2012年5月4日金曜日

NCAA 2012 Game Review vol.27 Syracuse @Notre Dame

過去4年間2度の優勝も含めトップクラスに君臨し続けたSyracuse。去年7人のAll Americanを失い一気に若返りを図る今年。経験不足が災いし、17位でもう後が無い。もしTournamentに出られなければ、1983年以来30年間で2007年に続き2度目のレギュラーシーズン敗退と言う事に。

一方のNotre Dameは引き続き安定。現時点で3位。伝統の鉄壁DF SystemとGが最大の武器。

試合前/中に解説者達が指摘していた印象に残った数字は、①G Jon Kempのセーブ率67%。枠に行ったシュートの2/3はセーブしていると言う事。②Man Down失点率7%...マジか?相手にEMOやられても10本中9本は止めていると言う事。どうやってんだ?

試合は8-6でNotre Dame。過去の歴史で5度対戦しており全てSyracuseが勝利。従って今回が史上初のSyracuse戦勝利。(スコアボード)

見所は、
  • やはり何と言ってもND DF。素晴らしい。前半Syracuseを0失点完封。去年主力のClose DF 2枚をMLLに輩出したが、結局メンツが入れ替わっても同じレベルで鉄壁っぷりを発揮。如何に組織/システムとして完成されているかが解る。全体を眺めていて感じるのが、Man-to-manなんだが、余りにも連携が完成され過ぎていて、あたかもZoneなんじゃないかと錯覚してしまう。Slide、カバーの連携/コミュニケーションが完璧。クリース前にギュウッとパックして、絶対にやばい位置&角度から打たせない。相当数のCuseのシュートが薄い角度からの変なシュートにさせられている。
  • 負けたとは言え接戦。非常に熱いいい試合。特に後半Cuseがエンジン掛かってからはどちらが勝つか解らない手に汗握る展開に。
  • 腐ってもSyracuse。シュートがゲロウマ。特に#21 Tim Desko (Sr)が今シーズン三度目?のBetween the legでの得点。ファンタジスタ。そして#22 OFMF JoJo Malasco (Jr)のTime and Room(スタンディングシュート)の鋭さえげつなし。
  • ただまあ、ちとCuseは全体的に、やっぱり若いのと、DFが明らかに去年から比べて数段緩いのと、Gが4年間ゴールを守ったJohn Gallawayから今年は一年生のBobby Wardwellになったのが大きな戦力ダウンに繋がっている。WardwellはUnder Armorにも選ばれているエリート高校生Gだったが、やはり明らかに大学レベルへのアジャストに苦しんでいる。来年以降での飛躍に期待。

Highlight


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