Joe WaltersのInside Shooting
何故か軽くギャングスタ系ビジュアルのJoe Walters、今回はInside Shooting講座。以前紹介したMark MillonのThe Ultimate Guide to Youth Lacrosseでも同様にInside Shootingのインストラクションがあったが、非常に近いことを言っている。また、いくつかMark Millonのカバーしていなかった点をカバーしており、またしても基礎の基礎から一歩実戦に踏み込んでいて面白いネタがあった。
(2012年4月:おりょ、動画が削除されてますな...Joe WaltersがSTXから移ったから?ま、内容は以下の通り。)
1. ステップの向きと角度
- 一番ありがちな間違いは、ゴール横で上からボールを貰った後に、クリース横でのDFからのプレッシャーを避けるために、クリースから離れて外側に流れながら(fade awayしながら)シュートを打ってしまうパターン。これだと角度が薄くなって成功率が一気に落ちる。
- 正しくは、クリースの表側にグッとステップして、角度を大きくしてから打つこと。そっちの方が確実に成功率が上がるので。
- ついついスライドが来たらプレッシャーに負けてゴールの後ろに逃げようとしてしまう。それだとゴーリーからすると簡単に防げてしまう。
- →これ、非常に重要だ。角度を作るのは当たり前だと思い勝ちだが、確かにスライドのプレッシャーに負けて外に流れ勝ちだ。パッと試合でゴーリーの1 on 1を止められてるATの絵を浮かべると、確かに外に流れながら角度の無い中無理に打ってゴーリーにもろスティックを合わせられてたり、ドフッと体に当てちゃってる絵が浮かぶ。一方で、クリースの表側にグッと動いて来てる/踏み出して来てる絵だと、ガラ空きのゴールにパサッと入れてる絵が思い浮かび易い。この、「Dのプレッシャーが来るのは解る。だけど、それで楽な方に逃げちゃダメだ。結局シュートを外して損するから。」というメッセージが非常に重要だ。
2. 狙うべき場所
- ゴーリートの1 on 1では、「Shoot where goalie just was(ゴーリーが元々いた場所に打て)」の考え方が鉄則。
- 例えば、ニアに構えたゴーリーに対し、ファーにフェイクして、ファーにゴーリーを踏み出させ、元々ゴーリーがいたニアに打つ。基本的に一回動いてしまうと、瞬間的に元いた場所に戻るのは物理的に不可能。極めて高い確率で決められる。「ゴーリーが来た元の場所に打て」。
- もう一つは、ハイ→ロー、又は、逆に、Dip & dunk(ロー→ハイ)。でも、根底にあるのは、「Shoot where goalie just was」という鉄則。
- →延髄反射のレベルで、「こうやりゃ大体決まる」というのを体に刷り込んでおくと強い。いちいち考える暇なんてないので。
3. スティックの持ち方
- もう一つ重要なのは、スティックを持つ位置(Stick placement)。
- 通常のようにエンド近くを持たない。Choke upして短く持つ。ボトムハンドはエンドではなく、真ん中辺りを持つ。両手は近づける。
- そして、スティックは体から離さずに、出来るだけ近くに持つ。
- それにより、DFからのチェックを防げ、コントロールが圧倒的に上がる。
- フェイクもシュートも、スティックを体から離さず、肘を使わず、リストのスナップでクイックに、ピッピッ!と素早くやる。
- 彼のフェイクを見ると、本当に体からスティックを離しておらず、肘と腕をほとんど固定し、ヘッドそのものの場所はほとんど動いていない事に気付かされる。本当にリストと肩のラインの細かい回しだけでピピッ!と。
- →エンドの方を持ち、ヘッドそのものを手で大きく動かそうとしてしまっている選手も結構いらっしゃるんじゃないだろうか。コントロールは落ちるは、チェックは受け易くなるは、フェイクのスピードは遅くなるわ...いい事無し...もっと早くこの動画に出会っていればもっと生産性の高いプレーを出来てたはず。
- →Millonも全く同じ事を言っていた。ゴール前ではスティックを短く持つ。これがどうやらNCAA/MLLでの鉄則っぽい。
別の動画で同じ事を言ってるのでそっちを追加。
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