これも細かいけど痒い所に手が届く感じ。特にFeederのATの選手、スライドを受ける事が多いMFの選手には非常に大事な事を教えてくれる動画だと感じたので。
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(Kyle Harrisonが千鳥の大悟さんに似てきてないかって話はさておき)
クレイドル時に、DFにLift checkされたり、Jam up(スティックと腕と身体の間の空間にスティックを突っ込むこと)して来たときの対処法。特にATに成り立ての下級生、OFの主軸になって毎回相手のLong poleを背負うことになるMFの選手にとっては特に使いこなせるようになっておきたい技術。やってる事自体は自然と身に付くことだが、トップレベルの選手たちがどう考えているのかを知る目的で。
ちなみに、この相手のスティックと腕の間に自分のスティックを突っ込む"Jam-up"の技術。NLLやNCAAでも結構よく見る。特にShortyのDFで。日本でやっていた/見ていた時に比べるとより頻繁に。特にNLLのShorty Defenderたち、NCAAのDF MFの選手たちのスティック使いは極めて多彩で器用。DFの選手は(脚でしっかり着いて行くという大前提を見たした上で)いやらしい技のレパートリーの引き出しにストックしておいて損は無いかも。
Kyle Harrison on Lift
- Defenderの多くが、リフトをして支えておけば、相手はシュートやパス出来ないだろうと思ってリフトを狙って来る。
- なので、リフトをされたら、スッとボトムを離して、相手のスティックをスルッと通過させて、ですぐに両手に戻す。そうすればすぐにまたシュート/パス出来るので。
Steven Brooks on Jam
- ダッジしてゴールに向かって抜こうとすると、Defensemanの多くがJamしてくる(スティックを相手のスティックと手と身体の間の空間に突っ込んで来る)。
- なので、対処法としては、相手がスティックを入れようとしてきたら、ボトムの手を離して、スティックを身体から一回離し、で、そのスティックに対してボトムを持って行ってエンドを持ち直し、すぐにシュートを打つ。
Kyle Harrison on Jam
- まあ、人によってそれぞれ考え方はあるけど...
- 個人的には、Jam対策で片手になったら、可能な限り早く両手に戻すべきだと考える。
- 多分片手でそのままプレーでき、シュートを決められるのはGary Gaitなど一部の(身体が大きく、パワーが桁違いにあり、スティックスキルも異様に高い)限られた選手だけ。(ちなみにDenverの#22 AT Mark Matthewsもその限られた選手の一人だろう。でかくてパワーあるCanadian。)
- だが、自分も含めた多くの選手は当然両手じゃないとプレー出来ない。
- なので、Jamされたらサッとボトムを放して、相手のスティックをスルッとやり過ごして、出来るだけ早く両手に戻る。
と、いう感じ。両者の実演映像を見て感じるのは、
- 自由自在に両手-片手を切り替える柔軟さ
- 片手になってJamをやり過ごす時に、結構大きくスティックを離している点
- 当然、脚を動かしながら、スピードに乗って動きながらやっている(脚が止まってたら意味ないので)
- 話したら速攻で両手に戻している点
今年のNCAAの試合を見ていて、出来るだけ片手にならない、または片手になってもすぐ両手になってフィード出来る状態を維持することを「明らかに意識してやってるなー」と感じる選手は、Cornell #3 Rob Pannell、Virginia #6 Steele Stanwick、Maryland #27 Ryan Young、Syracuse #22 JoJo Malasco、UNC #34 Nicky Galasso辺りだろうか。要は、上手い選手、特に得点数だけじゃなく、アシスト数でポイントを稼いでいるATの選手たちは見ているとことごとくそうですな。
去年のDuke #22のNed Crottyもそうだったし、明確にPodcastのインタビューで、パスやフィードに上手くなりたいジュニアの選手たちへのアドバイスは?との質問に対し、①脚を動かし続ける事、②視野を取り続ける事、③出来るだけ両手でスティックを持ち、ready position(肩の横)にスティックを持っていつでもパスやシュート出来るようにしておく事、と言っていた記憶がある。(ATだった自分は、現役時代、抜く事に固執する余り片手で走り過ぎていた気がする...今考えると結果としてシュート/フィードの選択肢を自ら潰していて、返って守り易くなっちゃってた気がする...反省。)
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