2010年5月18日火曜日

NCAA 2010 Game Review vol. 27 Tournament 1st round⑥: North Carolina-Delaware

お互いの気持ちがいい形でプレーに繋がったいい試合。1Qから点の取り合いでExcitingな展開。

これまでTV放映が無かったためNorth CarolinaのAT #4 Billy BitterほどFeatureされてこなかったが、Delawareの4年AT#17 Curtis Dicksonは多くのコーチが国内最強ATと評するほど。MVP(Tewaaraton trophy)最終候補5人の1人。ここまでシーズン62得点、46GB、の驚異的な活躍。またしてもCanadian Finisher。リストの強さとシュートの正確さ/速さからMLLでも重宝されるだろうと言われている。

UNCのBitterはMikey Powell以来と言われる程のSpeed dodger。見るもの全員が”Fun to watch”と言う。D 3枚は、#24 Flanagan195cm, #8 Jarvis 193cmを始め大型選手が多い。Billy Bitterが彼らと毎日練習することで必然的に脚を動かしてスピードで勝負する力が上がったと言っていた。昨年ノーマークで大活躍したBitterは今シーズン開始から徹底マークに合う。Face guard + 他へのSlideに行かないという徹底シャット。Ground ball時の鬼チェック、シュート後のLate hitで狙い打ちに。それを予測し、秋から周りを生かす動きを鍛え、周りのメンバーががstep upすることでそれなりに成功して来た。

Delawareの1点目と3点目の#22 Cahillのシュートはマジ引くわ…UNCの1点目、EMOの3-3から2-2-2へ変化しての得点も見事。2点目の#22 MF Dunsterのsplit dodgeからのシュートが上手すぎ。UNC 3点目、#28 DavieのInvertからholdされた後のInside rollは東大MF陣は何度も見て真似して欲しい。UNC Dの相手エース#17 Dicksonへの徹底した鬼早スライド/double team, triple teamはエース封じの例として参考になるかも。ストーカーばりに文字通りベタッベタに密着。ホントにボール一切見ないでFace guard。EMOでも5 on 4状態。でも実際むちゃくちゃ効果的。

全体を通してUNCのRideが効果的。UNC 5点目はFast breakが一旦落ち着いてからSettle downまでの間を狙った、Slow-fast breakのいい例。Fast break一発目で成功しなくてもその後にもうワンチャンスあるっていう。

しかしNCAA Tournamentってホント一回戦から接戦になる。上位チーム相手でも下位チームが徹底して対策して良さを封じてくる(中には主力選手の背番号入りの相手チームのユニフォームを取り寄せてBチームに着させてまで想定演習をするところも)のと、実際下位チームでも主力の数人は上位チームと遜色無い。いろんなメディアでも言われている通り、特にここ10年で高校レベルでの裾野が爆発的に広がり、10位から30位前後のチームのレベルが上がり、その傾向が特に強まっているという。戦国時代突入か。今後もっともっと接戦とUpset(番狂わせ)が増えてくるんじゃないだろうか。

いたる@13期

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