな感じだろうか。今年はトップレベルの選手たちのレベルはかなり高いと感じる。特にRob Pannellが5年生として戻って来たのが大きい。やべえ楽しみ。

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