2012年2月15日水曜日

NCAA 2012 Season Preview #2 Duke

2010年の優勝後卒業で多くを失い、去年は下級生中心の再建の年と言われながらも、シーズンを通して急激に成長してFinal 4にまで進んだ。

根源的に選手のアスリートとしてのレベルが高い。でかくて走れて、基礎がしっかりした選手が分厚い。会場でパッと見た時に、明らかにゴツくて身体能力が高いのがウォームアップの時点で見て取れる。

イメージ、一番グラウンドボールに対して腰落として両手でしっかり拾って、シュートもしっかり上から打って、DFのチェックアップの声と首振りとスティックアップをやってる強豪校を上げるとすると、Dukeがパッと思い浮かぶ、みたいな。

90年代まではベスト10止まりという感じだったが、2007, 2008年辺りから連続でFinal 4に絡んでおり、最早Syracuse, Virginiaと並んでラクロス界のトップに君臨する万年強豪校としての地位を不動のものにしつつある。それに伴ってHCであるJohn Danowski氏(Duke 08でMLL Charlotte HoundsのAT Matt Danowskiの親父)のコーチとしての評価もうなぎ上りに。

  • Quintは、去年の秋の時点でのFace off year bookでは2位だが、彼自身は現時点で1位にランクしているとの事。
  • 理由は全てのポジションに於ける高いタレント。サイズと身体能力に恵まれた選手が多数控えている。
  • DF #37 Michael ManleyはMLL上位指名
  • MFも身体能力の高い選手が分厚く控える。#26 Robert Rotanz, #12 Justin Turriの二人の4年生はMLL上位指名。
  • ATには2年生の電光石火ダッジャー#31 Jordan Wolf。間違い無く一年のシーズンを通して経験を積み、今年は堂々とチームを引っ張る活躍を見せて来るはず。同じく2年生の#19 Christian Walshも。3枚目の#8 Dionneも2年。今の2年生達が上級生になってくる来年、再来年正にDukeに席巻される年になって来るのかも知れない。
毎年シーズン前半は学習と成長のための投資期間と位置づけ、敢えて控えメンバーもフィールドに立たせ、競争/経験を促す方針。2-3月のシーズン前半に細かく格下に足元を掬われ「え?ホントに大丈夫?」と言われながらも、シーズン後半に掛けて一気に加速度的にチームを作り上げ、トーナメントに見事にピーキングを持って来るというシーズンを通してのマネジメントをしてくる。(それを正確に成し遂げるDanowski氏の手腕はやはり凄い。)

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