2011年12月26日月曜日

NCAA Basketball 2012 UNC vol.11 LBSU

アウェイでKentucky戦に負けた後、地元Chapel Hillに戻って暫くはホームでの試合。ここ1年間ホームでは負け無し。会場にて観戦。

相手はCaliforniaのLong Beach State。伝統的強豪校ではないが、4年生中心の手堅いチーム。NCAAバスケの怖い所はここにある。強豪校/有名校でなくても、地元の「そこそこ優秀な選手」を集め、4年間育てれば、1年でNBAに行ってしまうエリートばかりだが1-2年中心の名門校に、経験と戦術で勝ててしまうという現象。

今回のLBSUは正にそれが当てはまる相手。
悪い予感は的中し、格下のLBSUに粘り強く食らい付かれるUNC。が、最後は地力と才能の差で何とか勝ちきった。やはり困ったときは高さのあるツインタワー、#31 F John Henson (3年、211cm)と#44 F Tyler Zeller (4年、208cm)の二人が確実にリバウンドを拾い、捩じ込んでくれる。

Hensonはこれだけの高さがありながら、かなりの機動力があり、器用で上手い。速攻でも結構先に走ってMarshallのレーザービームパスを受けてダンクを決めている。Set offenceでもミドルレンジから柔らかいタッチでかなり高い確率で決めて来る。これだけの高さでfade away気味に打たれると、止めようが無い。

ZellerはIndianaのバスケ一家出身。弟は今年Indiana大学でブレーク。高校時代のGPA(平均評定)3.9(ほぼオール5)で学年3位の成績。大学でも高い学業成績を維持している。元々走れる上、器用。下級生時代に比べて技の引き出しが異様に広がっており、左右両方でbaby hookをひょいっと決めて来る。

スーパーサブで一年生の#15 G PJ Harristonが毎試合脅威の決定率で決めまくっている3 pointを今日に限っては何本か打つも全て外してしまっていた。タッチがおかしくなっていたのか、試合中首を捻っていた。そんな彼が一人試合後に既に撤収作業が始まっているコートに戻って来て延々シューティングの練習を続けていた。彼も1年生にして既にNBA級の才能を見せており、大事な6-7枚目の切り札になっている。やはりそれだけの選手でもこれだけ努力を惜しまないという姿。いや、惜しまないからこそこのレベルに到達しているんだろう。黙々と努力する姿が非常に印象に残った。(ちなみに一人でやるシューティングではやはり脅威の決定率。マジで引くぐらいの...ガチで8-9割決めていた...タッチが鳥肌が立つくらい柔らかい。)


ハイライト

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