2011年5月21日土曜日

NCAA 2011 vol.41 Tournament 1st Rd Villanova @Denver

DenverはHC Bill Tierneyの下極めてタイトないいチームを作って来ており、既にECACを2年連続で制している。

一方のNovaはここまで非常にいい成績で、Syracuseを1点差まで追いつめている。一方でTV放映が無く、「Sasquatch(雪男:超話題になってるのに誰も実物を見た事無い)」とも呼ばれる。

Denver強し。結構下馬評では、Novaが強いので危ないかもとも言われていたが、3Qまで互角の戦いをするも、最後に差が出た。

見て、引き続きチームとして非常に質の高いラクロスをしていると感じる。OFもスペースをよーく解った上で、オフボールで非常にいい動きをして効率的に点を取っている。

Canadian軍団の一人、#22 AT Mark Matthewsがマジで魔術師。ダッジの時に普通のスプリットでも無く、Swimでもなく、下からスッとクロスオーバーで交わすのが超カッコいい...相方の#33 AT Demopolousも引き続き上手い。特に12点目?くらい?のXからのCome aroundでのスティックプロテクションからシュートまでが技巧派過ぎる。見て学べる事が非常に多いチーム。

また、DFで非常にBill Tierneyの特徴として出ているのが、ファウルがほとんど全く無い点。Villanovaが10個近くファウルをして結構EMOで失点してしまっているのと比べても際立つ。

何気に凄いなと感じたのが、1年生Goalieの#16 Jamie Faus。1年生にしてNCAAトーナメントの舞台。臆す事無くgreat saveを連発している。彼も恐らくTierneyに惹かれて入学を決めた新戦力の一人か。今後3年間彼を柱にして鉄壁DFを作り上げて行くんだろう。


ちなみにBill Tierneyの代名詞、スーパー早めスライドは今回は影を潜め、ほとんど1 on 1で決着しようとしている。恐らくNovaのOFには1 on 1で完結出来ると踏んだんだろうか。が、それが仇になり結構スライド不足でやられてしまっていた。Quarter Finalで当たるHopkinsではさすがにそれはキツいだろうから、ガンガンスライドしてカバーしてローテしてくるはず。


準々決勝はHopkinsと

Bill TierneyのDenver対Coach PetroのHopkins。Tierneyが80年代にHopsでアシスタントコーチをやっていた時代にPetroを選手として見ており、その後もTierneyのPrinceton時代に何度も対戦している。お互いの事を知り尽くした者同士の激突。

DenverはMatthewsとDemopolousのCanadian AT 2枚看板がフィジカルなHopkinsのDF相手に結構苦しむ気がする。

Set-offenseでじっくり組み立てて攻めるスタイルで、無駄なturn-overの少ない両者にとって、F/Oが結構鍵になるが、ここもHopsの#4 Dolente(今年のF/O No.1。何と67%!!)に分がありそう。前半仮にDenverが食らい付いて行けたとしても、やはり後半にフィジカルの違い、層の厚さの差が出て、意外とあっさりやられそうな気もする。

が、仮に今回準々決勝で姿を消したとしても、忘れてはならないのは、Canadian AT 2枚も含めた主力のほとんどが3年生以下であること。そして、来年以降Tierneyが本格的にリクルートした新入生がガンガン入り始めて来るということ。特にCalifornia、Texas、Arizonaと言った西のエリアから強力なアスリートを確保出来るパイプラインを持つことは結構な脅威になり得る。来年以降Serious contenderの仲間入りという事になってくるだろう。

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