2011年10月17日月曜日

Fallball vol.02 UNC-OSU

先週末に行われた練習試合のもう一つ。UNC (North Carolina)Ohio State。(リンク

UNC HCのJoe Breschiは08年までOSUを率いて強豪に仕立て上げた後、UNCの立て直しのために請われて母校にHCとして復帰。

Breschiの下でAssistant Coachを勤め、ここ数年のUNCの躍進の原動力となっているオフェンスとリクルーティングの指揮を執るOSU卒業生で元MLLのPat Myers。の、兄Nick Myersが現在のOSUのHC。

まあ、練習試合でいろんな選手を出してるので一概に勝敗で実力は計れないが、結果は11-11。去年は公式戦でUNCがシーズン初期に足元を掬われた。

僕の現在の地元UNCの状況がいくつか載っていたのでピックアップすると、
  • 元々ATが厚かった上に、GeorgetownからEmala、PrincetonからMcBrideという4-5年生ATが加わり、更に一年生の強力ATが加わったオフェンス陣は、鬼の様に強力に。OFMFで結構出して、どっからでも攻められる。
  • 去年1年生All AmericanでRookie of the yearの#34 AT Nicky Galassoが3得点と存在感を示しつつ、OFをコントロール。
  • 去年までのエースBilly Bitterの弟Jimmy Bitterが1年生にして早速大活躍。特にXからのダッジの切れは兄譲り。
  • 但し、DFのスターター3枚が現在怪我でベンチ外。恐らく秋の間はずっとダメ。来年2月以降の開幕に間に合わせたい所。
ってな感じ。

OF Coordinator Pat Myersの狙いが的中しまくりのオフェンスが結構来てる感じ。問題はDFだなー。

あと、これは完全に私見だが、分厚い分厚いと言われてるOFも、なんかちょっと足りない気がするな...と。ミッシングピースは何だ?と思ってRosterを見てはたと思ったのはCanadian Finisherの不在。Syracuseはもちろん、HopkinsやPrinceton、Greerがいた頃のDuke、去年で言うとSyracuseの#28 AT Stephen Keoghの様に、ロングシュートとフィードとダッジが出来る強力な正当派アメリカ人ATに加え、一枚クリースで鬼の様に片っ端から捩じ込むタイプのstreet smartで器用なCanadianが欲しい所。実はDodgerはこんなに必要無くて、一枚Canadian入れれば一気にGalassoの本来の才能が爆発するんじゃないかって気もする。現に去年Billy BitterとGalassoはそれぞれ独立で動いて、イマイチ有機的に相乗効果を発揮するという感じになっていなかったように...別にダッジャーが10人いた所で結局ダッジ掛けるのは一人な訳で。

その辺がどう出て来るかだなー。

(にしてもこの辺の多様性からの相乗効果、特にAT内での異なるキャラの組み合わせの重要性に関してはアメリカでNCAAを見る様になって改めて気付かされた。昔は「要はシュート打てて抜ける強いAT 3枚いりゃいいんしょ?」と思っていたが、高いレベルで実力が拮抗するに連れ、強力な個性/尖りを組み合わせる事が最後の一歩の競合優位に繋がって来る。)

今週末はホームでBucknellと練習試合があるっぽいので、天気とスケジュールが許せばちょっと見に行ってみようかと。

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