2012年2月11日土曜日

NCAA 2012 Game Review vol.02 Denver @UNC (Scrimmage)

開幕を来週に控えたNCAA。先週末にUNCのコートにて、Denverを招いての練習試合をやっていたのでサクッと観戦しに行ってみた。

Pre Seasonランキングで5位のDenverと6位のUNC。練習試合にするには勿体ないカード。今年のNCAAの物語の中心に関わって来るであろう2チーム。しっかり実力を見極めたい。

ちなみにアメリカでは練習試合の事はScrimmage (skri'miʤ)(スクリーミッジ:リーにアクセント)と呼ぶ事が多い。

以下、Recap及び、見て感じた事。
  • 試合は、得点をカウントしていなかった上、特に後半双方控えのメンツを意図的に出して来たため得点差自体にあまり意味は無いが、感覚的に恐らくUNCの方が多く得点していた様に感じた。
  • Denverの#22 AT Mark Matthews (Sr)(MLL Denverに4位指名で入団)が、やはり引き続き凄い。ボールを持ったときの威圧感が一人突き抜けて違う。テレビで見る以上に、でかくて重い。ちょっと身体を当てたりリーンするだけでサクッと抜ける。加えて視野がやはり尋常じゃない。コート上にいる残り5人の選手が彼がボールを持っただけで恐怖に替わる感じ。「マジか?」というパスをbroken situationで数本通して得点を生んでいた。
  • ただ、どちらかと言うと、UNCのオフェンスの方がむしろ圧巻。層が厚過ぎる。というか、ぶっちゃけOFは人が余ってる。実は今回怪我で恐らくスタメンになってくるであろう#42 Nicky Galasso (So)、#4 Jimmy Bitter (Fr)の二人を欠いていた。が、ATは#1のMarkus Holman (Jr)、#11 Joey Sanke (Fr)、#41 Pat Foster (So)の3枚で全く問題無く回っている。Joey Sankeは身長165cmだが、半端無く速くて小回りが利いている。1年生でNCAAのトップレベルで違和感無く出来ている。思った以上に優秀なATだ。加えて控えで去年までGeorgetownでエースだった#5 Davey Emala (Jr)が控えている。これで二人が復帰したら余った人どうすんだ?
  • OFMFも分厚い。抜けるし点を取れる選手が2ndまでみっちりいる。#20 Jimmy Dunster (Sr)がやはり目立っていたか。あとアメフト部のシーズンが終わって帰って来た McNeil (So)の身体能力が引き続き一つ上の次元。
  • やはり弱みは双方DFの若さという感じ。今までNCAAを見て来て、断言出来るのは、このDFの弱さは必ずシーズンの終盤の強豪相手に競った状況になった時にアキレス腱になって来ると言う事。一方で、去年のUVAの様に、層の薄さをZone DFで補って、OFの強さで勝ちきる、優勝してしまうというパターンも無くはない。HC Breschiの腕の見せ所。

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