2010年5月16日日曜日

NCAA 2010 Game Review vol. 21 Navy-Maryland (4/10)

(今回の試合では特に目立ってる訳ではないが)MDのEMOは56%というリーグ最高レベルの得点率(対戦相手の平均は3割)。相手からするとFlag downしちゃうと2回に1回以上確実に失点に繋がっちゃうということ。恐ろしくてファウル出来ない。以前コーチのDave CottleがESPNU Podcastのインタビューで「なぜそんなに点が取れるのか?」との質問に対し、「面白く聞こえるかも知れないが、実はEMOチームにDefenseを教えている。DFのフォーメーション、相手一人ひとりのポジショニング、スティックの位置、肩の向きがそれぞれどういう意図で何を意味するのかを教えている。結果として他チームよりDを判った上で効率的なEMOが出来ているんだと思う。」とのこと。

以下見所。
●Terps 1点目の#13 1年生MF Owen BlyeのInvert、Xからの1 on 1でのゴールライン越え際の振り向きながらのシュートはAT並みに上手い。MFとしてこういう点が取れると得点の幅が広がる。
●MD#37 3年生LSMのBrian FarrellのOffence貢献っぷりが引き続き凄い。Stick skillも、Offence意識の高さも見習いたい。
●Navy 3点目のLennonの1-4-1からの、ボールがXにある状態でクリース前から左にFlair outしての得点は、クリースエリアでの動きのひとつのオプションとして特にゴール前をぎっちり固めるDに対して効果的。簡単にDのプレッシャーの無い状態で近い距離から成功率の高いシュートを打てる。
●MD3年AT #1 Grant Catalinoがまたしても爆発。シュートがホントに上手い。4点目のキャッチしてからシュートまでの速さ、正確さ。NFL並みのサイズ(195cm)でこの機動力、この上手さ。恐ろしい国です。ホント。
●MD3年AT #2 Travis Reedが左のStanding shootでゴール右上に突き刺すというまったく同じ形で3点取るが、シュートのリストの使い方が物凄い参考になる。貰ってから打つまでが早すぎてゴーリーが分ってても反応できない。こういうシュートレンジの広い鉄板シュートを打てる人が一人いるとFast Break、Ground ball直後のBreak状態、MFの1 on 1で物凄く簡単に且つ確実に点が取れる選択肢を持つことになる。
●6点目MF Cummingsの右に抜いてからのStanding shootはよーく見ると頭で下にHead fakeを入れて上に打ってる。こういう芸の細かさ、意識の細やかさ、技術の高さ。Shooting projectチームの皆は必見。ちなみにCummingsは高校までATで大学からOF MFに転向したパターン

いたる@13期

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