2012年4月29日日曜日

STX training vol.04 Steven BrooksとKyle HarrisonのShooting out of a dodge(ダッジからのランニングシュート)

2011年3月18日


Steven BrooksとKyle HarrisonのShooting out of a dodge(ダッジからのランニングシュート)

これも、実戦的なことに加え、body-typeとplay-style、及び状況や相手に応じて使い分けられる種類の異なるランニングシュートの技術が紹介されていて面白い。



Steven Brooks: Leanして気合いで打つ
  • ちなみにSteven BrooksはSyracuse '08の優勝メンバー。その後Chicago Machineで活躍し、現在はLXM Pro。2010年のUS代表入りも期待されていたが、怪我で断念。2014年を目指したいとのこと。
  • DFに並走された状態での自分の得意なシュートを紹介。
  • Splitでoff handの右手から、strong handの左手に持ち替えつつダッジ。
  • DFはセオリー通り走りながら外にpush outしてくる。
  • その時に、流されずに、相手に対してleanする(寄りかかる)。何故ならpush outされてシュートアングルを失いたくないので。
  • その時に大事なのは、腕を体から離すこと。体の前側にプラプラ出しちゃうとリフトされちゃうので。なので、ボトムハンドをpunch outする形で、可能な限り後ろに伸ばして、手を体から離して、で、そこから相手のスティックチェックを「オラァ!」と力で押し切る形でグイッと打ち切る。
  • (→これも非常に面白い。相手を抜ききらなくても、並走した状態でシュートを決める技術をここまでちゃんと切り出して解説してくれてるのは珍しい。より実戦的。それもやはり何も考えずに出来る訳ではなく、意思を込めて腕とスティックを後ろに背負い、離す事でチェックを防ぎ、その後は力で押し切るという考え方。特にBrooksの場合はサイズがあり、leanが有効に使えるパターン。相手とのサイズ/パワーの差がある時は使いたい。)

Kyle Harrison: Step away and create separation
  • Kyle Harrisonの説明は不要だろう。Hopkins '05を優勝に導き、MLLで活躍。'06 US代表。
  • こちらはまた別のスタイルとやり方。
  • "Creating separation"(間合いを作る)の技術。
  • ダッジ後にDにタイトに付かれてる状態だと、そのまま無理して打つと当然チェックを受けてフォロースルー出来ず、上手くシュート/パス出来ない。
  • 従って、一つのアプローチは、ダッジ後の直線的な動きから、外側に数歩step awayしてDとのスペースを作り、手にチェックを受けない状態を作り、ベストなシュートを打つ。
  • (→Kyle Harrisonの場合Brooks程サイズが無く、一方でより器用でアジリティがある。相手にサイズ/パワーで負けていて、スピードで勝てる時はこっちの動きの方が効果的。)

にしても、こうやって二人ともかなり状況に応じて相当考えながら、技術を意識化してやっているんだなということが良く解る。まあ、二つを相手と状況に応じて使い分けられるようになればベスト。まずは自分の特性に合ったパターンから極めるって感じだろうか。

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