2012年1月7日土曜日

NCAA Basketball 2012 UNC vol.15 Monmouth

ホームでACC (Atlantic Coast Conference)のリーグ戦開幕前の最終戦、Monmouth大学と。102-65でまたしても100点ゲームでUNC Tar Heelsが圧勝。会場にて観戦。

ファンの間で若干話題になっているのが、「今年のリーグ戦前半のスケジュールは、弱い相手とやり過ぎじゃないか?」「そんな試合意味あるんかね?もっと強い相手とばっかやる方がいいんじゃない?」という点。確かに、無名のチーム相手に100点近い得点で圧勝という試合を既に15戦中7-8試合消化している。

が、Roy Williams曰く、シーズン前半は敢えて弱い格下チームを相手に、1年生を中心とした控えメンバーに沢山経験を積ませ、NCAAのレベルに慣れさせ、自信を付けさせると言う目的がある、との事。確かに、シーズン終盤のトーナメントで接戦になった時、勝負を分けるのは実はベンチまで含めた「総力戦」。再三述べている通り、(有力な選手程1-2年でNBAに行ってしまう)現在のNCAAでは1-2年生が主体になっており、以下にシーズン前半で1年生軍団に経験を積ませるかが鍵になって来る。非常に賢いシーズンを通しての育成戦略。

実際に、6-7枚目でプレーしている#43 PF James MacAdoo, #15 G PJ Harristonの二人の1年生はここ10試合を通し、確実に成長を見せており、徐々にチームにとって書く事の出来ない戦力になりつつある。(2人とも高校トップ10-20クラスの超高校級新人。サイズ、身体能力共に申し分無し。一方で、やはり最初の何試合かは大学レベルにアジャスト出来ずに若干苦しんでいた。)今後3月のトーナメントに向けて二人が成長する事でUNCの戦力はより盤石な物になって来る。

今回の試合でもいつも通り#40 F Harrison BarnesがNBA上位指名確実とも言われる能力を遺憾なく発揮。#5 PG Kendall Marshallも引き続きメンバーを生かしまくり、アシストしまくり。

元コーチの解説者曰く、「人は彼に『頭の後ろに目が付いているようだ』と言うが、実際には違う。彼がボールを貰うまで、貰ってからの映像をよーく見て欲しい。ボールを貰う前に前を見てコートを見渡し、味方の人数と位置関係、敵の人数と位置関係を全て視界に入れ、局面を予測している。ボールを貰っても、常にlook upして、前方を見続け、状況を頭の中に完全に入れている。この視野の取り方、目線を振る頻度とタイミングの早さを若い選手は見習って欲しい」との事。

ハイライト

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