2012年3月9日金曜日

NCAA Basketball 2012 UNC vol.17 @Duke

さて、その後ラクロスのシーズンが始まった事により一切触れなくなってしまったNCAA Men's Basketball。その後も激熱のシーズンは続いており、UNC(3月4日の時点では全体6位)も所々残念な試合をしながらも、怪我で主力一人を失いながらも、全体としては心強い試合を続けており、僕自身もがっつりフォローさせて頂いている。

3月3日(日)はレギュラーシーズン31試合の最終戦。所属するACC (Atlantic Coast Conference)の終世の宿敵Duke(全体3位)と、ACCレギュラーシーズンの優勝掛けて激突。

実はUNC、数週間前にホームゲームでDuke相手に善戦しながらも、試合終了2分半で11点のリードをDukeによる脅威の3 point攻勢による追い上げで逆転を喰らい、最後は相手エース1年生の#0 Austin Rivers (Boston Cannons HC Doc Rivers氏の息子)によるブザービーターにより、まさかの敗戦。全米の批判に晒された。

それを受けての、相手のホームコート、狂ったようにお祭り騒ぎで盛り上がる学生で埋め尽くされ、visitorにとっては全米で最もやりにくいコートと言われるCameron Indoorでの対戦。

結果は、前半を48-24のダブルスコアで余裕で折り返し、最後は88-70の大差での勝利。前回の敗戦から確実に反省/学びを生かし、相手の攻撃の要である3-pointに対して敢えて外側までDを広げてプレッシャーを掛ける事で潰し、こちらは得意の速攻&インサイドからの攻撃に加え、エース#40 SF Harrison BarnesのNBAレベルの1-on-1 & シュートでゴリゴリにやっちまい、文句無しの勝利。雪辱を晴らすと共に、ACC優勝を手に入れた。Dukeファンに埋め尽くされた会場は、まさかここまで差があるとは予想しておらず、完全に静寂に包まれてしまった。

さて、今後はACCのトーナメントを経て、再来週からはいよいよ一ヶ月の間全米が熱狂する「March Madness(3月の狂気)」、即ち全米約70校が参加して全米チャンピオンを争う、「アメリカの甲子園野球(でも規模と注目度/熱狂度はざっくり日本の10倍)」、NCAA Tournamentが開催される。(僕も早速地元NCで開催される3回戦のチケットを購入...)

UNCはこの試合が終わった時点で全米6位だが、恐らく一歩順位を上げて来るはず。ACC tournament次第では、1st seed 4校の中に入って来る可能性も。優勝に最も近いと言われているのは、11月に1点差でUNCを下した宿敵Kentucky(現1位)、そしてここまで手堅く勝ち続けているSyracuse(現2位)辺り。UNCはここに来て明らかに集中力を増して来ており、圧倒的に噛み合いつつあり、少しずつ期待値が高まって来ている。本来であれば去年の時点で中途退学してNBAに行ってしまっていてもおかしくない選手3-4人が、「優勝のために」敢えてドラフトを見送り、戻って来た今年。才能に溢れながらも頼りなかった一年生達が30試合をの経験経て、少しずつ本来の能力を開花し始めている。一体どこまで行けるのか、2009年以来3年振りの優勝は有り得るのか、今から心臓バクバク言って来た。


0 件のコメント:

コメントを投稿