いやー!今年のFinal Fourも素晴らしかった!
最後はMarylandが完全に王者の風格で、攻守、Face Off、Transition全ての面に於いてほぼ完璧な試合運びで、初優勝を狙うOhio Stateをがっちりねじ伏せ、9-6で堂々の優勝。
Marylandは前日の女子でも優勝しており、去年はUNCが男女優勝で、今年はMarylandが男女優勝。
Maryland州はLacrosseの総本山とも言える州で、その州を代表する州立大学。ところが、1975年以来42年間もの間優勝出来ず。過去7年間で5度決勝に進出しながらも、ここまでの4回は全てあと一歩で破れ4度とも準優勝。今年の4年生は3年連続で決勝進出も、去年一昨年は準優勝。
「今年こそはMarylandの年」と言われながら、毎年悔し涙を流し続けてきた。「Marylandのやり方では決勝には行けても準優勝までしか出来ない/メンタルに問題がある/本番に弱い/万年無冠の帝王/呪い」と悪口も散々言われて来た。
そのメンバーが、遂に悲願の優勝。去年UNCに後一歩のところで優勝をさらわれた後の茫然自失と涙のシーンを見ているだけに、今回の優勝には本当にジーンと来た。去年の決勝の直後から、「来年は必ずここに戻ってきて、次こそは絶対に優勝する」、という強い決意と覚悟で挑み、途中数試合負けながらも、建て直し、遂に掴み取った堂々の優勝。本当に多くの事を学ばせて頂いた。心の底からおめでとう!
また追って時間を見つけて試合のReviewを書いていこうと思います。(ちといろいろ忙しくなってまして、時間あればベースで…)
2017年5月30日火曜日
2017年5月29日月曜日
NCAA 2017 Semi-Final
今年も遂にLacrosse最大の祭典、LacrosseのSuperbowlとも言われる、NCAA ChampionshipのFinal 4が行われる、Memorial Day Weekendがやって来た。
Boston近郊のFoxboro、NFL New England Patriotsのホームスタジアム、Gillette Stadiumにて。アメリカに来て以来毎年恒例のイベントになっている我が家では今年も最前列の席で観戦。
アメリカではラクロスの競技人口自体は継続的に伸び続けており、引き続きラクロスは成長スポーツであるにも関わらず、残念ながら、高画質のTV放映の充実や、遠出を嫌う傾向で、会場の集客数はここ10年下降線にある。(Final 4の観客動員数のTrend)決勝戦の観客動員数は、2008年の5万人をピークに、漸減を続け、ここ数年は2.5万人と10年間でほぼ半減。恐らく今回は雨天で気温も低く、更に客足は伸び悩むんじゃないだろうか。
しかしながら、やはり、毎年この会場に来て感じるこの高揚感、興奮、ラクロス愛、ワクワク感は、他では得られないと感じる。
試合のレビューは、別途時間が有る時に追々書いていこうと思うが、クイックに結果と感想のみ。
一試合目はOhio State vs Towsonで、Ohio Stateが5点差から逆転して一点差で初の決勝進出。
二試合目は、Maryland vs Denverで、こちらも接戦の末一点差でMarylandがこれ連続の決勝進出。43年ぶりの悲願の優勝に向けて駒を進めた。
詳細は追って書くが、正直、痺れた。素晴らしい準決勝2試合だった。
これまで、2008年、2011年、2012年、2016年、2017年と、5回会場でFinal Fourを見てきたが、今年の準決勝2試合は、2試合揃っての、エンターテインメントコンテンツとして、見て楽しむ試合としては、ここ10年で最もQualityの高い2試合だったんじゃないだろうかと感じた。
今年のTournamentはここまでの1回戦、2回戦では、結構大差の試合が多く、ちょっと詰まらない年かと言われていたが、ここに来てグッと接戦の、緊張感のある、逼迫した、手に汗握る試合になってきた。
Turnoverも少なく、個人の心技体、チームとしての戦術的な駆け引き、一進一退の攻防、最後の最後までどう転ぶか解らない接戦、会場で見ていてもずっと鳥肌が立ちっぱなしの素晴らしい内容だった。
決勝はどちらを応援しようか物凄く迷う。初の決勝進出で、中西部からのシンデレラストーリーを狙うOhio Stateか、3度目の決勝進出で、最後の最後に悲願の優勝を叶えたい四年生中心のMarylandか。やはり去年目の前のベンチで、敗北後に茫然自失とし、絶対に来年ここに帰ってきて優勝してやると誓っていた4年生を見たMarylandに対する共感の気持ちが強い。って事でMarylandを応援しまっす。See what happensで!
Boston近郊のFoxboro、NFL New England Patriotsのホームスタジアム、Gillette Stadiumにて。アメリカに来て以来毎年恒例のイベントになっている我が家では今年も最前列の席で観戦。
アメリカではラクロスの競技人口自体は継続的に伸び続けており、引き続きラクロスは成長スポーツであるにも関わらず、残念ながら、高画質のTV放映の充実や、遠出を嫌う傾向で、会場の集客数はここ10年下降線にある。(Final 4の観客動員数のTrend)決勝戦の観客動員数は、2008年の5万人をピークに、漸減を続け、ここ数年は2.5万人と10年間でほぼ半減。恐らく今回は雨天で気温も低く、更に客足は伸び悩むんじゃないだろうか。
しかしながら、やはり、毎年この会場に来て感じるこの高揚感、興奮、ラクロス愛、ワクワク感は、他では得られないと感じる。
試合のレビューは、別途時間が有る時に追々書いていこうと思うが、クイックに結果と感想のみ。
一試合目はOhio State vs Towsonで、Ohio Stateが5点差から逆転して一点差で初の決勝進出。
二試合目は、Maryland vs Denverで、こちらも接戦の末一点差でMarylandがこれ連続の決勝進出。43年ぶりの悲願の優勝に向けて駒を進めた。
詳細は追って書くが、正直、痺れた。素晴らしい準決勝2試合だった。
これまで、2008年、2011年、2012年、2016年、2017年と、5回会場でFinal Fourを見てきたが、今年の準決勝2試合は、2試合揃っての、エンターテインメントコンテンツとして、見て楽しむ試合としては、ここ10年で最もQualityの高い2試合だったんじゃないだろうかと感じた。
今年のTournamentはここまでの1回戦、2回戦では、結構大差の試合が多く、ちょっと詰まらない年かと言われていたが、ここに来てグッと接戦の、緊張感のある、逼迫した、手に汗握る試合になってきた。
Turnoverも少なく、個人の心技体、チームとしての戦術的な駆け引き、一進一退の攻防、最後の最後までどう転ぶか解らない接戦、会場で見ていてもずっと鳥肌が立ちっぱなしの素晴らしい内容だった。
決勝はどちらを応援しようか物凄く迷う。初の決勝進出で、中西部からのシンデレラストーリーを狙うOhio Stateか、3度目の決勝進出で、最後の最後に悲願の優勝を叶えたい四年生中心のMarylandか。やはり去年目の前のベンチで、敗北後に茫然自失とし、絶対に来年ここに帰ってきて優勝してやると誓っていた4年生を見たMarylandに対する共感の気持ちが強い。って事でMarylandを応援しまっす。See what happensで!
2017年5月25日木曜日
NCAA 2017 #13 Tournament 2nd Rd Maryland vs Albany
Quarter Final (準々決勝)の最終第四試合。全体一位で堂々の優勝候補Maryland対、先週Defending ChampionのNorth Carolinaを破ったAlbanyの一戦。
Albanyの勝利の方程式、FOを支配して、めまぐるしいボールの動きとクリースへのフィードで得点を重ねるOFがどこまでMarylandに通用するか?
が、蓋を開けてみれば18-9の大差でMarylandが圧勝。圧倒的な戦力の差を見せつけた。(Box Score)前半終了時点で12-4だったので、ほぼ前半に勝負が着いてしまった感じ。
Albanyはここまでトップレベルのアスリートを集められる名門強豪校では無いにも関わらず、個性溢れる、自由で創造的な、高い得点力を誇るラクロスで多くのファンを楽しませてくれた。来年以降に期待。
が、それにしても、まあ、Marylandの巨大戦艦としての強さが際立った。圧倒的に優勝候補としての揺らがぬ安定感を見せた。
Albanyの勝利の方程式、FOを支配して、めまぐるしいボールの動きとクリースへのフィードで得点を重ねるOFがどこまでMarylandに通用するか?
が、蓋を開けてみれば18-9の大差でMarylandが圧勝。圧倒的な戦力の差を見せつけた。(Box Score)前半終了時点で12-4だったので、ほぼ前半に勝負が着いてしまった感じ。
Albanyはここまでトップレベルのアスリートを集められる名門強豪校では無いにも関わらず、個性溢れる、自由で創造的な、高い得点力を誇るラクロスで多くのファンを楽しませてくれた。来年以降に期待。
が、それにしても、まあ、Marylandの巨大戦艦としての強さが際立った。圧倒的に優勝候補としての揺らがぬ安定感を見せた。
- FOが、最初に5本先取されて、やはりAlbanyにやられっぱなしか?と思われたが、そこから一気に盛り返し、試合中盤は圧倒的に支配。FOGO専門のコーチとして元MLL Boston Cannonsの12年優勝メンバー、CHris Mattesが付きっ切りでFace Offer達を育成して来た成果が出ている。
- 去年と変わらぬOFの上級生3枚看板がまたしても極めてレベルの高い個人技とチームプレーを炸裂させた。現時点でのTewaaraton Trophy Winner (MVP)候補筆頭、#1 AT Matt Rambo (Sr./4年)が体の強さと左の大砲を爆発させての4得点4アシストで8ポイント。#2 AT Colin Heacock (Sr.4年)も1得点ながら、プレッシャーを掛け続けた。そして、引き続き異様な生産性を誇っているのが#40 OFMF Connor Kelly (Jr./3年)。ダッジから、パスを受けて、鋭いシュートを突き刺し続けて5得点。いやー怖いっすね。相手DFとGは。
これはさすがに今年は悲願の1975年以来42年ぶりの優勝でしょう。よっぽどな番狂わせが無ければ。
と、書いて、でも2011年、2012年、2015年、2016年もそう思って見てて、結局あと一歩及ばずで毎回優勝逃して準優勝に甘んじてるんだよな…と。去年なんて絶対優勝と決勝戦の試合終了時点まで思ってたし。
今度こそその呪縛を解き放てるか。準決勝はDenver。今年はレギュラーシーズンで対決していない。決して侮れる相手では無い。ましてや相手はあの7回優勝を誇るHC Bill Tierney氏。間違いなくばっちり対策を練って来る。うおー今からブルっと武者震いしてくる組み合わせだ。
2017年5月23日火曜日
NCAA 2017 #12 Tournament 2nd Rd Ohio State vs Duke
Quarter Finalの1試合目。Duke vs Ohio State。
Ohio Stateは、中西部はOhio州Columbusが本拠地。元々決してLacrosseが歴史的に盛んな地域では無かったが、この10年でラクロスが全米に広がる中で、グングン力を付けつつある新興チームの一つ。Canadianも積極的に取り、Rosterに6人が名を連ねる。
Dukeは今年もシーズン後半にグッとチームとしての完成度を上げて来ており、先週もHopkinsを大差で撃破。期待が掛かる。
が、結果は16-11でOhio Stateが堂々の勝利。DukeはQ4に追い上げたものの、Q3終了時点で13-5と大差が付き、ほぼ勝負あり。(Box Score)
これで遂にOhio Stateは、1953年の創部以来、初のFinal Four進出。
いやー、Ohio Stateには正直感銘を受けた。今年見て来たチームの中で、「日本の大学のラクロスチームが見て学べる」という軸に於いて、最も優れたチームだと感じた。チーム戦術としても、個人としても無茶苦茶基本に忠実。ほぼ教科書。地味だが力強い。土台がしっかりしてる。非常に参考になる、真似できる点が多い。
Ohio Stateは、中西部はOhio州Columbusが本拠地。元々決してLacrosseが歴史的に盛んな地域では無かったが、この10年でラクロスが全米に広がる中で、グングン力を付けつつある新興チームの一つ。Canadianも積極的に取り、Rosterに6人が名を連ねる。
Dukeは今年もシーズン後半にグッとチームとしての完成度を上げて来ており、先週もHopkinsを大差で撃破。期待が掛かる。
が、結果は16-11でOhio Stateが堂々の勝利。DukeはQ4に追い上げたものの、Q3終了時点で13-5と大差が付き、ほぼ勝負あり。(Box Score)
これで遂にOhio Stateは、1953年の創部以来、初のFinal Four進出。
いやー、Ohio Stateには正直感銘を受けた。今年見て来たチームの中で、「日本の大学のラクロスチームが見て学べる」という軸に於いて、最も優れたチームだと感じた。チーム戦術としても、個人としても無茶苦茶基本に忠実。ほぼ教科書。地味だが力強い。土台がしっかりしてる。非常に参考になる、真似できる点が多い。
- クソほど基本に忠実。GBも両手で拾う、しっかり相手のボックスにパスを投げる、無理で派手なシュート打たない、シュートは上からQuarterで振り抜く、横からとか下からとか見た目重視なショートは打たない。しっかりピックを掛ける、掛けた後にしっかりOff Ballの動きする、etc. 爪の垢を煎じて飲みた過ぎる。
- 気持ちがしっかり篭ってる。気迫。魂。Ground Ballの寄りの真剣さ、一生懸命さ。飢えた犬の様な球際の食らいつき。
- OFは全員でボールを共有して、崩して、パス出して、もう一歩崩して、もう一個パス出して、確実にゴールに近い位置でフリーを作って、確度の高いシュートを打つ。そうじゃなければ無理して打たない。個人技に過度に頼らない、合理的で効率的なオフェンス。
- 全員が得点出来る。一部のスターに偏ってない。8人で16得点。
- DFクソ硬え。堅牢過ぎ。Shorty, LSMF, Close DF全員が、個々の1-on-1の勝負でほとんど全く負けてない。脚を必死で動かして無茶苦茶しっかり付いていき、バシッとプッシュしきる。絶対に抜かせない。スライドも、1-on-1での勝負ありきで、ギリまで飛ばさない。結果、殆ど崩されない。Off Ballではしっかりクリース前にPackして、Stick-upと首振りをして、パスをカット。クリースにフィードをほとんど通させない。先週一回戦であれだけHopkins相手に自由自在に抜いて崩してシュートを決めていたDuke OFが、ビタッと抜けず/崩せず、沈黙してしまっていた。
- で、Gがしっかりキャッチセーブ。
いやー、華々しさは無いが、ここまでチーム全体で、地道に泥臭く、基本に忠実にプレーして、Final 4までゴリっと堂々と行くチームは久々だな!応援したい気持ち満々になった!
2017年5月22日月曜日
NCAA 2017 #11 Tournament 2nd Rd Notre Dame vs Denver
今週末は遂に2nd Round/Quarter Final (準々決勝)。
組み合わせは、
1 Maryland
8 Albany
4 Notre Dame
5 Denver
3 Ohio State
Duke
2 Syracuse
Towson
ここまで、Top 5 Seedが残り、Top 8 Seedのうち6チームが残っているので、ある程度順当と言えるだろう。
土曜の2試合目はNotre Dame対Denverの手堅い2チームの対戦。レギュラーシーズンでは11対10の僅差でDenverが勝利している。
試合は16対4で、引く程ボッコボコにDenverが勝利。(Box Score)
最大の勝因は、何と言っても、現時点でTewaaraton Trophy Winner (MVP)の最終候補者5人に異例のFace Offerとして入っている、Denver #9 Trevor Baptiste (トレヴァー=バプティーストゥ) (Jr./3年) (Bio)。マジでギャグかと。22本中21本取って、勝率95%...。はい?ほぼインチキじゃねえのぐらいの強さだった。
Notre Dameにほとんどポゼッションを与えず、攻撃の機会を完全に摘み取ってしまった。
というか、ここまでDominate (支配)出来る選手がいると、むしろスポーツとして構造上/ルール上欠陥があるんじゃね?とすら感じ始めてしまう。これだけポゼッションが重要なゲームで、得点ごとにFace Offでポゼッションから始まるというルール。まあでもそういう設計なので仕方ない。
にしてもマジで強いわ。そもそもデカくてクソいかちい。5-10 (178 cm)で220 lbs (100 kg)。マジビーストすぎ。つかタンク過ぎ。で、異様に安定して反応早くて、ゴリゴリに押す力も強くて、Clampからの掻き出すスキル、Popで拾う技術、押し合いながらの視野、コミュニケーション、更にはGBの技術や、シュート力まで、完全に完成している。Illegal Procedure等のViolationもしないため、かなり高い確率で勝てている。MLLでも活躍するだろうし、将来的にはUS代表にも入ってくるんじゃないかという気もする。
これは準決勝で当たるMaryland (かAlbany)は相当苦戦するんじゃないだろうか。
それ以外にも、OFがかなり有機的に機能し、美しく効率的にチームで得点している。やばい。ここに来てものすごく完成度が上がって来ている。Denverの優勝の絵も全く違和感無く描ける感じになって来た。
さすがNCAA Championship 7回征覇(Princetonで6回、Denverで1回)の実績を持つ現NCAA Lacrosse最高のHead Coachと多くの関係者が認めるBill Tierney氏だけの事はある。毎年確実に非常に強いチームを作って来る。
組み合わせは、
1 Maryland
8 Albany
4 Notre Dame
5 Denver
3 Ohio State
Duke
2 Syracuse
Towson
ここまで、Top 5 Seedが残り、Top 8 Seedのうち6チームが残っているので、ある程度順当と言えるだろう。
土曜の2試合目はNotre Dame対Denverの手堅い2チームの対戦。レギュラーシーズンでは11対10の僅差でDenverが勝利している。
試合は16対4で、引く程ボッコボコにDenverが勝利。(Box Score)
最大の勝因は、何と言っても、現時点でTewaaraton Trophy Winner (MVP)の最終候補者5人に異例のFace Offerとして入っている、Denver #9 Trevor Baptiste (トレヴァー=バプティーストゥ) (Jr./3年) (Bio)。マジでギャグかと。22本中21本取って、勝率95%...。はい?ほぼインチキじゃねえのぐらいの強さだった。
Notre Dameにほとんどポゼッションを与えず、攻撃の機会を完全に摘み取ってしまった。
というか、ここまでDominate (支配)出来る選手がいると、むしろスポーツとして構造上/ルール上欠陥があるんじゃね?とすら感じ始めてしまう。これだけポゼッションが重要なゲームで、得点ごとにFace Offでポゼッションから始まるというルール。まあでもそういう設計なので仕方ない。
にしてもマジで強いわ。そもそもデカくてクソいかちい。5-10 (178 cm)で220 lbs (100 kg)。マジビーストすぎ。つかタンク過ぎ。で、異様に安定して反応早くて、ゴリゴリに押す力も強くて、Clampからの掻き出すスキル、Popで拾う技術、押し合いながらの視野、コミュニケーション、更にはGBの技術や、シュート力まで、完全に完成している。Illegal Procedure等のViolationもしないため、かなり高い確率で勝てている。MLLでも活躍するだろうし、将来的にはUS代表にも入ってくるんじゃないかという気もする。
これは準決勝で当たるMaryland (かAlbany)は相当苦戦するんじゃないだろうか。
それ以外にも、OFがかなり有機的に機能し、美しく効率的にチームで得点している。やばい。ここに来てものすごく完成度が上がって来ている。Denverの優勝の絵も全く違和感無く描ける感じになって来た。
さすがNCAA Championship 7回征覇(Princetonで6回、Denverで1回)の実績を持つ現NCAA Lacrosse最高のHead Coachと多くの関係者が認めるBill Tierney氏だけの事はある。毎年確実に非常に強いチームを作って来る。
2017年5月15日月曜日
NCAA 2017 #10 Tournament 1st Rd North Carolina @Albany
トーナメント一回戦第四試合。先々週崖っぷちから気合いのACC Tournament優勝でギリでNCAA Championship Tournament出場を決めたUNCが、敵地でAlbanyと。
いやー!負けた!気持ちいいくらいにスカッと負けました!Albanyは敵ながらあっぱれ!
15-12と最後に追い上げたが、前半の時点で14-3でほぼ勝負あり。(Box Score)
Albanyは強いとは聞いていたが、思った以上。素晴らしいチームだった。
いやー!負けた!気持ちいいくらいにスカッと負けました!Albanyは敵ながらあっぱれ!
15-12と最後に追い上げたが、前半の時点で14-3でほぼ勝負あり。(Box Score)
Albanyは強いとは聞いていたが、思った以上。素晴らしいチームだった。
- まあ見ていて楽しい!Upstate NY(ニューヨーク州北部)の伝統的スティックスキルの高い地元の選手も多く、DFMFの何人かが2-WayでそのままOF参加、LSMFも攻撃参加、高いスティックスキルでCreativeにボールを動かして鋭いシュートを突き刺して来る、非常に攻撃的で見ていてワクワクさせるラクロス。
- 加えて、FOが圧倒的に強かった。衝撃的な強さだった。FO 30本のうち、23本を支配。特に前半、ほとんど完勝に近い勝率で、UNCにほとんどポゼッション時間を与えなかった。ほぼ全て完璧なタイミングとスピードでClampでボールを挟み、サクッとポップさせて自分でキャッチするか後ろのWingに余裕で拾わせるか。ここまで確実にFOを勝てると、まあきついっすね。
- 去年のBrownに続いて、Offensiveで楽しいラクロス。これは応援したいなという気持ちにさせられた。二回戦はMarylandだろう。まあ無難に行けば難しい。が、もし完全にFOを支配できれば、もしかすると?とも。MarylandはFOも複数枚いてかなり強い。どうなるか。
- UNCは1年間お疲れ様でした!去年の優勝から、シーズン序盤かなりグズグズして不安になったが、少なくともACCを制してトーナメント出場にまで持ち込んだのは上出来でしょう!今年も楽しませて貰いました。来年以降も、強い選手が継続的に入って入るので、一定レベルはキープ出来るはず。来年に期待!
2017年5月14日日曜日
NCAA 2017 #09 Tournament 1st Rd Duke @Johns Hopkins
トーナメント一回戦、Duke対Johns Hopkins。HopkinsのHome、Maryland州BaltimoreのHomewood Fieldにて。
19-6でDukeが圧勝。(Box Score)
19-6でDukeが圧勝。(Box Score)
- Dukeは例年通り、シーズン序盤は学習/成長に目的を置いて、格下にポロポロ負けて苦戦するも、必ずシーズン終盤からトーナメントに掛けてグッとPeakingし、完成度を高めて来る。正に今年もこれ以上ないタイミングでパフォーマンスのピークを迎えている。去年以上に全体が有機的に機能している。こりゃFinal 4確実だな。
- Hopkinsは逆に、シーズン序盤に調子が良く、今年は復活の年か?と思われたが、その後グラグラし出し、低迷。シーズン終盤に掛けて下降線を辿ってしまった。大事ですな。ピーキング。
- Hopkinsは何と言ってもTurn Overが多すぎた。数少ないポゼッションの機会を、どうした?というような凡ミスで失ってしまうシーンが散見された。Coach Petroが顔を真っ赤にして激昂するシーンが何度も映された。
- 加えて、試合前から心配されていたGoalieが予想通り穴になってしまった。元々Starting Goalieが安定せず、2枚回しで戦って来た。が、そのうちの一枚、#4 Gerald Logan (院生)がAcademicの理由(試合出場に求められる成績に達せず)で出場停止に。試合中盤で、これまでほんとんど出場経験のなかった3枚目のGoalieに変わるも、Dukeの怒涛のシュートを止められず。完全に崩壊してしまった。
- Dukeは、いやー、強かったっすね。何と言っても司令塔でエースの#14 AT Justin Guterding (ジャスティン=ガターディング) (Jr./3年)が、4得点6アシストで10点を演出する大活躍。視野、引きつけてのパス、ダッジ、シュート力、全てに於いて非常に完成度の高い実力を見せつけた。
- あとは、やはりDukeはACC (Atlantic Coast Conference)ならではの、サイズとフィジカルと身体能力の平均値の高さが明らかにHopkinsと比べて際立ったかなと。特に中盤の機動力/走力と当たりの強さの差があった。
Hopkinsもシーズン序盤は調子が良く、今年は行くか?と期待されながらも、結局今年もTournament 一回戦で姿を消す事に。だんだん20世紀前半から80年代までの往年の強豪としての地位から、「古豪」、「昔は強かったんだけどね…」というポジションの学校になりつつある。2005年と2007年に一度復活を成し遂げるも、その後結局再び優勝の気配を感じさせる事なく10年以上が過ぎてしまった。学校としても正念場か。
やはりNCAA Division 1 Lacrosse自体が、ここ20年でマイナースポーツからメジャースポーツの一角にのし上がり、ジュニアレベル競技人口が爆発的に増え、Marylandエリア以外でもLacrosseがメジャーになった事で、一部の伝統的強豪校がタレントを独占していた80-90年代から2000年代前半までの流れが大きく大きく構造変化してしまった。HopkinsやPrincetonのように、学校としての規模が小さく、学問としての要求も高い学校はどうしてもハンデを負ってしまう事になる。
やはりNCAA Division 1 Lacrosse自体が、ここ20年でマイナースポーツからメジャースポーツの一角にのし上がり、ジュニアレベル競技人口が爆発的に増え、Marylandエリア以外でもLacrosseがメジャーになった事で、一部の伝統的強豪校がタレントを独占していた80-90年代から2000年代前半までの流れが大きく大きく構造変化してしまった。HopkinsやPrincetonのように、学校としての規模が小さく、学問としての要求も高い学校はどうしてもハンデを負ってしまう事になる。
2017年5月13日土曜日
NCAA Tournament 2017が開幕
そうこうしてるうちに遂に来ましたよ!May Madnessこと、NCAA Lacrosse Championship Tournament。
Bracket (トーナメント表)の16チームはこちら。毎年激しく外れてる予想とセットで紹介。ガッとビール飲んで勢いで書いてみました。(数字は上位8チームのシード。)
1. Maryland
Bryant
North Carolina
Air Force
Marquette
Loyola
Duke
Towson
Bracket (トーナメント表)の16チームはこちら。毎年激しく外れてる予想とセットで紹介。ガッとビール飲んで勢いで書いてみました。(数字は上位8チームのシード。)
1. Maryland
Bryant
- まあ間違いなく優勝候補のMarylandがボコるでしょ。
North Carolina
- UNC勝って欲しいけどなー!AlbanyのOFの爆発力は凄いと聞いてる。しかも会場はAlbany。が、今年のUNCはなぜかHomeでさっぱりなのにAwayで追い詰められると異様に強いという謎のパターンを辿っている。よし、期待と地元の贔屓もがっつり込めて、接戦でUNC!
Air Force
- まあさすがにDenverでしょ。
Marquette
- Notre Dameは主力のOF二人が怪我でかなり苦しんでいる。若干Upsetのきな臭い香りが…NDはあとGoalieがちと不安だよな…よし、ここはリスク取って、Marquetteの大金星Upset!
Loyola
- Ohio State今年非常にいい。が、Loyolaも大エースの2年生AT #7 Pat Spenserがいますよと。まあ確実に7-8ポイント演出してきまっせと。Goalieも素晴らしい。うー悩ましい。Loyola!
Duke
- これも難しいなー!今年のHopkinsは、強い日と弱い日のばらつきが激しすぎる。加えて、ここ数試合低迷しており、明らかにPeakingに失敗しているように見える。Goalieが固定されておらず、安定感に欠く。
- 一方のDukeは、毎年のルーティーンで、確実にシーズン終盤からTournamentに掛けてPeakingしてくる。ここはDukeだな。
Towson
- 試合見てないが、Penn Stateかなりいいらしい。Penn Stateで。
2. Syracuse
Yale
- まあ、Syracuseっしょ。
で、Elite 8の準々決勝は、
- MarylandがUNCに圧勝で雪辱
- Denverが手堅くMarquetteに雪辱
- Dukeがグイグイ良くなり続けて、Loyolaに勝利
- Syracuseが接戦を制してPenn Stateの夢を断つ
で、Semi Finalで、
- MarylandがDenverに圧勝
- SyracuseがDukeに辛勝
で、Finalは、MarylandがSyracuseに引くほど圧勝して、Marylandが悲願の優勝。4年生号泣。
ってのでどうでしょうか。
NCAA 2017 #08 ACC Final UNC vs Notre Dame
UNCは結局その後Regular Seasonの試合は苦戦し続け、シーズン終了時点で6勝7敗の負け越し。NCAAトーナメント出場には最低でも勝率5割が必要なので、ここからのACC (Atlantic Coast Conference)トーナメントの準決勝、決勝の2試合に勝って優勝しないと、そもそもプレーオフにすら出られないという文字どおりの崖っぷち状態。
準決勝はSyracuseとの1点差の激戦を制し、奇跡の決勝進出。
決勝の相手はRegular Seasonに一度負けているNotre Dame。UNCも今年はここまでか、と思いきや、グイグイと調子を上げ、バチっと14-10で勝利し、ACCトーナメントを堂々の優勝。
総合成績8勝7敗で、去年に続き、前半苦戦して格下に負けて、背水の陣で追い詰められてからのシーズン後半にグイッとターンアラウンドして、ギリギリでNCAAトーナメント出場を決めた。感動。マジでハラハラさせてくれるぜ…
準決勝はSyracuseとの1点差の激戦を制し、奇跡の決勝進出。
決勝の相手はRegular Seasonに一度負けているNotre Dame。UNCも今年はここまでか、と思いきや、グイグイと調子を上げ、バチっと14-10で勝利し、ACCトーナメントを堂々の優勝。
総合成績8勝7敗で、去年に続き、前半苦戦して格下に負けて、背水の陣で追い詰められてからのシーズン後半にグイッとターンアラウンドして、ギリギリでNCAAトーナメント出場を決めた。感動。マジでハラハラさせてくれるぜ…
2017年5月12日金曜日
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