2011年5月19日木曜日

NCAA 2011 vol.39 Tournament 1st Rd Maryland @North Carolina

今シーズン既に二度対戦している両者。リーグ戦での1試合目はMarylandが先行するも、その後のRyan Youngのilegal stickで3分で3点取られ、UNCのZoneがハマってUNCが圧勝。ACCトーナメント準決勝の2試合目はMDが雪辱。と来てからの三度目の対決。

出だしはMD #27 AT Ryan YoungとUNC #4 AT Billy Bitterという近所で育ち、共にNCAAを代表するATに育った幼なじみ二人の点の取り合い。Billy Bitterはマジで何人も引きつけて交わしまくって点とるか、ぐちゃっとやられるか。相変わらず特攻隊だ...決まればハイライトリール。

が、MD #31 G Niko Amatoの活躍もあり、じわりじわりとMDが点差を広げる。Amatoは去年red-shirt(棄権)していたので、まだ1年生。今後3年MDで守護神の名を欲しいままにするだろう。コーチ的にはここがしっかり計算出来ると相当チーム作りがやり易い。'98 & '10 US代表正ゴーリーのDocことBrian Doughertyの弟子。明らかに、ポジショニング、姿勢、動き、予測、DF統制やパスカット/ライドまで、相当な方法論/セオリーを持ってプレーしている。Goalieの選手が見て学ぶ対象としては非常にいいかも。

UNCのZoneに対し、MDはPickを絡めた2 on 2で効果的に点を取っている。なるほど、ロングシュートと速いパス回し以外にもこういう形で崩せるのか。

MD 3Q 9点目の#37 LSM Brian Farrellから#1 AT Grant Catalinoへのhidden ball trickは圧巻。審判、5つのカメラ、全ての観客を騙した。Long stickでやるってのは予想してなかった...カメラが引っ掛かっちゃってるので、全体を捉えた映像が無し...

後半はさらにMDのオフェンス力が炸裂し、Dも確実にシュートの機会を潰し、Niko Amatoが素晴らしいセーブを見せて締め、13-6で完勝。実力通りという感じ。

UNC、個人的に応援していたので残念だった...が、まあ、今年もフィールドに出ている選手のほとんどが1年生だったことを考えると、今後数年は強豪として優勝を狙える位置に居続けるだろう。(でも、恐らく超強力になってしまったHopkinsには来年再来年は敵わない気がするけど...)来年はBilly Bitterの弟Jimmy Bitterも入学する。また来年以降に期待したい。そしてBilly BitterにはDenver Outlawでの活躍に期待。Joe Breschiのリクルーティング力で今後もガンガン強い新入生が入り続ければ、強豪定着も期待出来る。

Marylandは準々決勝でSyracuseと

さて、どうなるか。Quintも、「過去のNCAAラクロスの歴史の中で最もレベルが高く、過酷な準々決勝の組み合わせ」と言っている。Marylandがシーズン中にグラグラしていくつかの試合を落としてしまったため、実力不相応にも第一シードのSyracuseの山に入ってしまった。日曜のこの試合は、もしかしたら今年の事実上の決勝戦になるのかも知れない。

SyracuseのDFは鉄壁。特にエースキラー/イレイサー(消しゴム君)の異名を持つ#40 DF John LadeがMD #27 AT Ryan Yongをガチンコで潰しに来るはず。Youngが封じられてしまうと、MD OFはかなりキツくなる気がする。また、得点源のOFMF #19 Joe Cummingsに対しては#11 LSM Joel Whiteか#19 DFMF Drew Adamsがビタッと着いて潰しにくる筈。だとすると「らしくない」MDのOFを見ることになるのか?

ただ一方で、SyracuseのOFも必ずしも安定していない。特にMD G Amatoのセーブ力の高さを考えると、結構な数の際どいシュートを止めるはず。Syracuseにとっては最大の試練。うをーどうなるんだ...

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