2017年5月23日火曜日

NCAA 2017 #12 Tournament 2nd Rd Ohio State vs Duke

Quarter Finalの1試合目。Duke vs Ohio State

Ohio Stateは、中西部はOhio州Columbusが本拠地。元々決してLacrosseが歴史的に盛んな地域では無かったが、この10年でラクロスが全米に広がる中で、グングン力を付けつつある新興チームの一つ。Canadianも積極的に取り、Rosterに6人が名を連ねる。

Dukeは今年もシーズン後半にグッとチームとしての完成度を上げて来ており、先週もHopkinsを大差で撃破。期待が掛かる。

が、結果は16-11でOhio Stateが堂々の勝利。DukeはQ4に追い上げたものの、Q3終了時点で13-5と大差が付き、ほぼ勝負あり。(Box Score

これで遂にOhio Stateは、1953年の創部以来、初のFinal Four進出。

いやー、Ohio Stateには正直感銘を受けた。今年見て来たチームの中で、「日本の大学のラクロスチームが見て学べる」という軸に於いて、最も優れたチームだと感じた。チーム戦術としても、個人としても無茶苦茶基本に忠実。ほぼ教科書。地味だが力強い。土台がしっかりしてる。非常に参考になる、真似できる点が多い。
  • クソほど基本に忠実。GBも両手で拾う、しっかり相手のボックスにパスを投げる、無理で派手なシュート打たない、シュートは上からQuarterで振り抜く、横からとか下からとか見た目重視なショートは打たない。しっかりピックを掛ける、掛けた後にしっかりOff Ballの動きする、etc. 爪の垢を煎じて飲みた過ぎる。
  • 気持ちがしっかり篭ってる。気迫。魂。Ground Ballの寄りの真剣さ、一生懸命さ。飢えた犬の様な球際の食らいつき。
  • OFは全員でボールを共有して、崩して、パス出して、もう一歩崩して、もう一個パス出して、確実にゴールに近い位置でフリーを作って、確度の高いシュートを打つ。そうじゃなければ無理して打たない。個人技に過度に頼らない、合理的で効率的なオフェンス。
  • 全員が得点出来る。一部のスターに偏ってない。8人で16得点。
  • DFクソ硬え。堅牢過ぎ。Shorty, LSMF, Close DF全員が、個々の1-on-1の勝負でほとんど全く負けてない。脚を必死で動かして無茶苦茶しっかり付いていき、バシッとプッシュしきる。絶対に抜かせない。スライドも、1-on-1での勝負ありきで、ギリまで飛ばさない。結果、殆ど崩されない。Off Ballではしっかりクリース前にPackして、Stick-upと首振りをして、パスをカット。クリースにフィードをほとんど通させない。先週一回戦であれだけHopkins相手に自由自在に抜いて崩してシュートを決めていたDuke OFが、ビタッと抜けず/崩せず、沈黙してしまっていた。
  • で、Gがしっかりキャッチセーブ。
いやー、華々しさは無いが、ここまでチーム全体で、地道に泥臭く、基本に忠実にプレーして、Final 4までゴリっと堂々と行くチームは久々だな!応援したい気持ち満々になった!

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