2012年2月20日月曜日

NCAA 2012 Game Review vol.03 Detroit @UNC

UNCのホーム開幕戦。vs Detroit。会場である地元Chapel HillのFetzer Fieldで観戦。18-8で粉砕。(スコアボード
Detroitは格下なので何とも言い難い上、UNCも後半、特に4Qにベンチ入りメンバーほぼ全員を出したため、本来の実力を反映したスコアとは言えないが、見た感じ印象に残ったのは、
  • UNCのFace Off、具体的には#25 2年生FOGO(Face-Off and Get Off(フェイスオフだけやってとっとと交代) = フェイスオフスペシャリスト)RG Keenanがえげつなく強い。試合を通して70%、彼個人に関しては恐らく80%の勝率。ボール支配率、オフェンス出来ている時間でそもそも大きな差が生まれるので、相手チームにとってはかなりやりにくい。反応が速い上、技の引き出しが圧倒的に多い。視野を取っての掻き出しの方向性と距離とタイミングの上手さ、加えて自分で拾う際の身体の入れ方等、非常に技術的に参考になる点が多い。相手が余りにも勝てなくて、しかもブレークを防ぐために手足を絡めて動きを止めるしか無くなり、途中から毎回イリプロで確実にUNCボールという状況になってしまった。Face Offerの選手の皆さんは見て学べる点が多い選手。まだ2年生。一体今後どこまで強くなるのか単純に楽しみ。
  • UNCは相変わらずOFの層が厚過ぎる。NCAAトップクラスの、ダッジで抜けてシュートも上手いATが4-5枚常にOFコートに立っているイメージ。全米2位のルーキー#4 AT Jimmy Bitterですらスタメンで出られていない。Princeton/Georgetownでそれぞれ得点王だった#16 Jack MacBrideと#5 Davey EmalaがOFMFで出て来るので、必ずAT対Shortyというミスマッチがもれなく生まれる。しかもまだエース#34 Nicky Galassoは怪我で出られていない。どんだけオフェンスタレント独り占めしてんだ...でもその分見ててムチャクチャ楽しい。ほぼどこからでも抜けて、更に結構フリーなのに、selfishにならずにもう2本パス出して超フリーで打てている。これはマジで怖い。あと、#11 AT Joey Sankey (Fr)が、身長165cmながら度胸あるプレーを続けている。入学時の評価ではBitterが上だったが、結局現時点ではSankeyが1年生でスタメンを勝ち取っている。小回りが効く上スティックスキルが安定しており、安心して使える。
  • ただ、やはりDFに引き続き不安を感じる。FOが勝てちゃってるのでいまいちスポットライトが当たっていないが、このボール支配率でこの失点は明らかにやばい。しょぼいミスがまだ目立つ。強豪と当たった時に乱打戦になるはずで、かなり得点出来る一方相当失点するはず。早急な梃入れが急務。

0 件のコメント:

コメントを投稿