2016年5月31日火曜日

NCAA Final 2016

ぬあああーーーーーー!!!マジかーーーーーーー!!!夢じゃねえのかーーーーー!?我らが地元North Carolina (UNC)が、Over Timeの末、優勝候補のMarylandを14-13で破り、遂に、まさかの、1991年以来、25年振りの優勝!!!

未だに目の前で起きた事が信じられん…シーズンの始めにこの光景を予想してた人は、ファンを含めて一体何人いただろうか?

シーズン序盤に格下に負けてまさかの3勝3敗スタート。そこからもポロポロ負けて、Syracuseには二度がっつり負けて、レギュラーシーズン12勝6敗でトーナメント出場すら危うい状況。ギリギリの出場でノーシード。ノーシードからの優勝は、過去46回のNCAA Men's Lacrosse Division 1 Championshipの歴史で初の快挙。

そこから、まさか、優勝候補Notre Dameを文句無く破り、Loyolaを封じ、優勝候補筆頭の、あの完成されたMarylandを破っての優勝。これ以上のStorybook endingはあるか!?

今日ほどこのCarolina Blueのシャツを誇りに感じた日は無い。

正に、これ以上無い完璧なタイミングでチームがPeakingを迎えた。シーズン中盤までギクシャクしていたチームのDF、OFが、トーナメントの2回戦以降、明らかに有機的に機能し出し、突如としてグイッと頼り甲斐のある強豪チームへと変貌した。

今回の試合も、本当に苦しい闘いだった。

出だしに連続得点するも、その後追いつかれ、逆転され、Behindで追いかける苦しい展開。MarylandのOFは完成されていた。それでも気合のDFと#30 Goalie Brian Balkam (Sophomore/2年)の神懸かったセーブで何とかしのぎ切り、何とか喰らい付く。

今まで勝利の鍵だったFOが本当に今日は苦しかった。前半頼みの綱だった#24 FO Stephen Kelly (Jr./3年)が全く勝てなくなり、後半遂には2枚目のFace Offerにスイッチ。それでも安定して勝てず、FOは全体で11勝19敗とポゼッションが取れない苦しい展開。それを何とか守りきって、数少ないポゼッションを確実に決めて、Over Timeへと命を繋ぐ。

Over Timeの直前にまさかの不要なPersonal FoulでMan Downスタートとなり、万事休すかに見えるも、Goalie Balkamがガッチリセーブ。

最後は一進一退のポゼッション争いの後、EMOを獲得し、最後の最後に準決勝9得点、決勝5得点と大爆発のCanadian #45 AT Chris Cloutier (Sophomore/2年)が、これ以上ない鬼クラッチ(大事な場面での勝負強さ)っぷりを発揮し、スキップパスからDFをスクリーンに使ってOff the hipのシュートをGoalieのOff Handの右下に完っ璧なPlacementでぶち込んで、劇的な大逆転優勝。

非常にレベルの高い、ミスも少なくて緊張感のある、一進一退の、本当に素晴らしいラクロスの試合だった。個々人の技術、身体能力、チーム戦術、メンタル、全てに於いて近年稀に見る素晴らしい決勝戦だったと思う。

泣いたっす。会場で声を枯らしてマジ泣いたっす。

今シーズン最も苦しい闘いだった。Marylandは、間違い無く、最も手ごわく、最も完成された相手だった。

UNCは今年はBasketballは、決勝でVillanovaに最後の最後で同点から3 Pointを決められて準優勝だった。

昨日行われた女子ラクロスの決勝は、奇しくも、男子と同じMaryland vs UNCの組み合わせで、格下のUNCが大差を付けて優勝。

これで男女揃ってのアベック優勝という極めて珍しい結果を残す事になった。地元Chapel Hillは大盛り上がりだろう。

特に、Coach Breschiは、UNCが優勝していた頃に現役だった母校UNCの選手出身。低迷するUNCを建て直し、優勝を狙えるチームにするべく2008年にHeadcoachとして招聘され、それから長く苦しい闘いを強いられてきた。2004年にOhio Stateのコーチ時代に、事故で当時3歳だった息子さんを亡くすという悲劇を経て、家族、コミュニティを大事にする、誰からも尊敬される人格者のコーチとして、いろんな批判も有る中地道にやってきた。

いやーーーーー!マジで良かったーーーー!!!感動した!ラクロスファンで良かった!UNCファンで本当に良かった!!本当に素晴らしいドラマを見せてもらいました。UNC 2016、Coach Breschi、素晴らしいシーズンを、素晴らしい感動を有難う!

Over Timeの最後の決勝点。何度見ても感動がこみ上げてくる。


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