2011年11月28日月曜日

NCAA Basketball 2012 UNC vol.05 Mississippi Valley State

UNCのシーズン3試合目。ホームでの開幕戦。会場で観戦。101-75で激勝。実際には1/3は2軍以下のメンバーだったため、数字以上に余裕の勝利。文字通り「粉砕」。いやーやはり地元の応援しているチームがクソ強いというのは正直気持ちいい...(自分がBusiness School留学で行った第二の母校Kellogg School of ManagementがあるNorthwestern大学は、創部10年で5連覇+6回全米制覇の女子ラクロス以外は「ど中堅」って感じで毎回酸っぱかった想い出しか無いので尚更。)




現場で間近に生で観戦して思ったが、まあ、恐ろしい才能だ。NBAで将来やって行ける才能の選手が複数いるというコメントにも頷ける。

#40 (Forward) Harrison Barnes (2年)の勤勉さ、頭の良さを感じる。Michael Jordan、Kobe Bryantが目標との事。且つ、UNCバスケ部の歴史上でもトップクラスに練習の虫だと言う。現時点で今年の大学バスケ界最高の選手との呼び声も高い。実際に見てみて納得。去年の映像を見ると、まだ線の細い1年生という感じだったが、今年の夏に2年に上がる前に徹底したウェイトトレーニングで、筋肉だけで8kg増量したとの事。明らかにパワーと当たりの強さが上がっている。

ボールを持てば確実にシュートまで行ける。賢い。リバウンドも取れて、抜けて、シュートも上手くて、DFも上手い。Jumper(ジャンプショット)も柔らかく、ダンクも力強い。これは結構な選手になる可能性がある。ESPNのオフェンス講座を話しているシーンや、インタビューに答えているシーンを聞いて毎回感じるのは、明らかにちゃんと考えられるIQの高い/賢い、冷静でmatureな(成熟した/大人な)選手だという点。去年5位以内で指名と言われながら優勝するために大学に残ったパターン。完成度が高い。結構大事な所で桜木花道ばりにリバウンドをもぎ取り、ゴール下で捩じ込んだりもしている。

Michael JordanやKobe Bryantのレベルの体格や身体能力やセンスといった、「才能」を持った選手は、実は年に何人かずついる。しかし、彼らほど「狂った(ある意味常軌を逸した)レベルで負けず嫌いで、実際に努力/成長出来る」選手は、それほどいない。Barnesには才能はある。それだけの負けず嫌いさ、成長を見せられるか。一体どこまで成長していくのか、非常に楽しみでもある。

去年のレギュラーシーズンで、接戦だったClemson戦で、40得点しチームを勝利に導いている。厳しい状況になればなるほど冷静に、落ち着いて、青白いオーラを発しながら、責任感を持って仕事を遂行しにいく、JordanやKobeタイプなのかも知れない。(逆に言うと、これが出来るかどうかが、才能としては二人を凌駕するとも言われているLeBronが二人に追いつけるかどうかの大きな分かれ道になる。)「やばくなってもこいつならなんとかしてくれる...」この人にはそういう神懸かった何かを感じなくもない。


見ているだけで痺れが来る、ポジティブなバイブレーションを与えてくれる数少ない選手。



その他思ったのは、#31 Power Forward John Henson (2年)が思った以上に上手い。高さもかなりあるが、思った以上に柔らかくて上手い。タッチがむちゃくちゃ柔らかい。これだけ高さがありながら、fade-awayや高さのあるフックなど、手数が多く、とにかくしなやか。NBAで結構便利な選手になる可能性を感じる。

#44 Center Tyler Zeller (4年)が思った以上に成長しており、上手く、強く、そして走れている。速攻で真っ先に走ってダンクを決めたり、何度も重要なシーンでチャージングを取ったり、今やチームで欠く事の出来ない大黒柱に成長している。

その他、脇役軍団が思った以上にやる。層が厚い。これは手強い。(ファンとしては心強い)

出来れば明後日も会場で観戦予定。今年はこのまま順調に勝ち続けて、tournamentで確実にFinal 4まで行って欲しい。

ハイライト

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