2016年3月21日月曜日

Powerade Commercial - Derrick Rose

3年ぶりにアメリカに帰ってきて、少しずつ生活も落ち着いてきて、テレビやインターネットでいろんなスポーツを見る余裕が出てきた。

今は正にMarch Madness(3月の狂気)、NCAA Men's Basketball Tournamentの真っ最中。応援する地元Chapel HillのUNC (North Carolina)は、今年は比較的いいチームで、優勝候補の一つと目されており、今週のFirst Round, Second Roundを危なげなく勝ち上がり、来週はSweet 16 (Best 16)で、同じく伝統的強豪校のIndianaと対戦。今から楽しみだ。

さて、その試合の放映中に目にしたCMで、心の琴線に触れたものが一つあったので紹介。アメリカは日本と違い、Commercial Filmに与えられる時間の枠が長く、また文化の違いもあり、結構Short Movieのように雰囲気や音楽やストーリーで感動させるもの、泣かせるもの、シビレさせるものも多い。前回の連載時にもちょくちょく紹介してましたが(「CM」のラベルを参照)、いいものがあれば自分自身のメモとしての意味合いも含め、載せていこうかなと。

スポーツ飲料のPoweradeの宣伝。NBAのChicago Bullsを率いてきた、元MVP、Derrick Roseをフィーチャーしたもの。

彼の子供時代の、Chicagoのダウンタン南部のEnglewoodの貧しいコンクリートの街並み。そこで、Michael Jordanに憧れ、ボロボロの自転車でChicago BullsのホームスタジアムであるUnited Centerに行き、いつかそこでプレーする事を夢見る少年。

そして、実際にそのUnited Centerのコートでプレーする事になった現在。American Dream, Hoop Dreamを象徴する一本。

「We're all just a kid from somewhere」「結局、俺ら皆、最初は、どこかの場末の街並みで、片田舎で、夢を持ってたただのガキだろ?」っていう。皆そこから上がって行くんだぜ、っていう。アメリカの貧しい街や、そこでの貧困や、教育や、ドラッグや、犯罪や、そういういろんなネガティブな面を見て、自分自身、日本を出て、企業経営のフィールドで、世界の舞台で戦おうと決めて、その最も厳しいリーグであるCorporate Americaでやって行こうと決めて、Chicagoで一歩目を踏み出して、これまで歩んで来て。こういうの、何か熱くなるなと。思わずインスピレーションを貰ってしまった。


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