2012年5月13日日曜日

ラクロス映画「Crooked Arrows」vol.03

6月の劇場公開が迫り、カウントダウンモードに入りつつあるラクロス映画「Crooked Arrows(クルッキド=アロウズ)」。

Makingの映像がYoutubeにアップされており、印象的だったので紹介。

製作メンバー、及び主要キャストが製作の裏側について語っている。

面白いと感じたのは2点。

1. 徹底してラクロスのプレーのリアリティにこだわった点

製作の最初の段階で、この映画の成功の鍵は、ラクロスのプレーがリアルに再現される事にあると確認したとの事。インチキっぽい素人プレーでは絶対にラクロスファンを納得させられない。従って、演技のプロにラクロスを教えるのではなく、ラクロスに慣れ親しんだ実際の選手たちに演技を教えるというアプローチを取ったとの事。

個人的に絶対に正解だと思う。そうしないとギクシャクしたキモい動きの胡散臭い残念な映画になり兼ねないので。(実際にそうなっている悲しいスポーツ映画はゴマンとある。)

実際にプレーヤーとしてのオーディションをし、選手としてある程度優秀な選手のみをセレクトしたとの事。

実際の試合の映像を見てみても、かなりプレーとしての質は高い事が解る。そこがしっかりしている限り恐らく映画としては大丈夫だ。仮にストーリーがシンプルでも、楽しめる筈。

2. Native Americanの選手たち

メンツを見ると解る通り、IroquoisのU-19に入って来ているような選手たちもちらほら。昨年SyracuseからHamilton Nationalsに行ったJeremy Thompsonの兄弟や従兄弟、Albany Thompson一族がガッツリ入っている。

面白かったのは、Native Americanの選手たちと、Prep Schoolの選手たちを集めてやった試合のシーンで、キャンプ中に、最初はNative Americanの選手たちが萎縮してしまい、「やべえっすよ。あのアメリカ人のエリート選手たち巧くてかなわないっすよ...」と言っていたと。それに対して技術担当のコーチ達が「ま、いつも通り楽しくやりなよ」とアドバイスした所、一週間後には伸び伸びとプレーし始め、Behind the BackやらNo lookなどの遊びの延長のクリエイティブなプレーを連発し始め、持ち前のStick skillを軸にしてPrep school選手たちを圧倒し始めたとの事。

まあ、あのIndoorでのIroquoisの選手たちのプレーを見たらそら納得。それが正にこの映画のストーリー性の根幹にある訳で。

それを見たアメリカ人の関係者達が「これは今アメリカで高校や大学でメジャースポーツになっているが、元々はNative Americanにアメリカ人が授かった/教えて貰ったスポーツなんだと言う事を再確認した」との事。

最後にBrodie MerrilやPaul Rabilらスター選手たち、Gary Gaitら往年の名選手達も映っている。


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