2011年10月19日水曜日

Fallball vol.03 UNC-Bucknell

昨日(10/16)地元Chapel HillでUNCとBucknellの練習試合があったので観戦。

注目のUNCに関していくつかの感想/観察は、

#4 AT Jimmy Bitter (Fr)がスタメンで出てそこそこ活躍
  • 全体的に、やはり1年生にしては大したもん。NCAAの上位校でいきなりスタメンで出て普通にやれてるってのは凄い。やはりNCAA全体で2位の評価を受けるだけの事はある。
  • 一方で、まあ、まだまだNCAAとしてのレベルにアジャストしきれてない、経験不足だなってとこはいくつか。(プレーの選択、当たり、判断のスピード等)
  • 兄Billy譲りのダッジ力は健在。でもBillyほどぶっちぎってはないか?
  • シュートは明らかにBillyより上手い。レンジがより広い
  • 小さいとは聴いていたが、まあ、見てみるとそんなでもないかな?(日本人の感覚からすると普通にでかい選手...180無いくらい=NCAAだとちと小さい)下半身とか結構しっかりしてるし、NCAAでサイズがハンディになる感じではないか。
#34 AT Nicky Galasso (So)が柱として定着。が、ちょっと調子悪かった
  • 変なパスミスとか。安いシュートとか。ま、冬までに戻るっしょ...
スターター3枚を怪我で欠くDFがだいぶザル
  • まあ、下級生中心ってか多分1年生も出てるし、しゃあないか。が、上級生の怪我が開幕までに間に合わなかった場合、結構苦しくなるな。
  • G #19 Rastivo (Jr)は相変わらず安定したG。飛び抜けてはいないが、穴という感じではない。
もう一人の1年生#11 Joey Sankeyが思ったよりいい。普通にプレー出来てる。身長168 cmくらいだが、フィジカルとスティックスキルが凄くしっかり。ATの4-5枚目として普通に穴を埋められる感じ。

Princetonから卒業後移籍の#12 Jack McBride 院1年とGeorgetownから移籍の#5 Davey Emala 3年の二人のベテランATがOFMFとして登場。
  • まあ、強力。ダッジで抜く力がある。スティックスキルもATだし。LSM付いても気にせず攻撃出来る。
  • が、一方で、若干持て余してる感があるのと、DFで戻っちゃった時の穴感がある。一概に二人の強力ATが入ったからその分足し算で攻撃力アップ、って感じでもないか。
  • しかし、ここに若干考えを感じる。即戦力の彼らをATで使うって考え方もあったはず。しかし敢えてそうせずに1, 2年のBitter, GalassoをATの柱にし、彼らを軸に長期的にチームを作って行くという方向。それぞれ1-2年で卒業してしまうMcBrideとEmalaにはピンポイントでOFMF使いで底上げに使うという発想か。
  • Davey EmalaのGeorgetown時代のStatsを見て、如何にでかい移籍だったかが解る。去年2年生で背番号5、35得点、13アシスト。ぶっちゃけチーム得点王。ポイントでも2位。言うなればGeorgetownの来年の最有力注目選手だった選手が3年になる手前で出て行ってしまった(North Carolina的には加入してくれた)訳だ。Georgetownは泣きたいだろう。(リンク
FOGOの#25 RG Keenan 2年が相変わらず無敵。勝率何割だ?8割ぐらいじゃねえかって気ぃすら。
  • 加えて、去年穴だった、かき出しの場所の判断ミスとシュート力が圧倒的に改善されている。状況を見て絶妙な方向、距離でかき出せるようになっている。加えて、Shot on the run(ランニングシュート)が明らかに強力になっている。去年だと、「Keenanにそのまま打たせろ。それが一番確率低い」が相手チームのScouting sheetにがっつり書き込まれてたはずだが、今年はそれだといいシュートがいい所に刺さって来る可能性が出て来た。FOからの得点が毎試合期待出来る感じ。
  • 間近で見て感じた「何でそんな強い?」の理由は、反応の速さと技の引き出しの多さはもちろん、下半身の安定と重心の低さ、相手に対しての身体の入れ方が異様に上手いという点。相撲とか、バスケのリバウンドのスクリーンアウトの感覚に近いか。ゴリッと身体を素早く入れて、一切相手に手出しさせない状況をあっという間に作る。
あと、何人かの脇を固める選手たちも結構いい。
  • #20 MF Jimmy Dunster (4年)も相変わらず安定。
  • #8 MF TJ Kemp (2年)は去年怪我であんまし出てなかったが、まあ、サイズは普通だがフィジカルがしっかりした、且つバランスの取れた、いい選手。
丁度今年のRosterが発表されていた(リンク)。Scrimmageの背番号と一致する物としない物があるけど。パッと見て思ったのは、Jimmy Bitterが兄Billyから栄光の4番を譲り受けた点、Davey EmalaとJack McBrideの転校生組はそれぞれ5, 16を貰った点、Nicky Galassoが34から42に変わった点。

しかしまあ、つくづく、HC Joe Breschi就任後彼がリクルーティングした代が始まった2年生(全米1位)、今年入った1年生(全米2位)の層がクソ分厚い事が解る。まあ、来年再来年だな、本当に波が来るのは。

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