2012年4月28日土曜日

STX training vol.03 Anthony KellyのPower Shooting

Anthony KellyのPower Shooting

Anthony Kellyは(先日[2011年3月]North Carolinaをアプセットして一気に名を上げた)Ohio State出身のFOGO/MF。NLL/MLLでも活躍。去年までChcago Machineで、現時点ではRochester Rattlersのrosterに名を連ねる。非Hot bed出身/非強豪大学チーム出身でMLLで成功するような選手は、往々にして、単に能力が高いだけでなく、頭が良く、自分自身で自分をコーチする能力に優れているケースが多い。地元Ohioの高校でコーチをしており、指導方法が非常に解り易い。


ここではTime and room shooting(日本の和製ラクロス英語で言う所の「スタンディングシュート」。実はアメリカでは「Standing shot」という言い方はほとんど聞いた事が無い。)を解説。特に、どうやってpower & speedを生むか。
  • まず、一番大事なのは、野球のピッチング、footballのQBのthrowingと同じ。しっかりと全身を使って、体全体を連動(unison)させてパワーを生む事。
  • パスを投げるときと違い、敢えてスティックを長く持て。自分の場合トップハンドをかなりボトムハンドに近づけて持つ。(→この点、Millonのやり方と違う。)
  • 腕を出来るだけ体から離し、高く上げろ。よくジュニアの選手に言うイメージとしては、体とシャフトの間にいくつかのバスケットボールやバレーボールを入れるイメージ。
  • Butt endをターゲットに向けることで、更に大きくスティックと体の距離を取り、最大限のパワーの溜めを作る。
  • そして、野球のpitching/footballのpassingの要領で、後ろの軸足に乗った体重を一気に前脚へと乗せて行く。この時の感覚は、Steven Brooksの言葉を借りると、「Squash the bug」つまり、虫を前脚でズブシュッと踏みつぶす感覚。(→面白い。この身体感覚の表現。確かにこの感覚を持つと、前足にドンッ!と思い切り体重を乗せる感覚が良く解る。一年生を教える時等に有効かも。)
  • Torque(捻転)した体を一気に巻き戻し、リリース/フォロースルーに繋げる。
  • トップハンドはガイドハンドとして方向性を定める役割。ボトムハンドはpull throughしてパワーを生む役割。
  • バリエーションとして、over-hand, 3-quarter, side-arm, low-to-highなどを身につける。
  • ただ、その中でも特にover-handを最も練習する事。最もconsistent(一定/安定)なのと、最もパワーを伝えられるので。
  • 彼のお手本を見てよく解るが、非常に効果的に体の捻転を使い、スティックがムチの様にしなっている

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