2012年6月11日月曜日

MLL 2012 vol.01 Boston Cannons @Rochester Rattlers

NCAAのシーズンが終わると早速MLLのシーズンが本格化。正確には5月から既に数週間先行してシーズンは開幕しているが、NCAAトーナメントを戦っていたルーキー達が卒業直後に合流し、加えてNLLプレーオフを戦っていた一部のCanadianを中心とした選手たちも加わり、いよいよ6月からが本格的なシーズンという感じ。

今年からCBS Sports Networkが放映権を獲得し、レギュラーシーズンの試合を毎週放映。ESPNが毎週放映していた2008年のシーズンに近い感じになって来た。

今回は昨年優勝のBoston Cannons対、移転2年目のRochester Rattlers。

試合は雨の中始まり、終了前には土砂降りに。

結果は16対16の同点でOver time。最後はRattlersルーキーの# MF Roy Lang (Cornell 12)が決勝点を叩き込んで決着。これでCannonsは初黒星で4勝1敗、Rattlersは2勝2敗。

印象に残ったのは、

Rochester Rattlers
  • やはり今年もOFの柱はMLL 3年目で去年MVP次点だった#22 AT Ned Crotty (Duke 10)。Xから左右両方にスピードで抜いてぶち決めて来る。現時点ではPaul Rabilに次いで2番目のOF選手。
  • DFとGが良くなっている。明らかに。去年は#16 G John Gallaway (Syracuse 11)が一年目でアジャストに若干苦しんでいたが、明らかに今年は適応しつつある。加えて#40 DF John Lade (Syracuse 11)、#11 LSM Joel White (Syracuse 11)とのトリオが揃い、チームとしてもより手堅くなっている。
  • OFではMFの柱、12年目のリーグ最年長ベテラン、#9 MF Matt Striebel (Princeton 01)が未だにトップクラのパフォーマンス。シュートが上手い。速いとかじゃなくて上手い。スクリーン、タイミングや軌道のズラし、騙し、バウンドの変化球、その辺の玄人臭さ満載の上手さを見せている。
  • 一方で、試合には勝ったものの、あらゆる要素がたまたまハマったが故に、という面も否めない。特に「ぶっちゃけCrottyがハマったら勝つし、ダメだったら負ける」と言う状況はそんなに大きくは変わってないか...?イマイチ優勝に絡んで来る絵は思い浮かばない。

Boston Cannons
  • 言うまでもなく昨年MVP #99 MF Paul Rabil (Johns Hopkins 08)が引き続き鬼。今年明確に進化しているのは、余りにもLSMに着かれてスライド超早めに来るので、明らかにアシストに軸足を移している点。去年は無理して2-3人に囲まれても気合いで抜きに行き、時々決めるが結構潰される/外すというパターンが多かったが、今年は明らかにちょっと抜いてスライド発生させて空いた選手にパスをさばいて、簡単に得点させる、というパターンがかなり増えている。今シーズンはアシスト数が相当行く筈。
  • 他のメンバー、DF, MF, AT, Gいずれも主力が残っている。今年もなんだかんだ言って優勝候補か。ATは#14 Ryan Boyle (Princeton 04)、#7 Matt Poskay (Virginia 06)、そしてMFには#27 Kevin Buchanan (Ohio State 08), #10 Brad Ross (Duke 09)ら強力な打線が控える。層が厚いし経験値が明らかに一番高い。

Highlight

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