2011年5月6日金曜日

Cornell #3 AT Rob Pannell Interview

去年、そして今年と、このブログでも散々紹介して来た今年のTewaaraton (MVP)確実と言われているCornellの3年生キャプテン、#3 AT Rob Pannell。テキトーにいろいろ見てたらCornellのウェブサイトにがっつりインタビューが載っていたので転載。選手として、人として刺激と学びを得られると感じたので。

というか、マジか?本当に22歳か?ってくらい成熟している。選手としても傑出しているが、リーダーとしても素晴らしい資質を備えつつあると感じる。やはり「ラクロス浪人」の記事でも紹介した通り、高校時代に目立たず、Cornellにも浪人してやっと拾ってもらったという苦労人としての体験が生きているのかも知れない。目指しているレベルが極めて高い。決して現状に満足する事無く、常に改善しようと、上を目指そうとし続けている。選手としても、リーダーとしても。

ガチな話、彼は本当に今後MLLやTeam USAを引っ張る偉大な選手になって行く気がする...んでもって一社会人としても間違い無く成功する気がする。スゲー。ホントに。こういう人物を輩出するアメリカのラクロスはやっぱり奥が深いと感じる。

リクルーティングの話
  • 自分は体が小さいし、遅咲きだったので、結局高校卒業時点で下位校一校からしか推薦を貰えなかった
  • Bratton兄弟ら同級生は華々しく強豪校にリクルーティングされて行くのを尻目に見ながら
  • 親戚と相談した結果、それを見送り、一年浪人してよりいい学校に行こうとし、Deerfield Academy(プレップスクール)に一年行くことにした。(ちなみにUNCのBilly Bitterは一年先輩)
  • が、そのタイミングも遅かったため、結局ラクロス部には引っ張ってもらえず、バスケ推薦で席を確保して貰った
  • でも、結局その後もそんなに状況は変わらず、結局HarvardやPennに声を掛けて貰うも、入学に至らず、最後の最後にCornellのTambroniに拾って貰った
  • (→いやしかし、その後にMVP級の選手になる訳で。他の学校はそれを見抜けなかった訳で。Tambroniの眼力たるや恐ろしい。)

Coach Tambroniの移籍
  • Tambroniとはオフェンスで一緒に戦って来た仲間だった事もあり、移籍にはやはり正直かなりショックを受けた。

Ben Delucaのヘッドコーチ就任
  • 一方で、Ben DelucaがCornellの内部昇格でHCになると言う事が非常に嬉しいと感じた。
  • Cornell出身で、アシスタントコーチとして何年も経験を積んで来ており、Cornellのメンバーやカルチャー、仕組み を知り尽くしていた。そしてそれが極めて重要な事だった。
  • 多くのチームがHCを外から連れて来て、それまでとは違うことをやり、復活するまで2-3年掛かったりする。それが無かったのは非常に良かった。

自身の成長について
  • '08年に準優勝したチームで、Max SeibaldやJohn Glynnという素晴らしい4年生達と、1年生ながらフィールドで共にプレー出来た事は信じられないくらい素晴らしい体験だった。
  • 彼らのリーダーシップから多くの事を学んだ。常に自分がリーダーとして、彼らのようにやれているかと考える。
  • 自分自身高校時代からキャプテンをやって来たが、決して彼らのようにsuccessfullyに出来てはいなかった。
  • 選手として、決して今いるレベルに満足する事無く、常に更なる高みを目指して、高い目線を維持して、研鑽し続ける姿勢。(→これは間違い無く彼は実行している。もし「試合に出る」や「同学年でトップレベル」を目標にしていれば、2年前で成長は止まっていた筈。「NCAAでトップレベル」を目標にしていれば去年で成長は止まっていた筈。恐らく彼はもっと全然上を目指してるんじゃないだろうか。「史上最高」/「世界最高」?自分が与えられたDNAで理屈上なり得る本当の限界?こういう高い目標設定とそこに向けてのガチのコミットメント/信念は是非とも見習いたい。)
  • そして、チームメンバー対してもhigh-expectationを持ち続けること。決してぬるま湯に浸る事無く、周りのメンバーに大しても決して妥協する事無く、demandingに高い水準のパフォーマンスを求めて行く事。
  • さらに、人によってはストレートに怒鳴る、人によってはそうじゃなく、抑えめのトーンで伝えるなど、相手によってコミュニケーションを使い分ける等の必要さを学んだ。
  • メンバーの一人一人をチームメンバーとして愛し、感謝する事の大切さ
これ、直感的に、2014年のDenverでのUS代表、もしかしてMax Seibaldキャプテンで、Rob Pannellが脇を支える、みたいなCornellリーダー陣が率いるチームになるんじゃねえかって気がして来た。でもってPaul Rabilが覇王としてバチッと締めると。

動画のリンク








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