2011年10月15日土曜日

Easton LacrosseのRaptor Helmetが遂にLaunch

去年のNCAA Big City Classic @ NYの会場でガンガンプロモーションを掛けていた、Easton LacrosseのRaptor Helmetが遂に市場に出回るとの事。(ILの記事Eastonのページ

Big City Classicの会場で触れた感想&写真)

当時手に持ってみての感想は、「驚く程軽い」と言う事と、「シェルとインナーのウレタンが一体化していて、明らかに安全性/防護性が上がっている」という点。

後は、オールブラックのビジュアルが不気味で渋カッコいい空気を発していたのが記憶に残る。

いつ出回るの?と思っていたが、2012年の開幕に先駆けて上市するプランか。

自転車のBell Helmetや圧倒的に大きな市場を持つIce Hockeyで培って来たスポーツヘルメットに関する知識と技術。ラクロス専業でやって来たCascadeに比べると、明らかに背後に控えているcapabilityが違う。

一方で、結構コメント欄でも散見されるのが、ビジュアルに関する二極化された意見。渋くていいんじゃね?という意見と、いや、なんかもっさりしてていまいちっしょ、という意見に別れている。

肝心の色はどうなるんだ?と気になっていたが、最初はwebでもフィーチャーされている通り、白ベースに基本色を合わせたもので始めるっぽい。

が、うーん、まあ、好みの問題だが、白赤、白青、白紺の三色は、正直、どうでしょ...横から見た感じだけなので何とも言えないが、うーん、あんまし...つか、初代ガンダムっぽいっつうか、アムロっぽいっつうか...

デザインという点、そして無限大の色の組み合わせ&カスタマイズと言う点に於いては、やはりまだCascadeに分があるなと言う感じ。性能だけじゃなくビジュアルも重要な要素なので、やはりこのままだとCascadeの牙城を大きく崩すというシナリオは短期的にはちと思い浮かばない。その辺が若干アイスホッケーと「ビジュアル対性能/安全性」の比重が変わって来るポイントだ。Riddelが苦戦し、WarriorもVenomで苦戦し、TIIで一気に花開いているのを見ても解る通り。(日本だと結局輸入のフィルターを通ってCascade一本やりと言う感じなのかな?だとするとだからあんましピンと来ないかな?)

今後マイナーチェンジで短期的に色の組み合わせやステッカーを出してくるのか、はたまた今回はこのまま行って、Gen-2(次世代)で大きく変えてくるのか。はたまた最初の数年でクイックトライして、いまいちpenetrate出来なかったらとっとと退却するのか?いや、今のlacrosseの爆発的拡大を考えると、そしてIce Hockeyの飽和を考えるとそれは考えにくい。

これまでNikeやAddidas、インドアではReebokと言ったブランドがこぞって参戦して来た数少ない拡大マーケットであるLacrosse。Nikeは多少プロテクターで存在感を出して来たが、やはりスティックではいまいち。EastonもCasey PowellとBrett Queenerを担いでWall Ballのキャンペーンを打って来たスティックの方は結局今のところ色物としての見られ方を脱しきれていない。結構いい線行っているかに見えたMaverikは、遂に3年間広告塔の大黒柱を勤めて来たPaul RabilをWarriorに取られてしまった...拡大はしているが、やはり「粋」が幅を利かせるこのスポーツでは、「は?Easton?素人だろ。やっぱWarriorかSTXだろ、上手い奴は」的なステレオタイプが意外と根強い。

結局MLLのトップクラスの選手を抑えて継続的にESPNUでCMを打てるかが大きくperceptionを支配しているようにも見え、それを可能にする資金力のあるWarrior (+ Brine) & STXの二強が引き続き市場を引っ張るという構図が続くのか?New entrantsたちにとってはちと「鶏と卵感(流行らないから金といい契約選手取れない、取れないからイマイチ流行らない)」のある参入障壁が生じてしまっている。

Eastonの次の一手が気になる。

で、Easton Lacrosseのメットのデザイナー。結構ハーコーな感じだ。

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