2010年4月27日火曜日

NCAA 2010 Game Review vol. 14 Virginia-Maryland ACC Conference Final (今シーズン2戦目)

ACC (Atlantic Coast Conference)のカンファレンストーナメント決勝。またしても、やべえ…恐ろしくいい試合。試合としてもExciting、プレーも戦術も学ぶべき点満載。現時点での優勝候補5チームのうち、Virginia、Maryland、Duke、UNCの4チームが集うACC。このままNCAAトーナメントのFinal 4をやっても全く違和感無し。二日前に行われた準決勝では、Virginiaが1週間前に今シーズン唯一の負けを喫したDukeに雪辱を果たす。対するは、プレッシャーDefenseでUNCのMVP候補AT Billy Bitterのシャットダウンに成功し、AT#1 Grant Catallinoの爆発により13-5の圧勝でUNCを退けたMaryland。過去にNCAAトーナメントを制したACCチームは必ず前月のカンファレンストーナメントを制しているというジンクスが示す通り、1ヶ月後のNCAAトーナメントを優勝を占う重要な一戦。双方のオフェンス、シュートが華々しすぎ。

Virginiaに関しては試合を通してのFast breakが壮観。 そして何と言っても#3のRhamel Brattonが引き続き異次元。1Qの相手のStickを叩き落すSlap check、2Q途中のJumping running shoot、7点目のExからの1 on 2などなど、恐ろしすぎて何度もお茶吹いてしまいますた…Goalieも好セーブを連発。3Q残り7分の6点目、ATの2 on 2は最高の教科書なので注目。考えたらBratton兄弟は3年、AT 3枚に至っては2年(Stanwick & Bocklet)+1年(White)。ってことは来年もほぼこの面子…一体どこまで行っちゃうんだろうか…Virginia帝国は暫く続きそうかも。

ちなみにMLLのドラフトは、今年の4年生もレベルが高くそこそこだが(ちなみにMock DraftQuintの予測はこちら)、何と言っても来年が何年かに一度の豊作の年と言われている。Bratton兄弟、Bitter、MarylandのAT3人、Stony BrooksのKevin Crowleyなどなど。つまりは来年のNCAAがまた熱いということ…

一方のMarylandは最初の3点は圧巻。DはVirginiaの様な突き抜けた個を複数要するOffenseに対する戦術として学びあり。超早めのSlide、MFのsuper dodgers2枚のBratton兄弟にLong 2枚を付け、必ずしもSpeed DodgerじゃないATのStanwickを敢えて捨ててShortyをつけるなど。NCAAのトップレベルのMarginalな戦いでは、この辺の、Longstick MFを巡るギリギリの選択が違いを生むらしく、Oは意図的にMFのセットを組むときにスーパーDodger2枚を1stと2ndで分けずに両方を1stに投入し、どちらかをショートで守らざるを得なくする、逆にDは裏をかいてその2枚にLong Poleを付けてAT1枚を切り捨ててショートにする、などの駆け引きが見ていて面白い。

#37のLSM Brian Farrellのオフェンス参加時のStick skill、落ち着き、視野がまたしても凄い。

NCAAトーナメントでは両チームとも今回の結果を受けて修正して臨んでくるはず。今から楽しみ。

試合のハイライトはこちら

いたる@13期

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