2010年4月23日金曜日

NCAA 2010 Game Review vol. 11 Syracuse-Rutgers

今日のSyracuse-RutgersのHP転載用のRecap。これまた何度噛んでも味が出るいい試合でした。Stick skillを上げたい、派手でカッコいいOffenceのプレーが好きな選手はRepeat必至。

Offense力の高い2チームによる点取り合戦になると予想された一戦、意外にもロースコアな立ち上がりに。VirginiaのエースAT Steele Stanwickの兄貴がRutgersでATをやってるけど、うーん、イマイチ…さらに来年弟がHopkinsに行くとのこと。Powell兄弟程じゃないけどなかなかのLacrosse一家。
Syracuseの3年Goalie #15 Gallowayがまたしても鬼セーブを連発。今年は久しぶりにGからMVP(Tewaaraton Trophy)が出るかもとの噂があるほど。

印象に残ったのは2点。一つは現時点でリーグ最強のStatsを誇るSyracuseの鉄壁DF陣。昔からSyracuseはオフェンスで派手に点を取る割りにDは脆く(正確には、個々は強くてAggressiveにボールを奪いに行くが、チームとしての機能がイマイチ)、点取られまくり(だから試合は乱打戦で面白い)のイメージがあったが、HCのJohn Deskoがその汚名を払拭すべく、ここ数年でRecruitingで徹底していいDを集め、一気にTurnaroundし、国内最強Dに。個人も去ることながらチームとしてのDが非常にしっかりしてる。恐らくDefense teamが見て参考になる点が多いはず。

もう一つは、Deskoの戦術の一つ、AT 3枚目の#14 Danielloを敢えてATで出さず、OF MFとしてひたすら使い倒してる点。Short stickを付けさせてそこからガンガン崩す。近代ラクロスの徹底した専門化、1 on 1はPole (Long stick)相手じゃなく極力Shortに付かれた選手から攻めるという合理的な考え方の典型。実際クソ効果的。

シュートに関して印象に残ったのは…3点目の#4 MF、カナダのIraquois(ラクロスを何百年と継承するNative AmericanのNation/Tribe)出身のThompsonのPick & Screenを使ってのStanding shootへの繋ぎ方が非常に賢く、ラクロスを判ってる人だなーという印象。4点目のDesko Jr.(コーチDeskoの息子)のCome around後のInside Roll後のシュートでの右手のスティックを思いっきり左側から振ってゴーリーに対して角度を作る上半身の使い方が最高の教科書。5点目、6点目の同じくIraquois出身のJamiesonのCanadian Box Lacrosse仕込のQuickが、ホントにQuickで参考になる。
個人的に、Syracuseはホントに皆Lacrosseを心から楽しんでる感じがして、何となくやんちゃで肩の力が抜けてるところがあって好き。Magicalなプレーが毎試合5個くらい漏れなく出てくる。全米にファンが多いのも頷ける。

ハイライトはこちら。改めて見ても、あー、このスポーツを好きで良かった…と思わされてしまった…

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