2012年2月24日金曜日

NCAA 2012 Game Review vol.04 Towson @Johns Hopkins

こちらもハイライト映像がILTVにアップされたので再掲。

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公式戦のTV放映一発目。地元対決、Towson @Hopkins。

結果は予想通り12-5で手堅くJHUが勝利。立ち上がり初戦とあってお互い固さが目立ったが、やはり終盤に掛けて地力の差が明確に出た。

ちなみにTowsonは今年からJHU卒業生でMLL/NLL/Team USAでも活躍した、Coach Petroの教え子DF Shawn NadelenがHC。師弟対決も見物。

いくつか映像を見る上で勉強になる/見所だと感じた所、印象に残った点。

  • Hopkinsはやはり明らかにフィジカルで勝っている。骨格のサイズもさることながら、しっかり鍛えて筋肉で武装し、アスリートとして一段上の身体能力(パワー、スピード、スタミナ)を手に入れている。僕らも見習ってしっかりフィジカルは強豪チームを目指す上での土俵に立つための前提条件として徹底して作り込んで行きたい。
  • Hopkinsの後半始まってすぐの#32 AT Chris Boland (6年生[怪我等で2年欠場しているため])のEMOでのXからのフィードを受けてからシュートまでの速さと見習いたい。ゴーリーが裏から表へ視線を動かし、足場を固める前に打つため対応出来ずに簡単に得点出来ている。大事なのは、貰ってからテイクバックするのではなく、ステップインとテイクバックをした状態でボールを受け、クレイドル無し/一つで打つ技術。チームメートにパスを投げてもらって毎日200本反復して徹底して固めたい。
  • 特に後半、JHUのライドがはまってTowsonがターンオーバーに苦しみ始める。決してダブルやプレスを掛けている訳では無いが、きちんと連携して、ボールに近い位置からスペースを潰せている。結果、Towsonが微妙な所、危ない所にパスを出したり、無理矢理抜きに行ってそこそこの確率で変なパスになったり、取り損ねたり、out of boundsになったり。ボディブローの様にTowsonが攻撃機会を失い、疲労していくのが解る。これが確実に出来ると圧倒的に試合を有利に進められる。
  • JHUは伝統の、old schoolのMF主体のラクロス。ATは随所でひょいっと決めるが、決してダッジで攻撃の起点になっている訳では無い。基本的にはでかくて身体能力が高くて頑丈で層の厚いMF軍団がゴリッと抜いてズドンと決めて来る。ただ、これが出来ると強いし、確実に安定して得点でき、勝てる。専門化が激しく、OFMFとDFMFを多用する事の多い昨今のNCAAに於いては珍しく、エースの#31 MF John Ranagan (Jr)や#16 MF Lee Copper Smith (Jr)などを始め、ほぼ2-way(OFとDFを双方こなす)でやらせている。Coach Petroの頑固なまでの拘りか。が、結果としてRanagan達が強力なMLL向けの本格派オールラウンダー選手に育っている。Paul RabilやStephen Peyserを生んだエリートMF育成工場と言われる所以か。DFでもしっかり守って、気合いで爆走してトランジッションして、その後もOFで怒濤のダッジ&シュート。正直最高にカッコイイ。
  • 去年の夏に膝の靭帯(ACL)をやった#9 MF John Greeleyが早くも復帰している。最近の医療技術の進歩には目を見張る物がある。ACLをやってもたった半年で手術、リハビリを経て普通にトップレベルの試合に出られてしまうという脅威。今大きな怪我で練習出来ていない選手も、諦めずに毎日石を一つずつ置いて、日々変化して復活に備えれば必ず再び活躍出来る日は来る。
ハイライト

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