2011年11月30日水曜日

NCAA Basketball 2012 UNC vol.06 Tennessee State

ホームでの第二戦。Tennessee State大学と。


再びUNCが全米一位の名に恥じぬ堂々のパフォーマンスで粉砕。

立ち上がりは相手がしっかり研究/対策を積み重ねて来た上、long rangeのシュートが思いの外上手かったため若干苦戦したが、前回と同様、層の厚さに物を言わせ、実質2セット回しで相手の体力を徐々に削りつつ、後半に入ってフルコートのプレスからガンガン速攻で畳み掛け突き放す。

今回はスタメンの5人に加え、ベンチの伏兵も相当活躍。最後は3軍、そのまた最後はwalk-on組(非体育会推薦枠だが、トライアウトを経由してプレーしている選手たち)4人も出て締める。

引き続き司令塔の#5 PG Kendall Marchall (2年)が縦横無人にパスを繰り出し、高い得点力を誇る4人のメンバーの力を引き出しまくり。ベスト8に終わった昨シーズンの後、全試合の映像を見まくり、特に一度快勝した後に接戦であと一歩で負ける所まで追いつめられたBoston College戦を擦り切れるほど見直したらしい。相手の徹底したスローペース化作戦にまんまとハマり、ペースを早められなかった事、自身のスピード不足/シュート力不足を補うべく、また、40試合近く全米最強クラスのGuard連中とやり続ける体力を身につけるべく夏から秋に掛けて相当トレーニングを積んで来ているとの事。

エース#40 F Harrison Barnes (2年)も、鬼フェイスガードされつつも、手堅く大事な場面でバシッと抜いてシュートを沈めて行く。Barnesの一歩目はNCAA上位校の中にあっても尚頭抜けて鋭くて大きい。加えて体軸が異様に安定しており、厳しい局面で比較的普通にシュートを打てる。これは接戦で強い。(1年生でのリーグ戦の経験から、高校レベルから一気に大学レベルにアジャストするべく、特に当たりの強さを身につけるべく、トレーナー付きっきりのトレーニングで、一年間で8kg増量したと言う。去年からパッと見明らかに筋肥大しており、コートの上で一人だけ[ギュッと絞られた]「筋肉の鎧」を纏っている感がある。)

今回は加えて#44 C Tyler Zeller (4年: 213cm)と#31 PF John Henson (3年: 208cm、しかもwingspan(リーチ)は鬼の224cm...)のビッグマン2枚がゴール周りで上手過ぎる2 on 2と器用なシュートを見せた。加えてゴール下のブロック量が半端無い。試合の後半に掛けて相手側のシュートが(ブロックを避けようと)変な感じになってくる。

やはりこのチームは間違い無くNBA級と言えるだろう。

終末はLas Vegasでのシーズン初期のトーナメント戦。来週には帰って来て最初の難関である10位以内のWisconsinと。そして再来週には12月の頭には強敵、全米2位のKentuckyとの一騎打ち。全米が注目する一戦。もしかしたら3月のNCAAトーナメントの準決勝や決勝と同じカードになる可能性もある。

ハイライト

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