2011年5月26日木曜日

NCAA 2011 vol.46 Tournament Quarter Final Notre Dame vs Duke

やはり、John DanowskiのDukeがNotre Dameにシーズン当初の借りを返し、雪辱。

双方素晴らしいプレーを見せたが、Dukeの能力と層の厚さが上回った。

Notre DameのDFとGoalie Kempが素晴らしいのは相変わらずだったが、先週のDelawareとの一回戦でボッコボコに失点しDukeの最大の問題と見られていたDFが、グイッと修正されてきた。

また、先週の一回戦では脳震盪で欠場していたDukeのゴーリー、#4 Dan Wigrizerが復帰し、何故か異様に力が抜けていいセーブを見せ、70%超のセーブ。去年のプレーオフは1年生でゴールを守っていたが、Quintからも再三体全体、特に腕に力が入り過ぎ、固くなってしまっており反応が悪くなっていた。が、今回の試合では明らかに改善されており、柔らかく、しなやかに、スパンッとシュートに反応出来るように。

一方のNDは、やはり得点源が#33 MF Earl、#28 MF BrennemanというMLL MF2枚に完全に頼らざるを得ず、彼らのシュートが枠に飛ばないと一気に苦しくなるという問題がここに来て露呈してしまった。

再戦のマネジ

先日の「再戦の科学」でも取り上げた、再戦の面白さ。Dukeの場合は正に3ヶ月で若い選手たちが成長して全く別のチームになる、というパターンだった。#31 AT 1年 Jordan Wolfなんてシーズン当初は試合にほとんど出てなかった訳で。それがシーズンを通して今やオフェンスの柱になっている。

ピーキングの妙技

Dukeはシーズン前のランキングで5位。Quint始め多くの関係者やファン(そして僕自身も)明らかにoverrated(過大評価)だと見ていた。が、結局ベスト4に残っている...シーズン当初のDanowskiコーチの、「いや、今年のチームは去年のチームとは違うけど、潜在能力の高さでは上だと思う」という言葉と、偉く楽観的なトーンが今となっては正しかったということだ。

にしても、シーズン初期にはNotre Dameだけでなく、Pennにも負け、「やっぱボロボロじゃん」と見られていたが、そこからここまでグイグイと成長して、プレーオフにパフォーマンスのピークを合わせて来た。ピーキングのお手本。リーグ戦初期はある意味投資の期間と割り切り、徹底してGBや切り替えだけに集中する、基礎を固める、ということをやって来たが故の今。

Semi FinalはMarylandと三度目の対戦

てな訳で、準決勝は同じACCのMarylandと。三度目の対決。レギュラーシーズンではチャレンジャーのDukeがMarylandを破り、ACC Finalでの二度目の対決ではMarylandが力と経験と気持ちで捩じ伏せリベンジ。三度目の今回はどうなるか?

結局、準々決勝4試合全て番狂わせ

ってことで4つのQuarter Finalが終わった訳ですが、なんと、4つ全てで下位シードが上位シードを倒した。多くのファンが、Syracuse-Notre Dame、Cornell-Hopkinsの組み合わせを予想していたはず。それが4枚全部違う顔ぶれに...Madyland-Duke、Virginia-Denver。これ予想出来てたら万馬券。でも、振り返ってみると、確かに、そんなにむちゃくちゃおかしい事ではない。Denverの試合をちゃんと見ていた人はDenverのFinal Fourを予想していた。でもまあ、何とも密集した、本当にどう転んでもおかしくないくらい戦力均衡したリーグと言う事だ。その中でギリギリの中でお互い切磋琢磨して行く。そりゃ強くもなるわ。

IL Highlight

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