2011年4月18日月曜日

NCAA 2011 Game Review vol.20 North Carolina @Virginia

NCAAラクロス、ホント凄いっす...名勝負製造機過ぎ。また感動した...最後はドキドキしっ放しで心拍数上がり過ぎ、ビール飲みながら見ていたが、緊張感が凄過ぎて頭痛くなった。

シーズンプレビュー
試合の感想

意外にも、UVAがZone DFを採用。不安のあるDF陣の中でも柱として頑張っていた#40 DF 3年生 Matt Lovejoyが肩の怪我&手術で離脱し今シーズンを終了。更にDFが危ぶまれる中での作戦か。試合ではそれがハマり、UNCも若干攻めあぐねる。

ちなみに、解説でも指摘されているが、本来卓越したフィジカルと速いトランジッションが売りのACC(Atlantic Coast Conference)の4チーム(Virginia, Maryland, North Carolina, Duke)。ほとんどの場合ガチンコ勝負のman-to-man DFで勝負することが多い。が、今年は若手主体のチームが多いこともあり、Zone DFを採用しまくっている。で、実際にことごとく上手く行っている(man-toでやるよりも勝つ確率を上げられている)。このZoneの多用と攻略が今年のNCAAの大きなトレンドでもあり、勝利の鍵になりつつある。もうバスケと同様にラクロスでもZoneは中学生でも知っている戦術の定石になりつつあるんだなと感じる。

最後にUNCが残り5秒で追いつき、OTへ。最後はCavs #6 Stanwickが相手のDFが雨で湿ったグラウンドで脚を滑らせた隙を見逃さずきっちり決めて締める。

以下、個別のプレーで印象に残っている点

2Q UVA 2点目。#10 Chris Bockletのクリースでの得点、シュートまで早過ぎ。この試合では再び危険なクリース職人としての存在感を存分に発揮。狭いスペースで隙を付いて裏を取り、一瞬で正確なシュートを決める必殺仕事人スタイルで活躍。

前半集力直前のUVA #34 MF Colin Briggsの5点目。スタターステップだけで相手を完全に倒す。ここに来てBriggsがstep upしまくり、Shamel/Rhamel Bratton以上にエースMFになって来ている。ダッジやシュートの種類は違うが、より確実にどこからでも攻められる点、抜いた後のシュート/パスの幅が広い点が魅力。

4Q Virginia #3 Rhamelの8点目。Dで取ってから独走、そのままスプリットで左。で決める。マジな話、両手使えるし、DFもトランジッションも全部やり、実はShamelよりも弟のRhamelの方がversatile(いろいろ出来る)じゃねえかってことがどんどん解って来た。これを見ると、実はMLLに入って確実に重宝されるのは実はShamelじゃなくてRhamelかもな、という気もして来た。

UNC 9点目、EMO Face off でのUNC #25 1年生 FOGO RG Keenanの、後ろへ掻き出しながらのノールックパス。コミュニケーションと状況把握力。Face offerとしてはこういう技術も持っておきたい。

UNC #2 Holmesの10点目、終了5秒前の同点弾。最後のプレッシャーのある場面で落ち着いてMultiple fakes。

シーズン初期に不安定さを見せていたUNC Goalieの#19 2年のRastivoがこの数試合で明らかに変化しつつあり、今回もスーパーセーブを連発しまくり、Virginiaの度重なる厳しいシュートを防ぎ、本来であれば大差で負けていた試合を接戦に持ち込んでいる。NCAA Div 1のゴーリーは本当にレベルが高く、層が厚い。

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