2011年5月15日日曜日

NCAA 2011 vol.35 Tournament 1st Rd Hofstra @Johns Hopkins

Hopkins時代にチームメートのコーチ二人。HopkinsのCoach PetroとHofstraのSeth Tierney。ちなみにSeth TierneyはDenver HC Bill Tierneyの甥。

JHUのプレーオフ仕様のメットのでかい翼がカッコいい(ILの記事)。

戦前評では結構互角、数点差の試合、場合によってはHofstraによるアプセットと見られていたが、蓋を空ければ12-5でHopkins。1QだけHofstraにリードを許したが、その後は完全に圧倒。全くHofstraの良さを出させずに完勝。

強かった。Hopkins。

何が強かったかと言うと...
  • F/O圧勝。今シーズンのNCAA最強Face offer #4 Matt Dolenteがボッコボコに完勝
  • 全体的に、フィジカルの強さ(特にDF、MFのサイズ、身体能力)そして、層の厚さ。一枚目では互角に戦えていたHofstraも、後半になると同じレベルのMFが3セット揃っているHopkinsに対し、明らかに一枚目がフル稼働でばててしまった。この辺が、レギュラーシーズンで強そうに見えていたHofstraの限界か。また、Hopkinsの様な本当の強豪校の地力か。
  • HopkinsのDFの準備と完成度。スカウティングと組織DFのコミュニケーション/統制の完成度の高さ。強力な個を備えたHofstraを相手に、物凄い対策を立てて動きを読み、ちょっと崩されてもチーム全体の連携でほぼ完璧に抑え切った。試合終了後のQuintの分析曰く、#20 Jay Card & Jamie LincolnのCanadian 2枚の強力ATも、フィニッシュ力こそあれ、ダッジにより切り崩す能力は高くない。限られたMFのダッジャーに絞り、確実に早めスライドを飛ばし、それ以外は遅めのスライドにして1 on 1で確実に止める。下手に他を空けさせない。という方針を徹底出来ていたと。
  • OF全体の連携。Selfishじゃなく、チーム全体で最も確実に高い確率のシュートを打てる者が打つ、という哲学が徹底されている。あと、恐らく決めプレーのフォーメーションをかなり引き出しにストックして出して来ていた。プレーオフのように負けたら終わりの一発勝負で一週間掛けて完全に準備するフォーマットでは極めて生きる。
  • あと、最後に、個人的に感じたのが、#42 4年 AT Kyle Whartonの成長と活躍。残念ながらMLLにドラフトされなかったWharton。やれシュート力だけだ、ダッジの突破力が無い、フィード出来ないと批判されて来た。が、シーズンを通して確実に成長し、それらの批判を跳ね返し、気付けばMLL選手や解説者をして「MLLで活躍出来るんじゃないの?」と言わしめるまでに。抜くし、フィードもするし、右手でも決めるし、ダイブして得点したりもしている。明らかにプレーの幅が広がっている。4年生としての責任感もあるだろう。最高学年になって尚、ここまで人って変われるんだ、成長出来るんだ、と、感動させられた。ともすれば4年生になって、自分の明確な左のロングシュートという武器が有れば、そこで満足してしまってもおかしくない。でも、それをよしとせずに更に自分の殻を破り、"get out of your comfort zone"で成長しようとする姿勢。見習いたい。
IL Highlight


ESPN Highlight(リンク

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