ここまで4勝1敗のBoston Cannonsと2勝2敗のLong Island Lizards。
Bostonは今年のチーム拡張に伴う再配分でのダメージが最も少ないチーム。ほとんど去年の優勝メンバーのまま、# 99 MF Paul Rabil (Johns Hopkins 08)を軸に安定したパフォーマンスを発揮している。
一方のLong Islandはコーチも含め大幅にメンバーが入れ替え。特にDFでは長年二本柱だったNicky Polanko (Hofstra 02)とBrian Spallina (Hofstra 00)ののHofstra出身Italianカテナチオディフェンスの2枚をChesapeakeに放出。OFでもJohn Grant Jrと#40 AT Matt Danowskiと#13 OF MF Stephen Bergerの3本柱をCharlotteに放出し、かなり顔ぶれの違うチームになっている。
前半Bostonがリードし、やはりこの安定感には勝てないか?と思ったが、後半になってLong Islandが逆転。13-10でLIが勝利。これで3連勝。一気に優勝戦線に絡める強さを見せた。
Long Island Lizards
- まず何と言っても現世界最高Gとの意見もある、昨年ベストゴーリー、#14 Drew Adams (Penn State 09)が実力を遺憾なく発揮。Cannonsのシュートの嵐をことごとく止めまくった。やっぱMLLのGのレベルは明らかにNCAAより2-3段上。
- OFでは一新された顔ぶれのAT、#27 Ryan Young (Maryland 11), #22 Tommy Plasek (Syracuse 12), #66 Matt Gibson (Yale 12)の1-2年目の若手軍団が思いの外善戦。
- Denverから移籍した#42 MF Max Seibald (Cornell 09 / USA 10)の2 point shotが鬼。
- あとはDenverからトレードされた燃えるロン毛高校教師#6 MF/AT Brian Langtry (Hofstra 98, 36歳)が引き続き異様な玄人臭さを見せまくり。
- 全体として、ボールをチーム全体として共有し、バランスよく全員から点が取れている点が素晴らしい。明らかに去年までのBerger/Danowski/Grant Jr.がボールをがっちり握って、彼らの調子が良ければ勝つし、彼らがダメならダメ、という鎖から解き放たれている。今後よくなって行く予感。
Boston Cannons
- 引き続き#99 MF Paul Rabil (Johns Hopkins 08)が突き抜けて怖いが、彼が今回もフィーダーに徹し続けている。一歩抜くだけでスライドが発生するので簡単に空いた選手からフリーで得点。ただ、それを察してか、LIが途中からかなり遅めのスライドに切り替え、結果誰も空かずにパスも出せない/変なパスになって自爆、というパターンがいくつか見られた。やはり原則行けたら一人でゴールまで行く、ってのが鉄則なんだろう。
- #37 LSMF Brian Farrell (Maryland 11)が更に成長を遂げている。OFでの攻撃力Shorty以上。
- が、後半なぜか噛み合なくなった。爆発力が失われてしまった。ベテラン中心の布陣故のターボの効かなさか?まあ、長いシーズン。プレーオフで勝たなけりゃ意味が無い事をよーく解ったチーム。心配は無用だろう。
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